お酒と本音
もともとそんなに酒好きではなかったですねぇ。コロナでなんでも自粛せざるをえない時期に家呑みでもするしかなくて。で、それが案外「いいねぇ」となった派です。深夜に自分でハイボールや焼酎の炭酸割りをこしらえて飲む。録画しておいたテレ東の「午後ロード」なんぞを見ながら。可愛いくらい安上がり笑。ただし、最近はだんだんと会社の人と仕事終わりに飲むケースも増えてきました。新しいチームやプロジェクトも始まったので、まあ最初のうちくらい飲みにでもいこうかねぇということもあってです。そこでちょっと今さら学んだことがあります。異動で入ってきた男性社員でいかにも飲みそうな雰囲気なのに一滴も飲まない人がいまして。で、この人どんな人かというと平均よりも仕事はデキル。PC作業が早い。ただしちょっとイエスマン。自分の意見をあまり言わない。言うんだけど模範解答というかなんというか当たり障りのないものばかり。で、飲みの席。仕事以外のことや趣味の話になったときにもまあ普通に話すんだけどあんまりリラックスしているようには見えない。「食べるのは好き」らしくよく食べる。酒は一切飲まず。実はこの春に2回ほど差しで飲んだのです。呑むのはこちらだけで彼はもっぱら食べる専門。こちらの言うことに「ホントですよね」「そうですね」を連発しながら食べるだけ。なんか愚痴っぽい話になりそうですがガチの愚痴ではないのでご安心ください。そろそろ「学んだこと」を言いますと。仕事の仲間と酒を飲むのは距離を縮めるためなんですよね。なんの距離かって言うと、「仕事心」とでも仮に言っておきますが。仕事を一緒にやる際の根っこの考え方、かっこよく言うなら流儀でしょうか。そういうのをちょっとだけ互いに理解しておきたいんですよね。本音を聞いてみたいんです。酔っぱらうとリラックスしてそれが見えてくるからいい。酒を楽しむというよりも本音を聞きたいというのがホントは一番。だから、極端なこと言うと酒なんか一滴も飲まなくてもいい。その代わりのびのびと本音を見せてほしい。飲みの席というのはそういうスイッチが入る場であってほしい。プライベートや友人とはそんなややこしくなくていいんですけど。仕事仲間との飲みは理解を深める場であってほしいな、と。この人との話はまたするかもしれないです。少しずつ良い内容になるといいですけどね。たぶん大丈夫。笑
いちけん