子どもの頃の憧れは…
こんばんは キャリアコンサルタントの斉藤ももです
「子どもの頃 誰に憧れていましたか?」
“子どもの頃” の年齢は 6歳前後
家族や親せき 近所の人 先生
物語の登場人物 や TVや雑誌の有名人
さまざまでしょう
これは ロールモデル です
この憧れ・尊敬・真似した人を
3人挙げてもらうのが
キャリアストーリー・インタビュー(マーク・L・サビカス)
の第一段階となります
マーク・L・サビカス(Savickas,M.L.)は
21世紀を代表する キャリアの理論家 です
ナラティブアプローチ
社会構成的キャリア理論 などがあります
キャリアコンサルタント試験でも頻出の理論家です
カウンセリングの中で大切なのは
そのロールモデルについて その人自身が説明することです
誰に憧れているのか よりも
どこに憧れているのか が重視されます
どのような人が挙がりましたか?
私にとって一人は オードリー・ヘプバーン でした
母の影響で物心ついたころから
家には彼女の写真集があり
名画を上映する映画館で『ローマの休日』を
初めて観たのは たぶん幼稚園の頃だったと思います
字幕なので セリフの意味はほとんど分からなかったはすです
自分でも彼女の “どこに” を意識しながら
整理をしていったことがあります
ここで何がみえてくるか というと
サビカスは 自己概念 が表れるとしています
その人がどうなりたいかという自己イメージ
ロールモデルを説明するうちに 自己を認識する
ということです
※ ここは カウンセラーとしての注意点です
ヒーローやヒロインが挙がった際に
パターン化や推測して決めつけないことです
クライエント(相談者)がどこに憧れたのか
を丁寧に聴いていくということが求められます ※
ヒーローに憧れたからといって
その理由は全員が「超人的なパワーを持っているから」
という理由ではないということですね
カウンセリング場面ではなく
自分自身でこれを進めるのは少し難しいかもしれませんが
挙がった3人に対して
具体的にどんなところが憧れる一番の理由だったのか
を考えてみると
あなたが重視している 若しくは 大切にしたい
要素が 新たに見えてくるかもしれません
あなたにとっての ありたい姿 かもしれません
あなたの今が 少しでも望むあなた でありますように!