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電子ハンコニーズを検索流入から見る

10月20日付けの産経ビズでこちらのニュースを目にした。

印章大手のシヤチハタの提供する電子ハンコ、今年2月までは月間2,000件だった申込が、一気に27万件/月にまで伸びたとか。元々の2,000件というのもさして少なくは感じませんが、ものすごい伸び。田中、気になります。

気になるといえば”シャチハタ”じゃなくて”シヤチハタ”なんですね。これはつまり”キャノン”じゃなくて”キヤノン”表記、ということと恐らく同じなんだろうなと思いますがとりあえず公式サイトに名前自体の由来がありました。

コチラの記事によると、やはりキヤノン同様にロゴとしてのバランスを意図してシヤチハタにしているようです。

というわけで、話を本題に戻しまして多分?電子ハンコについての公式サイトぽいところを見つけまして、調べてみました。ただ余談ですが恐らくハンコ単体では製品ページという扱いで、全体としてはクラウドサービスをまるっと紹介するサービスサイトぽいです。ちょっとわかりづらいですね。

いつもどおりAhrefsのサイトエクスプローラーでチェック。電子ハンコをスタートしたとされる2017年末で約8,000/月のトラフィック。それが2020年10月現在は約60,000/月のトラフィックに急成長。

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続いてサイト内上位トラフィックを抜き出すと、意外にも1番であるトップページ以外は、コラムページばかりでした。コラム記事はざっと80記事ほどはあるようです。印象や印鑑、契約書などかなりニッチではある気がしますが、さすがシヤチハタさんといった割り切り方。

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最後にAhrefsの最近導入された過去との流入キーワードを比較しました。流入上位順に見てみると「電子印鑑」でのポジションは変化なしで、当時から2位にいたと。ただしトラフィック自体が大きく変化しており、2017年比較で4200/月もトラフィック量が伸びているようです。

その他はいずれも新しく獲得していたり、上昇しているキーワードで多くの流入が得られているようですね。URLを削っていますがほぼコラム記事での流入となっており。サイトや企業名が持つバリューとコラム記事のテーマ性を一貫しつつも量も一定量提供されていることろがこの結果に繋がっているのではないでしょうか。

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とはいえ今年の世情があってのトラフィックの伸びではあるので、対策をしておいたことが爆発的な伸びを示すまでには3年かかった、ともとれますが、結果から見れば該当のコラム記事などを用意していなければ獲得できていなかったと考えられますので、その時を考えるとなかなかぞっとするのではないでしょうか。



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