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募集終了 | 自分放牧リトリート11/23-25
リトリートは、「なにもしない」をしにいくこと。
スケジュールが埋まっていないと不安が募るタイプの私は、リトリートと聞くと、どうもソワソワしてしまう。
でも、実際行ってみると、見事に脱皮して帰ってくるのだ。
何かを得ようと、何かを学ぼうと、
もっとすてきな自分に変わろうと、
スケジュールをパンパンに入れるよりも、
断然にパワーアップして帰って来てしまう。
それが、リトリート。
今回の会場となるQueen's Meadow Country Houseは、岩手県遠野市の標高350mに位置する里山にある。
到着して周辺の森を散策すれば、
光の眩しさや木々のざわめきに驚き、
小さくて大きな命の存在に感動するだろう。
いくら遠野とは言っても、
同じ時間が流れているはずだけど、
未来に進んでいるというよりは、
朝と夜を繰り返しているという感覚。
Sence of wonder を全身で体感できる場所。
普段見えてないものが見えると、人生が変わる。
数日後、都会に戻れば、その強烈な臭いと、
生物種の少なさに不自然さを感じてまた驚くに違いない。
*今回キャンセルが出てしまい、若干名ご一緒できる方を探しています。なお、今回は私の検証の場でもあるため、特別料金でのご案内となります。次回以降は料金変更となりますのでご了承ください。
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人の意図が入った森
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霊峰 早池峰山の麓に位置する、Queen's Meadow Country House
ランドスケープデザイナー田瀬理夫さんが手がけた施設で、周辺の環境や水系が考慮されたデザインになっている。
田んぼがあったり、適度に人が森に入るから、森といっても、ある意味での怖さはない。
そして、ここでは現在5頭の馬が敷地内に放牧されている。
ここには、馬たちの営みによってでしかなり得ない森の景観が創り出されている。
それから、ここは荒川駒形神社という、馬産の神を祭った神社の敷地内にあって、とてもいい気で満たされている。
そういったセンスが全くないことを自負している私でも、気の良さがよくよくわかるほど。
敷地に入った瞬間から、旅行気分はすっかり抜けて、なにかこう、スイッチが入るような。
そんなところ。
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五感が喜ぶ食事
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Queen's Meadow Country Houseでは、
食事は自分たちで準備するか、料理人に帯同してもらう。
今回は、料理人である彩子さんにご一緒いただくことになっている。
https://www.instagram.com/yupayako/
これがもう本当に美味しくて。
栄養バランスや味はもちろん、見た目、食感、香り、細部まで気が配られた手作りのお料理をみんなでいただく。
ところで、
人に限らず動物は、水と空気と、食べたものとでできてる。
だから、食べることは生命を維持すること。
つまり、生きるってこと。
食べるにこだわるのは、自分を大事にするということ。
食べることが趣味で〜と仰る人は、生きることを楽しんでいる人が多い。
そして、その食べるをシェアすることは、生きる喜びを分かち合うこと。
今回は「食べる」という行為自体を味わってみるという体験をしてみたい。
言葉になる前のそれを並べて
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Queen's Meadow Country Houseには、
土間があって、暖炉がある。
みんなで火を囲んで、
取り止めのない話を、
ポツポツとしてみたい。
楽しくなくていい、
盛り上がらなくていい、
否定も肯定もなくていい。
もちろん結論なんて得られなくて、
ただ、言葉になる前のそれを、
丁寧に、一つずつ目の前に並べてみる。
ただただ、受け入れ、受け入れられるという経験をしたい。
そういうことをすると、
安心した気持ちになるのは私だけかな。
きっと、火を囲んで話をするというのは、
縄文時代、或いはもっと前からされてきた。
時代を超えて今につながる、
良さがあるんだと思う。
その感覚を味わいたくて。
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「最後に、自分を満たすためだけの時間をとったのは、いつでしたか?」
チラシのリードは、この一文から始めてみた。
思考を捏ねくり回して出てきた言葉というよりは、ナチュラルに、聞いてみたいと思ったのだ。
たとえば、パートナーのため、子どものため、部下のため、飼い猫のため、、、とにかく自分以外の人のために一ミリも時間を使わずに、自分との時間を過ごすと、不思議とこれからどう在りたいかを考えたくなる。
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よくある、私って何がしたいんだっけ?とか、どうしたら良いか?という「Do」を問う問いではなくて、そのもっと土台にある、どういう状態で在りたいか?という「Be」を自分に問うている自分に出会う。
普段はどうしても損得で考えたり、
理由がないと落ち着かなかったりすることがあるかもしれない。
もちろん、わたしも。
でも、ここに来て、「なにもしない」を体感することで、すこし思考の囚われから解放される。
すると、感覚のお出まし。耳を澄ませて、圧倒的に自分の感覚だけに集中する感覚。
そんなことをしていると、普段は損得や合理性に占拠されている脳が、心地よさにベクトルを向けるようになっていることに気づく。
普段感じていなかったことを感じ、見えてなかったものやことが見えてくる。
そして馬と
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Queen's Meadow Country Houseの敷地内には、数頭の馬が放牧されている。
馬たちは、危険が近くになければ、思い思いに好きなところで草を喰み、まどろんでいる。
人に慣れてはいるが、
人にコントロールされていない馬たち。
ここの馬たちはみんな、
「餌が貰えるから××する」とか、
「鞭で打たれないように〇〇する」という
動機で行動していない。
したい時にしたいことをするし、もちろん忖度はない。(ちなみにうちの犬は従順な忖度のかたまりで、よっぽど現金な奴である)
そんな馬たちとの時間のガイドは、ここの馬たちと共に、人と馬の新しい関係を探求し続けている徳吉さんという方にお願いすることになっている。
馬との関わりを通して、自分との関わりや人とのつながりについて思いを馳せている自分に気づく。
100% 好きなところで好きなことをして生きている、そんな彼らと自分の違いを、観察しているのかもしれない。
ここを訪れた人の多くが、「馬みたいになりたい」と言い出す。それがなぜなのかが少しだけわかる気がする。
コミュニケーションや対話の本質を、馬との間に見ているような感覚にもなる。
ところで、人は同じ目的や目標を持った時、仲間になりやすい。たとえば会社(仕事)。
会社組織では、そもそも目的や目標を達成するために集まっているので、そこで行われているコミュニケーションや対話も、主眼が目的達成に置かれていて、お互いにわかりあうことや、人同士のつながりは軽視されるふしがある。
多くの人が1日の殆どの時間を仕事に費やしているから、コミュニケーションのデフォルトが仕事の時のそれのようになってしまうケースもよく見るのだけれど、本来のコミュニケーションや人とのつながりというのは、繊細で暖かくて、強い。言葉がなくたって、なくなることはない。
そんなことも、体験できる予定。
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体験をかたちに
このリトリートの最後に、
ちょっとした作品を創ってみたい。
なんの大したことはない、
手が動くのに任せて、
何ができるかを楽しんでみる。
そういったことを、
クッキーを食べながら、
おしゃべりしながら。
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Queen's Meadow Country Houseという場所と、そこにいる人と馬が織りなす空間が、
じんわりとその場を包み込み、
暖かい何かを与えてくれる。
自分のためだけの時間、
自分を大切にする食事、
人や馬を受け入れ、受け入れられる喜び、
自然という大きなものに抱かれている感覚、
他者とのつながることの、本来的な意味、
そんなことを体感するから、どうしたって癒されちゃう。
きっと素敵な体験になるはず。
ぜひ、ご一緒しましょう。
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| 日程 2024/11/23ー11/25
| 場所 Queen's Meadow Country House
| 費用 65,000円 (宿泊・食事込み)・特別料金、次回以降変更になります。
| 申込 https://forms.gle/f1kXDWXTPrBJyD5e8
※費用に一切の交通費は含まれません。遠野駅からはタクシー移動です。もしよければ駅で待ち合わせ、乗り合わせていきましょう。