合格実績水増し告発のニュース
中学入試まであと50日を切りました。
この時期にある塾を告発する動きがあったとニュースになりました。
どちらかというとこれは高校受験の話かもしれませんが、中学受験でもアルアルです。
いまさらな感じもするニュースです。
塾関係の仕事をしたことがある人はみんな知ってるよねというようなレベルです。
教育系YouTubeではこの件について見解を述べている塾講師の方も何人かいます。
これ告発した19社がやってないってことではありません。
どのツラ下げて告発してるんだよ💢って塾の名前もあります。
今回は子どもを巻き込んで悪質だというロジックで告発したということかもしれません。
わが家が所属している塾は、狩り場になっており、保護者会でも、勧誘によってペースを乱されるので注意して欲しいという話が再三出てきています。
それでも、他塾の模試や講座に駆け込むご家庭が多いのが現状です。
私の周りでは、そういったご家庭で第一第二志望校に合格した確率は2割あるかないかです。
最近はテッパン層には声を掛けずに、不安に駆られる合格判定50%から70%の層を狩るようです。
合格判定80%の層は現在の塾との関係がうまくいっているので、他塾の模試や講座の必要がないのです。
したがって接点があまりありません。
わが家には、低学年で接点があった塾からご機嫌伺い程度の連絡があります💦
自塾の模試が終わったタイミングで模試を開催し、それが勧誘名簿にもなっています。
中学受験産業は親の不安につけ込んでくるスタイルのご商売のようです。
他塾模試を受けたら、塾からわざわざ連絡があり、お困りのことはありませんかと言われ、無料か格安の個別指導を提案される。
なかにはダブルカウントオッケー、わが子が合格できたらなんでもありという親もいます。
まあ考え方の違いですね。
私はそういうのは品がないかなと思います。
そうして自塾の生徒のフォローよりも、他塾生をこの数ヶ月フォローして、実績をあげる。
これでは自塾のカリキュラムや授業がポンコツだと宣言しているようなものです。
ラストスパートを自塾生にかけても無駄ということなんでしょう。
本末転倒も良いところです。
そうしてつくった合格実績で塾を選ぶ親はまだまだ多いです。
中規模塾では5年生以下の保護者がそれを歓迎しているという面白い現象もあります。
「うちの塾が素晴らしいからあの他塾のお子さんも直前で世話になりにくる」
それで直前期に他塾生に肩入れして、ご自分のお子さんが不合格になっても文句ひとつ言わずに講師にお礼をする。
なんともおめでたい話です。
常識的に考えたら一歩引いて考えたら、おかしな話です。
でも、みんなおかしくなるのが、中学受験かもしれません。
そんなかで冷静に客観的になれれば、合格確率も高くなります。
慎重に良く考えて選んだ塾の方針に従い、余計なことをして不安になる必要はない気がします。
今回の件は、塾を合格実績で選んでしまう親の情弱さにも問題があるということも、大いに反省する必要があると思います。
ご注意:
この記事は、私の体験したことをもとに書いています。
必ずしも、全ての方に当てはまるわけではないと思いますし、かなり主観が含まれていますので、時間経過によって、あるいは一般的な観点からは、正確性に欠ける部分もあるかも知れません。
こんな話もあるんだなという程度に読んで頂ければ助かります。
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