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かんしゃら作品集 全7曲を振り返る

よさこいを知らない方はぜひUターンを。
少しでも興味があればお進みください。

かんしゃらというチームが作った7作品。
本日それらの音源を各種配信サービスにて配信開始しました。
その重み付けとして、タイトルと動画とともに内容をご紹介します。

1st work LALAPALLOOZA

2013年度作品。
読み方は"ララパルーザ"
スペイン語で地鳴りを意味する言葉です。
コンセプトワードは「ようこそ、熱狂の坩堝へ」

このチームが走り出し、沢山の人が集まり、熱くなれる場所にしたい。
「熱狂」をキーワードにした作品です。
難易度は現在でも最も難しい演舞と思われ、
初代メンバーも含めてしっかり踊れる人は今はいないかも知れません。
なお、作品名の元ネタははじめの一歩。
幕の内vs千堂戦です。

2nd work Alegría

2014年度作品。
スペインで歓びを意味する言葉。
コンセプトワードは「ようこそ、歓喜の楽園へ」

生命の営み、生きることの歓び、日々に積み重なる小さな幸せ、これらを沢山詰め込んだ宝箱のような作品です。
後半の楽曲の多幸感、振付のダイナミックさはかんしゃら随一。
本部の大阪だけでなく、東京からもメンバーが参加し始め、かんしゃらの知名度が大きく広まった作品でもあります。

2016年度には再演もするなどメンバーからの人気も高い作品。

3rd work 此の道

2015年度作品。
コンセプトワードは「ようこそ、希望の旅路へ」
かんしゃら唯一の和名作品でもあり、作風も和を意識しています。
最大の特徴は笠。
僅かな顔の向きのズレですら一瞬でバレてしまうため、群舞をする上での難易度は相当なもの。

テーマ設定は以後2018年まで繋がる旅人をイメージしました。
2015年度末での1次かんしゃら解散もあり、
所属メンバーが各々自分でこの先は進めというようなメッセージも込めています。

道もないようなところだとしても、
振り返れば自分の歩いてきた轍が道となる。
さすればこの先も、道なき場所にも道が見えるはず

4th work Twilight

2017年度作品。
和訳はたそがれ。
コンセプトワードは「ようこそ、郷愁の黄昏へ」

再結集、再スタートをするにあたり、
大切なのは過去。
昔を想うことで、心を満たし、そしてまた歩み出せる。
そんな心境を黄昏に重ね合わせて表現した作品。

特徴は演舞後半、全員が提灯を持つスタイル。
迫力のあるクライマックスが魅力の演舞です。

5th work The Blaze

2018年度演舞
読み方はブレイズ。
直訳は炎、そこから輝きという意訳をしている。
コンセプトワードは「ようこそ、魂の安らぎへ」

旅人が夜を迎え、火を焚べ、酒を交わし、星空の元語り合う。
またいつか会えたら、訳もなくうまい酒を呑もう。
そんなフレーズが胸に響く、エモさ溢れる作品。

演舞としては、群舞を重ねた踊り子は個性がない踊りなのか?に対するアンチテーゼ。
揃った踊りの中でも、表情や踊りの表現にはきらりと光る個性があり、それが垣間見えた瞬間には踊り子は輝く。
そんなイメージを炎の輝きに例えて作られました。
踊ろう、心ゆくまで。

6th work Alegría

2019年度演舞
2014年度のrename作品。
同じ作品名にすることに制作陣で迷いはありませんでした。
次に表現したいことにこの名前を超えるものはないとシンプルに思いました。

前回が生きることの歓びがテーマであったのに対して、今回は踊ることの楽しさ、そこから得られる歓びを素直に表現した作品。
コンセプトワードは「ようこそ、変わらない温もりへ」

そんなシンプルなテーマから表現される踊り子の穏やかな笑顔、優しい鳴子の音がより作品の価値を高めてくれます。
3年に一度なぜかかんしゃらには節目が存在します。
これまでのスタイルを固め切った作品かもしれません。

7th work NAZ

2020-2022年度作品。
読み方は"ナーズ"
ウルドゥー語の言葉で意味は「お互いに認め合うことで生まれる心の安定」
くしくもコロナ禍で離れたメンバーの気持ちをまたひとつにするのに最良なテーマとなっています。

今までやらなかった演舞中の踊り子同士のコミュニケーションや観客からの手拍子など、
新しい方向性も垣間見せたかんしゃらとしては少し異色の作品になりました。

コンセプトワードは「ようこそ、慈愛の夕凪へ」

以上、7作品どうぞごゆるりとお楽しみください。

言の葉紡ぐかんしゃらよさこい。
動画ではMCの語りが追加されています。
また音源とは異なる雰囲気がお楽しみいただけます。

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