【入院あるあると自分でできる工夫】ウェルビーイング観点で入院を最適化する②
2024年6月21日
皆さん、おはようございます。伊豆は雨模様☔
雨の日、あいにくの雨の日と言いますが、
YouTube、インスタグラム、TikTokなど動画投稿サイトで雨は人気コンテンツでもあります。
雨の音には、リラックス効果がある周波数や1/fゆらぎがある。
イライラ・ストレスを感じるとき雨音を聞きながら、深呼吸がいいですね。
でも、入院中、それもいまどきの病院は、
構造的に窓が開いているシーンを見かけなくなりました。
そうです、エアコンで空調管理されているので、
窓は閉ざされ入院患者は雨音を聞くことがなくなります。
そこで、今日はウェルビーイング観点で入院を最適化する、
自分で工夫できることを探すジャーニーを進めたいと思います。
入院生活は誰にとっても大変な経験です、
入院されている方が全快して退院にむけて進むということでは、
病院全体が応援してくれていると理解することもできます。
ただ、現実は、昨日まとめたように、
良い面もあれば、そうでない面もあります。https://note.com/premier12/n/n7f1f8a8c18bc
それをウェルビーイング観点から最適化する工夫をすることで、
より良い体験に変えることができます。
今日はそんな自己工夫のすすめについてお話しします。
なぜ入院生活を最適化する工夫が必要なのか
入院生活は制約が多く、ストレスが溜まりやすい環境です。
しかし、自分で工夫をすることで、そのストレスを軽減し、
より快適な生活を送ることが可能です。
また、ウェルビーイングを高める観点からも、自己工夫は非常に重要です。
ウェルビーイングとは、心身の健康や幸福感を指す言葉で、
これを高めることで、全体的な生活の質が向上します。
入院生活を最適化する工夫の例
例えば、入院中は窓が開けられないため、
雨音を直接聞くことができません。
しかし、YouTubeやインスタグラム、TikTokなどの動画投稿サイトで雨音の動画を探し、それを聞くことで、リラックス効果を得ることができます。最近の入院患者さんはPCやスマホを持参されている方も多いようです。
日頃、そうした動画投稿サイトを見る時間がない方も、
入院中はお時間をとることもできます。
自然の音には多くの種類があり、
それぞれがリラクゼーションやストレス解消に役立つと言われています。
波の音:
海岸で聞こえる波の音は、リラックス効果があり、安らぎを感じることができます。鳥のさえずり:
鳥のさえずりは、穏やかな気持ちにさせ、心地よい疲労感を生み出し、良質な睡眠を促します。川のせせらぎ:
川のせせらぎの音は、心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があります。雨の音:
雨音は、リラックス効果があり、特に睡眠前に聞くと深い眠りを誘います。風の音:
風が木々を通り抜ける音や、風が草を揺らす音なども、心地よいリラクゼーション効果があります。
これらの音は、自然の中で耳にすることができますが、
現代ではYouTubeや音楽ストリーミングサービスなどで、
これらの自然の音を集めた音楽を聞くことができます
(1) 自然の音息_ep.01 蓼科大滝の滝音 12時間 Relaxing Nature Sounds_Waterfall_12 hour
(2) 【めっちゃ綺麗な鳥のさえずり 自然音】鳥の鳴き声に癒される nature sounds 3hr 安比高原のブナ林に響き渡るBird song 作業/集中/睡眠/リラックス 4K映像
(3) どうして人は音に癒しを感じるの?音がもたらす癒しの秘密とは?
(4) 自然の音のヒーリング効果とは?溜まっているストレスをゆっくりとかそう
(5) 【ハワイの海の音】ワイキキビーチの波の音に癒される|自然の音でリラックス・疲労回復・心の充電
(6) 自然音の癒し効果とは?おすすめの自然音BGM4つも紹介
(7) 自然音の癒しのヒミツ♡森林浴による癒しは超科学的!?
病室を自分好みにアレンジすること
より居心地の良い空間を作り出すことも可能です。
かなり限定的になりますし、病状によっては部屋移動もありますが
中長期の入院になればなるほど、
少しでも、自分空間をデザインするのは良いこころみだと思います。
ウェルビーイングを高めるためのアクテビティ
デジタルでの楽しみはもちろんですが、
ウェルビーイングを高めるためには、以下のようなアクテビティが有効です。
それぞれについて、具体的な例とその効果を説明します。
適度な運動:
入院中でも、ベッドの上でできる軽いストレッチや、医師の許可があれば、病室内を少し歩くなどの適度な運動は、体力維持やリハビリに役立ちます。また、運動は心地よい疲労感を生み出し、良質な睡眠を促します。バランスの良い食事:
入院中は食事が制限されることが多いですが、栄養バランスを考えた食事を摂ることで、体力回復や免疫力向上につながります。例えば、タンパク質は体の修復に必要で、ビタミンやミネラルは免疫力を高めます。十分な休息:
病気の回復には十分な休息が必要です。特に、深夜や早朝に看護師さんが来ることで睡眠が途切れがちな入院生活では、昼寝を取るなどして、睡眠時間を確保することが大切です。趣味の時間:
趣味は心のリフレッシュにつながります。読書や音楽鑑賞、手芸など、静かにできる趣味を持つことで、入院生活が楽しくなります。感謝の気持ち:
毎日サポートしてくれる、看護師さん・リハビリの先生、助手さん、栄養士さん、薬剤師さん、そして主治医とそのグループの皆さん、病院運営に携わる方やお見舞いに来てくれる人への感謝の気持ちを忘れずに、
ポジティブな気持ちを保つことが大切です。
これらのアクテビティは、ウェルビーイングを高め、
入院生活をより快適にするための具体的な工夫です。
皆さんも、自分に合った工夫を見つけてみてください。
感情的メリット
自己工夫をすることで、入院生活がより快適になり、ストレスが軽減されます。これにより、心身の健康を保つことができ、ウェルビーイングを高めることが可能となります。
機能的メリット
自己工夫をすることで、入院生活の制約を緩和し、より自由度の高い生活を送ることができます。これにより、入院生活がより快適になり、リカバリーにも良い影響を与えます。
障壁とその克服方法
入院生活には様々な制約があります、
それを工夫で克服することが可能です。
例えば、窓が開けられない問題に対しては、
雨音の動画を聞くことでリラックス効果を得る、といった具体的な工夫が可能です。
映画の引用
「人生は一度きり、だからこそ自分のために最善を尽くそう」
- 映画「ショーシャンクの空に」より
偉人の名言
「困難を乗り越えることで、人は真の強さを手に入れる」
- フランクリン・ルーズベルト
エビデンスに基づく情報
「入院生活とウェルビーイングについての研究」: 世界保健機関(WHO)は、健康とウェルビーイングのためのセルフケア導入に関するガイドラインを発表しています¹¹。このガイドラインでは、健康だけでなく「ウェルビーイング (well-being) のために」という文言が新しく付け加わっています¹¹。これは、健康とウェルビーイングをめざすためのセルフケアを支援する体制づくりが必要であると考えられています。
「自己工夫による入院生活の改善についての論文」: 入院中の高齢者の主体的な療養生活を支援することに関連する医療現場の課題とその構造を明らかにする研究が行われています¹。この研究では、高齢者がある活動や思考などをなすとき、自己の純粋な立場から、認識や行為または意識の担い手として環境に働きかける、あるいは働きかけようとする態度として「高齢者の主体性」を定義しています。
「ウェルビーイングを高めるためのアクテビティについての文献」: ウェルビーイングを高めるためのアクテビティについては、様々な研究が進んでいます。例えば、前野隆司教授のチームの研究では、主観的ウェルビーイングを構成する心理的な要因を ・つながりと感謝(ありがとう因子) ・自己受容と楽観(なんとかなる因子) ・自己実現と成長(やってみよう因子) ・自信と自分らしさ(ありのままに因子) の4つの因子に定義しています。
活動に関連する研究・文献・関連URL:
(1) WHOガイドライン 健康とウェルビーイングのための セルフケア .... https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/357179/9789240052239-jpn.pdf
(2) 入院している高齢者の主体的な療養生活を支援することに 関連 .... https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900116488/13448846_18-1_11.pdf
(3) ウェルビーイングとは~「よい状態」を目指す具体的な方法を .... https://health2sync.com/ja/blog/well-being/
(4) 『健康とウェルビーイングのためのセルフケア導入に関する WHO .... https://japan-who.or.jp/about-us/notice/2405-43/
(5) 自己申告による入院患者の病院食の摂取量と その関連要因に .... https://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/1/15206/20160527212635149179/014_1_037_045.pdf
(6) 在宅に向けた自己管理教育 - J-STAGE. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsrcr/26/3/26_446/_pdf/-char/ja
(7) 内服自己管理へ向けての支援. https://www.saiseikai-shiga.jp/content/files/about/journal/2018/journal2018_10.pdf
(8) 患者と家族の思いに沿った退院支援―患者と家族の療養生活に .... https://gcnr.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=688&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1
(9) 看護師のウェルビーイングとコミットメント・職場の 人間関係
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/84/5/84_468/_pdf
(10) 幸福とウェルビーイングへの道を求めて。日本が直面する課題 https://www.sophia.ac.jp/jpn/article/feature/the-knot/the-knot-0183/
(11) 病いと健康――ウェルビーイング再考
https://psych.or.jp/publication/world103/pw04/
(12) ウェルビーイングの向上を目指した創傷管理 - J-STAGE. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpnwocm/18/3/18_265/_pdf/-char/ja
(13) ウェルビーイングはスポーツ観戦によって醸成される
https://www.waseda.jp/fsps/rcsports/news/2024/03/27/1579/
クロージングメッセージ
皆さんも、入院生活を最適化する自己工夫を試してみてはいかがでしょうか。入院されている方はご自身で、身近な方が入院されている方は、次回お見舞い行った時のコミュニケーションの中で、自然に負担にならないように伝えてみる、など。
ウェルビーイングを高めるために、少しでも快適な生活を送ることが大切です。
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