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波に乗った人生を生きるシンプルでパワフルな方法・実践編③(食事)


こちらドイツでは、1年間の中で最大行事と言っても過言ではない、クリスマスが静かに幕を閉じたところです。


今年は全世界で異例の年でしたが、ドイツもこの冬はウイルスに対して苦戦している印象です。

11月初旬から、ソフトロックダウンに。

(レストラン・バーや娯楽施設、フィットネスクラブやプールなどの運動施設、マッサージなどのウェルネス施設が休業に)

そして12月中旬、クリスマス間近には、本格的なロックダウンがスタート。

11月からの規制に加え、学校や保育所の閉鎖、食料品や生活必需品以外の店は全閉店、夜間外出禁止など。

クリスマス商戦真っ盛りの中、稼ぎ時であろう、おもちゃ屋さんや電気屋、本屋や花屋も一斉に休業にしたというのは、それくらい切迫した状況だったのだと思います。


クリスマス本番、24日のイブ、25日のクリスマス1日目、26日のクリスマス2日目は、若干集まれる人数などに関して規制が緩くなりましたが、それでも大勢で集まるようなパーティーはなく、レストランも閉店したままでした。


我が家も、親戚と集まるようなことはせず、家族4人でひっそりと自宅でクリスマスを過ごしました。


普段より、ちょっと良いものを食べたり、飲んだりしながら。


ドイツでは、大晦日(Silvester)もパーティーをするのが習わしですが、今年はこちらもひっそりとした年越しになりそうです。


また前置きが長くなりましたが、日本も年末年始は、たくさん食べ、たくさん飲んでを繰り返す方が多いのではないかと思います。


お祝いや、行事、家族との集まりに、特別な料理は欠かせません。


楽しくワイワイ頂く食事ほど美味しいものはありませんよね。


今回は、その、「食事」との付き合い方についての書いていきたいと思います。


基本として、私がお勧めし、自分もそうあるように心がけているのが、

「 いいもの」を「適量食べる」

ということです。

食べ物が体に与える影響の大きさを身をもって体験されている方も多いと思いますが、私たちは食べたもので出来ています。(当たり前ですが・・・)


食べるという行為は、直接自分の体内にダイレクトに物質を取り入れ、それらが血となり、肉となり、エネルギーとなります。


今日、何を口にするかで、明日の自分が決まってきます。


特に日本では、至るところで簡単に、すぐ食べられるものが入りますので、気軽に空腹を満たすことが出来ます。


たとえ、それらに多くの食品添加物が入っていようと、遺伝子組み換えされた原材料が使われていようと、農薬いっぱいの環境で作られたものであろうと、安価にすぐに食べるということを優先し、上記のような事実には目を向けない人もいるかもしれません。


もしくは、その食品・食材がどのように作られ、どう流通しているか、気にならない方もいるかもしれません。


ファーストフードが身体に及ぼす影響や、海外で作られる遺伝子組み換えの作物などを取り上げたドキュメンタリーも多く存在しますが、興味がなければ、特に注意して情報を集めようとはしないかもしれません。


たかだが食べるもの、ですが、されど食べるものです。


食べたものが自分に及ぼす影響は、本人が気付くよりも、もっとずっと大きいのです。


私は以前、ある期間、口にするものをすべてオーガニックのものにし、そして肉断ちをしたことがあります。

理由は、生まれつきのアトピーがとても悪化した時期があり、食べ物を変えたら改善するかもしれない、と思ったからです。

(ちなみに、自分の人生の流れが整った=自分の生きるべき人生を生きていると思ってから、不思議とアトピーも出なくなり、心と身体と環境はリンクしているんだな、と身を持って感じています。)


残念ながら、なかなかすぐにはアトピーの改善は見られなかったものの、不思議な感覚を体験することになりました。

とにかく、感覚が研ぎ澄まされたのです。

嗅覚が鋭くなったり、勘が鋭くなったり、頭がクリアになって思考スピードが上がったり。

食事以外、変えたことはなかったので、あの不思議な「研ぎ澄まされる」感覚は、食事を見直したことによるものだ、と思っています。


私はベジタリアンでもヴィーガンでもなく、週に1~2回はお肉を頂きますが、そのときも、なるべくオーガニックのもの、もしくはきちんと飼育されたもの(ドイツでは表示義務があり、どのレベルで動物が扱われていたかがお肉のパッケージに表示されています)のみを購入します。

安いお肉もたくさん流通していますが、安いのには安いなりの理由があるので、少し値は張っても、きちんとしたものを買うようにしています。


野菜についても同じことで、地産地消が出来るよう、毎週行われる青空マーケットで購入したり、農家から直接購入したり、あとはオーガニックショップも利用します。


日本では、オーガニックのものがとても割高だったり、なかなか手に入らなかったりという事情も知っています。

また、食費に掛けられる予算も、家族構成も、それぞれ事情があると思います。


ですので、何から何までオーガニックや、生産者の顔が見えるようなきちんとしたものを、と言っているわけではありません。


要は、意識して、どこにはお金や手間を掛けて、どこは妥協するか、という基準を持つことが大切だと思います。

例えば、前述の通り、我が家では週1~2回しかお肉は食べませんが、それは、オーガニックのお肉を毎日買うのは予算オーバーで出来ないけれども、

安いお肉を毎日食べるか?

それとも、

きちんとしたお肉を週1~2回だけ食べるか?

を天秤に掛けて、後者を選んだまでのことです。


また、節制、質素な食事をしなくてはならない、と言っているわけでもありません。

美味しいものを食べたときの、あの感動。

その感覚は、ポジティブなエネルギーを生み出し、また頑張ろう!と思えるようなパワーをくれます。

そしてその幸福感は、脳や感性にもいい影響を与えてくれます。

ですので、ご褒美に何か美味しいものを、というのは、どんどんやっていったらいいと思っています。


食べるものそのものもそうですが、食べ方にもコツがあります。

誰と食べるか、

どう食べるか。


一人で、携帯を見ながら食べたものを、本当に味わっているとは言えるでしょうか?


接待や付き合いなど、乗り気ではない会食の場で、イヤイヤ食事をしていないでしょうか?


まずは、目の前の食事を「食べるんだ」と意識すること。

そして、美味しいな、と感じること。

また、その食事自体に感謝すること。


そのプロセスを、一緒にいて安らぐ誰かや、楽しいと感じる仲間、幸せを共有出来る相手を一緒に出来たら、文句ありません。



空腹を満たすためだけの食事をやめるようにすること

食べるものを意識的に取捨選択して、自分の基準に合ったものを食べること

そして、

食べ方や食事との向き合い方にも注意すること


そうすることで、自分にいい影響を与えてくれる栄養が体内に取り込まれるだけでなく、必要な感覚が研ぎ澄まされてきます。


たかが食べることですが、それは毎日のこと。


どうせなら、自分にポジティブな影響を与えてくれる食事をしてみませんか?


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