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【入院あるある】ウェルビーイング観点で入院を最適化する①

おはようございます、今日は2024年6月20日、伊豆は晴れています。
夏至の日、日が一番長いこの日に、
私たちはウェルビーイング、つまり心身の健康と幸福を高めるための新たなステップを踏み出すことを提案します。

突然ですが、ヒトは入院します笑

入院すると、たとえ日頃ウォーキングや酸素カプセルを生活習慣にしている皆さんにとって、ルーティンができないことがストレスになるだけでなく、いろいろなことが入院中にはおきます。

入院加療が必要だから、入院する必要があるので、
少しでもよりよく入院時間をすごせればと思います。

個々の病院や患者の体験により異なることはご承知おきいただきながら、
今回家族の入院をきっかけに気付いたこと、
調べたことをまとめてみたいと思います。

これをきっかけに、入院を最適化するジャーニーをはじめたいと思います。

現状分析

良かった点TOP10

  1. 医療スタッフの対応:
    医師や看護師の丁寧な対応や説明が評価されることが多い

  2. 清潔な環境:
    病室やトイレ、浴室の清潔さは患者の満足度に大きく影響します

  3. 食事の質:
    栄養バランスの取れた美味しい食事は患者の心身の健康を支えます

  4. 設備の整備:
    快適なベッドや適切な温度調整などの設備は患者の快適さに寄与します。

  5. 情報の提供:
    病状や治療方針についての適切な情報提供は患者の不安を軽減します
    入院当初にシェアされる「入院計画書」これのアップデートは、スケジュールが明確になることで、希望のひかりとなります。

  6. リハビリテーション:
    効果的なリハビリテーションは患者の回復を促進します

  7. 患者間のコミュニケーション:
    個室はありがたいです笑
    とはいえ、中長期の入院となると、
    大部屋や共有スペースでの患者間の交流は心地よさを提供します

  8. 訪問者への配慮:
    訪問者への配慮は患者の心理的な安定に寄与します

  9. プライバシーの尊重:
    個人情報の保護や個室の提供など、プライバシーの尊重は重要です

  10. 退院後のサポート:
    退院後の生活指導やフォローアップは患者の安心感を高めます.

悪かった点TOP10

  1. スタッフ不足:
    スタッフ不足による対応の遅さや不十分なケアは不満の原因となります
    看護観点より介護観点でのサポートのほうが、不満に至る傾向にあるようです。
    具体的には、食事、清潔関連である入浴、タオルサポート、排泄などの日常生活の援助です。
    一方、看護師さんとしても、本来、看護は医療行為の一部であり、患者の健康状態の開園・維持を目指す立場からすると、介護領域にあるような日常生活の支援・患者が自立した生活をおくることができるように支援するところまで、理想はあっても、現実的にマンパワー不足で手が回らない、そうしたことが常態化して、当初の理想とほど遠いサービスレベルのなかで”現実的にできることをやっている”というのもあるようです。

  2. 情報提供の不足:
    病状や治療方針についての情報提供が不足していると不安を感じます.
    スケジュールの提示がない、説明がない、
    名作「白い巨塔」さながらに、「大人数で回診」してきているのに説明がないというのは、病院で後進の育成を目的としている部分を理解していても、いざ中長期の入院となると、疑問と不信のきっかけになるようです。

  3. 食事の質:
    食事の味や栄養バランスが悪いと不満を感じることがあります

  4. 設備の不備:
    古い設備や不快な温度設定などは不満の原因となります

  5. プライバシーの侵害:
    プライバシーが侵害されると、不快感や不安を感じます

  6. コミュニケーションの不足:
    医療スタッフとのコミュニケーションが不足していると不安を感じます
    ナースコールを押して「どうされましたか?」の音量が聞こえず応答できないと、看護師さんヘルパーさんがベッドサイドまできてくれない、これで相談やお願いができないで1~2時間経過することだけでなく、せっかく相談してもたらい回しでスタッフ交代で申し送り事項漏れとなり、またゼロから相談やお願いをするというのは大変な苦痛に至ります。

    過去に遭ったはなしですが💦 
    15:50ナースコール 反応なし
    15:55ナースコール 2回目 
    15:57看護師さんがきてくれるおむつ交換お願い
    「16:00から順々に担当がきて、おむつ交換します」
    16:30廊下からスタッフさんたちのざわつく声
    「この部屋おむつ交換飛ばされている?」
    16:40ナースコール3回目
    16:47看護師さんがきてくれて、15:50から放置されている
      看護師さん冷笑を浮かべ、無言で退室
    17:22 ナースコール4回目 反応なし
    17:23 ナースコール5回目 
       看護師さんがきてくれて おむつ交換お願い
       「16:00にしている!!!」お見舞いで私がいた時間帯に対応したといいきる看護師さん💦
       「15:50から放置されたままだからすぎになんとかしてほしい」
    17:30 「それならOKです」と、看護師さん
       この看護師さんのコメントも驚きですが💦💦💦
       なんとか、おおよそ1時間半かかりながらも、
       ようやくおむつ交換を放置された経験があります😢

    コミュニケーション不足だけでなく、
    スタッフ不足の構造的欠陥かもしれませんし、
    看護師さんの立場からすると、介護領域は専門の方にお願いしたいのかもしれませんが、申し送りが機能せず、結果その間に5回ナースコールしていても1時間半経過後ようやくの対応となると、、、トイレに行けない入院患者にしてみると、看護師も助手もヘルパーさんの差は関係なく、すぐに対応してほしい、そう思ってしまうものです。
    結果的に、この入院患者は、トイレを極力我慢するようになり
    腰骨骨折で入院したのに、腹痛にはじまり、尿毒症まで至ったそうです。
    こわいですね~

  7. 待ち時間:
    入院だけではなく、外来もそうですが
    検査結果の連絡や治療の待ち時間が長いとストレスを感じます

  8. 病室の環境:
    病室が狭い、騒音が多い、明るすぎる、職員が昼なのにすぐに消灯する、エアコンの通風孔がきたない、壁がはがれている、シーツ交換が1週間に1回もない、汚れたときによごれたまま放置するなどの環境は不快感を引き起こします

  9. 退院後のサポート不足:
    入院中の主治医と退院後のかかりつけ医の連携不足を原因として、
    退院後の生活指導やフォローアップが不足していると不安を感じます

  10. 医療費の高額化:
    医療費が高額であると、経済的な負担を感じます

これらのポイントは一般的な観点であり、
具体的なランキングは個々の病院や患者の体験により異なることをご理解ください。

エビデンス:


▽ 入院患者満足度調査 結果報告書 - 九州大学
 https://www.hosp.kyushu-u.ac.jp/uploads/file/blockeditor/2751.pdf

▽2020 年度 入院患者満足度調査結果 - 公益社団法人信和会
 https://www.shinwakai-min.com/kyoto2hp/evaluation/pdf/2020_inpatientSatisfactionSurvey.pdf

▽ 入院患者満足度調査 結果報告書
 https://www.hosp.kyushu-u.ac.jp/uploads/file/blockeditor/1748.pdf


入院生活を最適化する
現状分析
自分でできる工夫
入院生活にあると便利なアイテム
こんなお見舞いはいやだ泣
こんなお見舞いがうれしい
長期入院するヒトに望まれるマインドセット
長期入院を支えるヒト、入院患者によりそうを考える
看護のこころ 日野原重明先生の最終講義に学ぶ
このような点に注目して、今後展開したいと思います。
お楽しみに~

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