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[影の抱負と決意表明]「OPEN NOTE」開設によせて。

はじめまして。プラップジャパンの阿久澤と申します。
2013年に新卒で入社して8年。「PRAP OPEN NOTE」編集部の開設にあたり、「中の人」の一員になりました。
これから「OPEN NOTE」で発信をしていく前に、まずはわたし自身の「OPEN NOTE」に対する気持ちと、これからの抱負を正直に書きたいと思います。

「PRAP OPEN NOTE」のコンセプトは、「開かれた対話と関係性の回路を社会につくるコミュニケーションメディア」。

チームにジョインすることになって、はじめにこの案を聞いたときに感じたのは、期待よりも不安でした。壮大すぎて戸惑った、という表現が正しいかもしれません。
世の中によい仕事をしたい、という気持ちはもちろんあるけれど、社名すらあまり知られていないわたしたちが「社会に対話をつくる」って、いきなり主語が大きいと思われないだろうか。
誰も読んでくれなかったら、どうしよう。
そして、なにより「PRAP OPEN NOTE」が目指すことを、自分は正しく言語化できるんだろうか。

説明用に見せてもらったスライドを、意味なくスクロールしたり、静かにさかのぼったりしながら、何度も読み返しました。

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(コンセプト資料。いまだに記事を書く前には読むようにしています。)

「noteはじめます」的な記事を書きます!と宣言したものの、心配の種は尽きず、書く勇気も出ず、自信がなくなっていた頃。思い出したのは、とある先輩との対話。
広報職に初めて就くクライアントの担当者に、PR(パブリックリレーションズ)の概念をどうわかりやすく説明するか考えていたときににこんなアドバイスをもらいました。

社会や生活者との関係づくりは、人対人の関係づくりと同じ。
相手に自分のことを知ってもらうこと。
相手と自分の共通点に気づいてもらうこと。
相手に共感してもらって、応援してもらうこと。

プラップジャパンの創業者はPRのことを、「Buy me」ではなく「Love me」と言ったけれど、これからは「Love you」の姿勢が大事になってくるんじゃないかなぁ。

これまではPRの役割を(そこまで深く)考えずに、「PRとは世の中との合意形成です」と、説明をしていたわたしにとって、考えを改めるきっかけになった対話でした。恥ずかしながら、PRの教科書に載っているような言葉を使っていれば間違いないと、心のどこかで思っていたと振り返っています。

「広報」という言葉の通り、社会に対して広く知らせることでも、大切なのは、具体的な誰かの気持ちを想像し、その人に伝えるための策を一生懸命考えること。それらしい言葉を気軽に使うのではなく、自分が納得する言葉で伝えること。
自分自身がこれを実現できないうちは、世の中はおろか、たったひとりの心ですら動かすことはできない。
こう悟り、小さな声や想いにも耳をすませながらお仕事をしていきたいと改まったのでした。

PRは、「世間の関心」や「人の価値観」という大きくて形のないものを相手取るため、捉えどころがありません。抽象的で曖昧な側面も大きいです。
社会課題に向き合う。世の中ゴト化させる。
主語がどうしても大きくなってしまうのは、あらゆるステークホルダーとよりよい関係を構築するための働きかけだからとも思っています。

でも、だからこそ、わたしがこの「OPEN NOTE」で大事にしたいのは「手触り感」です。

コミュニケーションの理想論よりも、自分たち自身の気づきや疑問。
対話を通じて教えてもらう、違った考え方や視点。
いつか叶えたい夢よりも、夢に向かって挑戦していること。挑戦したことで見えてきた景色。
ありきたりな言葉や、これまでの当たり前の概念ではなく、わたしたちの視点と言葉で、コミュニケーションの未来を考えることが「PRAP OPEN NOTE」の目指すところなのだと今では思えるようになりました。

いつか「OPEN NOTE」をきっかけに、プラップジャパンのことを知ってくださった方とお仕事をさせていただくこと。これが、今のわたしの野望です。野望達成に向けての最初の目標は、社内外への100人(!)へのインタビュー。
同じことを100回伝えるよりも、考え方の異なる100人と話をするほうが「OPEN NOTE」はずっとよいものになっていくと確信していますし、出会う方々との対話を通じて、わたし自身、思考をもっと深めていきたいと考えています。

編集部へのジョインが決まり、構想を聞いてから、もうすぐ1ヶ月。まだまだ不安はありますが、この記事を書いてみることで、ようやく考えが整理できて、ほっとしている部分が大きいです。
「PRAP OPEN NOTE」は、対話を軸とした「発見」や「気づき」が主なコンテンツですが、たまにはこんな「中の人」の抱負や決意も(時にはモヤッとした気持ちも)、正直に書いていきたいと思います。

次の公開は2日後。プラップジャパンの社員がいま挑戦していること、今後挑戦したいことをインタビュー形式で紹介する予定です。

これからはじまる「PRAP OPEN NOTE」、ぜひご期待いただけると嬉しいです。


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