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【講演レポート】キャリアは今つくられる——プレゼンテーション×書道で築いた私の道[前田鎌利編]

こんにちは、前田鎌利(まえだかまり)です。

私はこれまで、プレゼンテーションと書道(アート)の2つを軸に活動してきました。ソフトバンクの社内でプレゼンテーション技術を磨き上げ、独立後はプレゼンテーションクリエイター兼書道家として、多くの企業や自治体、そして個人の皆様に「伝える力」を広めています。

本記事では、私がとある講演でお話しした内容をまとめながら、キャリア形成プレゼンテーションについての考え方を共有します。人生100年時代といわれる現代において、「自分は何を大切にし、どのように行動すべきか」を考えるきっかけになれば嬉しいです。


目次

  1. プレゼンテーション協会とは?

  2. キャリアを切り拓くためのキーコンセプト

  3. 私のキャリア分岐点:3つの「日付」

  4. プレゼンテーションと書道が生み出す可能性

  5. まとめ:キャリアは今つくられる



1. プレゼンテーション協会とは?

私が代表理事を務めている一般社団法人プレゼンテーション協会では、「念いが伝わる世の中へ」という理念を掲げ、以下のような活動を行っています。

  • イベント「伝×伝」
    多様な分野で活躍する方々を招き、プレゼンテーションの魅力や手法を学ぶ場を提供しています。

  • 講座・研修プログラム
    プレゼン技術を体系的に学べる講座や企業研修を実施し、スキルアップをサポートしています。

  • プレゼングランプリ
    年に1度開催し、小中高生から社会人まで幅広い方々にオンラインで3分間のプレゼンを競い合っていただくイベントです。

また、全国の都道府県アンバサダーと連携し、47都道府県それぞれで「伝える力」を高めるネットワークづくりを進めています。私自身も各地で開催されるイベント・講座に伺いながら、プレゼンテーションの可能性を広げているところです。



2. キャリアを切り拓くためのキーコンセプト

人生100年時代と時間の使い方

近年は「人生100年時代」と言われ、2007年以降に生まれた子供が107歳まで生きる確率は約50%ともいわれます。私たちも平均寿命80〜90歳以上を生きる可能性が高まりました。

では、その長い人生をどう活用するのか。ざっくりと計算すると、24時間 × 365日 × 100年=87万6000時間ほどあります。

  • 寝ている時間:7.5時間睡眠の場合、約27万時間

  • 勉強(学校)時間:小中高大通算16年間で約3万時間

  • 仕事をする時間:42年間働くと約9万時間

  • 食事や身支度など生活時間:4.5時間/日で約16万時間

こうして見てみると、自由に使える時間は約36%=31万時間ほどになります。つまり、どんなに忙しくても、ある程度は「やりたいこと」に集中して取り組める時間があるわけです。この限られた自由時間をいかに使うかが、キャリア形成や自己実現の大きな鍵になります。

1万時間の法則とツインの法則

1万時間の法則とは、「ある分野に1万時間打ち込むとプロレベルに達する」という考え方です。仮に1日2〜3時間でも、休まず継続すれば約10年で1万時間に達します。私の場合、プレゼンテーション書道に多くの時間を注いだ結果、それぞれでプロとして活動できるようになりました。

もう一つ、「ツイン(Tween)の法則」という考え方もご紹介します。これは、8〜12歳の間にハマったことが、将来の大きな武器になるという説です。子どもの頃の「好き」や「没頭したこと」は、潜在的な才能や強みに繋がりやすい。自分が過去にハマったことを振り返ってみると、キャリアを切り開くヒントが見つかるかもしれません。



3. 私のキャリア分岐点:3つの「日付」

私の人生には、特に大きな影響を与えた3つの日付があります。1月17日(阪神・淡路大震災)3月11日(東日本大震災)、そして9月7日(東京オリンピック・パラリンピック決定)。いずれも、日本全体が大きく揺れ動いたタイミングで、「自分が本当にやりたいことは何か?」と深く問いかけるきっかけとなりました。

1.17 阪神・淡路大震災

  • 大学時代の志:書道の教師になるつもりだった
    私は福井県出身で、東京学芸大学の書道科に進学し、当初は学校の先生として書道を教える道を志していました。

  • 通信の道へ転身
    1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに、「災害時にも役立つ通信サービスこそ普及させるべきだ」と強く思い、光通信に就職。当時は法人飛び込み営業で毎日100社訪問を続ける中、「人と会う大切さ」「相手が本当に聞きたいことは何か」という“伝える技術”の本質を学びました。

3.11 東日本大震災

  • ソフトバンク経営戦略部時代
    光通信から転職したJ-PHONE(のちボーダフォン)を経て、ソフトバンクとなった企業で経営戦略部を担当し、繋がらないと評判だった電波の改善に奔走していました。

  • 避難所をまわる日々と次世代への想い
    2011年3月11日の震災直後、充電器や端末を持って避難所を回り、被災地の方々に支援。ところが「やっぱり繋がらない」と叱られる一方で、多くの人から逆に励まされました。また、その直後に娘が生まれたこともあり、「次の世代に何を残せるか」を一層考えるようになり、書道の力や教育への想いが強まっていったのです。

9.7 東京五輪・パラリンピック決定

  • 「日本文化で世界を迎えたい」という決意
    2013年9月7日、東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定。「海外から来日する人たちに、日本の文化や書道の魅力を伝えたい」と思い、次の日にソフトバンクを退職することを決意しました。

  • 一般社団法人「継未(ツグミ)」の立ち上げ
    その後、独立し「継ぐ未来へ継ぐ」という意味を込めた書道教室・文化サロンを設立。子どもたちや若い世代に書道や日本文化を受け継いでもらう活動を始めました。私の出身地である福井県の県鳥「ツグミ」にもちなんでいます。



4. プレゼンテーションと書道が生み出す可能性

プレゼンテーションという武器

  • 「プレゼンテーション・クリエイター」としての書籍出版
    これまで『人生を変えるモノの見方 プレゼンの教科書』『歴史的プレゼン』など、プレゼン技術に関する書籍を数多く出版し、累計で約48万部読んでいただきました。

  • 全国高校生プレゼンテーション甲子園
    毎年、私の出身地・福井県で開催し、全国から数百チームがエントリー。高校生たちが自分の想いやアイデアをぶつけ合う姿を見るたびに、やはり「伝える力は未来を拓く」と確信しています。

書道というもう一つの軸

  • JAXA「こうのとり」や東京・すみだ水族館への書作品提供
    書の力を通じて、「挑戦」「喜」など前向きな言葉を提供し、空間そのものを演出しています。

  • 企業ロゴ・パッケージデザイン、漫画タイトル題字など
    トヨタの「挑戦」、週刊少年ジャンプ『逃げ上手の若君』の題字など、多様な場で書道の可能性を発揮。羽田空港のパワーラウンジには私の作品が常設展示されています。

プレゼンテーションと書道。それぞれ一見異なる領域ですが、どちらも「いかに相手の心に届くか」が重要な共通点です。自分の伝えたい“思い”を何らかの形で表現し、相手を動かす。そんな喜びが、私を含めた多くの方々のキャリアや人生にプラスになっていくのではないでしょうか。



5. まとめ:キャリアは今つくられる

  1. 分岐点での決断は「自分と向き合う」ことから
    正解があるわけではなく、答えは自分の中にしかありません。何を大切にし、どんな未来を望むのか、自分を見つめることがキャリア形成の第一歩です。

  2. 「やりたい」と思ったときこそ行動のチャンス
    統計的に、「やりたい」と思っても行動しない人は多い。さらに、行動しても継続できる人はほんの5%。だからこそ、自由に使える時間(1日4時間程度)を意識的に活用し、少しずつでも前に進むことが大事です。

  3. 強い思い×継続行動が未来を近づける
    「思い」という漢字には、「強い気持ちを抱いている自分の心」が含まれています。強い思いを軸に行動し続ければ、やがてその先に新しい可能性が開けます。

私自身、「プレゼンテーション」と「書道」の2つを武器にしてキャリアを築いてきました。その出発点は、数々の分岐点で「自分は何をしたいのか」「どう生きたいのか」を問い続けたことにあります。お読みくださった皆様も、ぜひ人生のターニングポイントで自分の心の声に耳を傾けてみてください。すると、自然と“次に進むべき道”が見えてくるはずです。

キャリアは今、この瞬間にもあなた自身の決断でつくられていきます。
これからの未来、プレゼンテーションと書道の力を通じて、皆さんが「自分らしい人生」を切り拓いてくださることを心から願っています。


今後のイベント・講座のお知らせ

  • プレゼンテーション協会主催イベント「伝×伝」
    様々な分野のゲストをお呼びし、「伝える力」を深めるイベントを随時開催中。

  • プレゼンテーション基礎講座・検定
    体系的に学びたい方には講座や検定試験もおすすめです。

  • 高校生プレゼンテーション甲子園
    若い世代向けの大規模コンテスト。観覧も可能ですので、ぜひ応援・参加してみてください。

詳細や日程は、一般社団法人プレゼンテーション協会の公式サイトやSNSでご案内しています。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。


本日のキーワード
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後とも、プレゼンテーションや書道に関わる情報を発信してまいりますので、ぜひ引き続きご注目ください。

[追記]
上記の文章は、
TANREN社佐藤勝彦氏の手によって、AI化された前田鎌利が自らライティングした文章になってます。

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