坐禅の呼吸<数息観>について
クラスの生徒さんからの質問
毎週水曜日の21:00から40分行っている<おうちで夜ヨガ>の生徒さんから質問がありました
ここ最近、呼吸法の練習で行なっている、坐禅の呼吸<数息観>についてです
二週にわたって、練習しましたが、数え方を変えたので、混乱させてしまいました…すみません…
せっかくですので、少し説明しようと思います
数息観とは?
数息観(すうそくかん)というのは、瞑想法の一つで、自分の呼吸を数えることで集中力を養っていきます
印度において古くから行われてきた修養の方法の一つで、仏教とともに支那に渡り、日本に伝わってきたと言われています
ヨガの瞑想で心を無にしようと試みても、たった数分で、頭の中にいろいろなことが浮かんできたり、考えたりしてしまいます(それは普通です…)
瞑想で脳を休めようとしてもなかなかうまくいきません
意識や気持ちを安定させる方法の一つとして、何千年も前から行われてきたのが、数息観です
数息観の効果
呼吸に意識を向けることで、自分自身を観察できて、気持ちを安定させることができます
他にも注意力や判断力が向上したり、リラックス効果も期待できます
過剰なストレスや疲労感、不安や心配事で心が落ち込んでいる時など
数息観のやり方
①あぐらでも、椅子でもいいので、姿勢を整えて座ります
②体を正面に向けて口は軽く閉じて、前方1mくらいのところをゆるーく見つめます
③首や肩の力を抜いてリラックスします
④腹式呼吸を2〜3回して、吐ききったら、
⑤息を鼻から吸い込む時に「いーち」、吐き出す時に「にーい」、次に吸う時に「さーん」、吐くときに「よーん」と数う息と吐く息を数えて、「じゅう」10まで数えたら、また「いち」1から始めます
⑥これを3回繰り返します
※もし途中で考え事をして数がわからなくなったら、「いち」から数え直して、意識を数に戻します(集中の練習なので!)
※目を閉じた方がやりやすいようでしたら、閉じてやってください
※疲れたらいつでもやめて休んでください
数息観のバリエーション
他にも「吸って吐いて」「いーち」、次に「吸って吐いて」「にーい」、「吸って吐いて」「さーん」、と吸って吐いての一息で「じゅう」10まで数えていきます
数も「じゅう」とは限らず自分で設定してもいいですし、三回の繰り返しでなくても、数を増やし続けるとか
タイマーで時間を決めてやるとか、(大きい音は刺激が強いのでお気をつけください)
他に「じゅう」からカウントダウンしてみるとか、
数息観にはいろいろな数え方があるので、自分が集中しやすいものを選んでみてください
苦行ではなく、楽しみながら、なさってみてくださいませ
そしてどのくらい集中できたか、毎回、自分自身で満足度を確認していくといいと思います。
うまくできることよりも、地道にコツコツ、短い時間でも毎日隙間時間になさってみてください
さらに次には「随息観」!
数を数えることに集中するのに慣れてきたら、ステップアップです。
「随息観」は息そのものに集中します!
皆さん熱心なので、来年にはやっていきましょうねぇ〜お楽しみに!
ハリ オーム❤️
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