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“はたらく”を考える


「試験合格への意気込みはどう?」
「実はもう半年でやめるので」
「えっ…」


そんなリアクションを貰ってから数日。
入社して暫くしてから、なんとなーくやめる気がしていた会社の社長につい嘘がつけず言ってしまった。

死ぬほど嫌なことがあったわけではない。

大学を卒業して、新卒で入ったこの会社。
職場の「人柄」重視した私の眼は間違っていなかったと思う。
Yahoo!ニュースによると、退職理由の一位は「労働環境、休日の条件が良くない」、つづいて「賃金が良くない」「人間関係が良くない」が上位を占める理由のようだ。(https://news.yahoo.co.jp/articles/c10e38a9442743125b8a6c220570a87021b81169)

たしかに残業は多かったけれど、休みはそれなりに自由にとれたし、働いた分だけお金も出ていた。人間関係も悪くなかったし。

そう思うと辞める、と告げた私は随分ワガママで、後悔するべきなのかもしれない。


入社1年目の上司との面談は今でも覚えている。目がキラキラしてたし、働きます!と意気込んでいた。
気づけば数年経って、私も同じタイミングでこの会社に入社した同期も会えば疲れた顔をしている。
見たことない肌荒れは増えているし、潰して治っていたニキビ(20歳を超えるとニキビではなく、吹き出物とかなんとか)も治りが悪い。

やめる、と告げて後悔はしていない

ってまだちゃんと言える自信がない。だから備忘録的にここに書く。私にとって、“はたらく”ってなんなんだろう。

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