中学受験の国語長文読解のズル技攻略法
経験値がなく社会性や常識がないと中学受験の国語の読解で点数を取るという点ではやはり不利ではないかと思います。
でも、それらはその子の生育歴の中で培われたものですので、数年、数ヶ月で何とか強化しようとしても、中学受験では他にも3教科の勉強もしなくてはなりませんので、現実的には難しいと思います。
子どもの人生の経験値をあげるものではない付け焼き刃の対策ではありますが、国語の読解問題でどうしても点数を取らなくてはならない方のために、セコイ作戦かもしれませんが、書いてみます。
子どもが国語の読解問題で点数が取れない理由は問題が解けないのではなく、本文が読めていないことが1番の原因です。
本文の背景などを子どもに説明させると全くもって頓珍漢な答えが返ってくることがあります。
1番驚いたケースでは、野球のことが書いてある、あさのあつこさんの『バッテリー』で、野球のルールを全く把握していなかったし、もっというと野球のポジションさえもあやふや……ということがありました。
さらに、兄弟関係の微妙な感情もわかってないなと感じたことがありました。
中学受験で難関校を目指すようなお子さんは兄弟がいる場合、「出来の良い方」だったりもするからでしょうか。親の兄弟に関する扱いの差というもので、寂しい思いをしたことがない方ということが多く、この『バッテリー』の主人公の気持ちは想像するしかないのですが、それができない……。
中学入試で取り扱う問題は、多岐にわたります。
その全てのジャンルで前提とする知識があった方が良いと思います。
これは特別な知識ではなく、普通の大人ならば当然持ち合わせているようなレベルのものです。
余談ですが、社会人経験の少ない親御さんの中には多少持ち合わせてない方が多く、塾のルールを破ったり、他人に迷惑をかけてもわが子さえ得すれば良いと考える方もいます。
誤解を恐れずに書けばそういう親のお子さんで、国語の読解が得意であるという子はほとんど見かけません。
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