顔をあわせて、仲間の思いを知る時間。創業70周年の記念式典を行いました
こんにちは! 愛知県瀬戸市に本社を置く大橋運輸の広報チームです。
弊社は運輸業を営んでから、今年で創業70周年を迎えます。9月11日には、全社員でその記念式典を実施。社長の鍋嶋による開会のスピーチのほか、社員の表彰式や豪華景品が当たる抽選会などを行いました。また、毎年9月に行っている「安全大会」も同時開催。安全への意識を見直し、気を引き締めました。
社員一同が揃うのは1年の中でも貴重な場。社長の思いを直接聞いたり、普段は関わりが少ない社員の活動を知ったり、会社のことをより理解する機会となります。今回の記事では、その様子やイベントを通して考えたことなどをレポートしていきます。
70年の節目に、社長の思いを知る式典に
記念式典とはいえど、コロナ禍での開催のため、当日は約1時間のコンパクトなお祝いを行いました。社員たちもスーツを身にまとうなど、いつもとは違うフォーマルな様子が新鮮です。式典の始まりには社長より、今に至るまでの道のりとともに、社員に向けた感謝の言葉が述べられました。
鍋嶋「振り返ると、私が社長に就任した当初は毎月売上のことで悩むなど、目の前にある会社の課題をどうにかしなければと考えるばかり。運輸業という職業柄から、地域内での社員の印象もやんちゃなど言われていて、頭を抱えることもありました。
でも、私たちの仕事ぶりや行動をみた地域の方から、徐々にお褒めの言葉を聞くようになりました。健康経営やダイバーシティ経営に取り組む企業として、周囲から評価いただけるようにも。長きにわたって会社を支えてくださったり、新しく仲間になってくれたりしたみなさんのおかげです。年々求人への応募数も増えており、ありがたく思っています」
「目の前のことに必死だった時期を思うと、未来について悩むことができるのは、本当に嬉しいです。一人ひとりが考え行動し成長しているからこそ、会社も成長できました。これからも、社員の健康と安全を守りながらより良い会社になることを目指しましょう」
途中、感極まりながらも、私たちに向けて発せられる鍋嶋の言葉には、グッとくるものがありました。一社員として、大橋運輸で働く意義を改めて感じられたように思います。
イベント後半では、「仕事と人生を楽しく」という社長が大切にしている方針にちなんだ抽選会が行われました。 当選者には、旅館宿泊やレストランでの食事など、体験型ギフトがもらえるJTBギフトカタログが贈られました。総額約30万円相当、10名の社員が当選。プライベートを楽しみ、仕事にも良い気持ちで取り組めたら嬉しいですね。
年に一度、安全への意識を引き締める「安全大会」
70周年式典と同時開催した「安全大会」は、毎年9月に実施している社内企画です。安全大会は、弊社が16年前に起こしたトラック事故をきっかけに始めました。事故があった10月を弊社では「安全月間」としており、その前月である9月に安全大会を実施。入社時期に関係なく当時の記憶を共有し、安全への意識を一層高める場になっています。
安全大会では、外部講師による講演と安全への取り組みに関する表彰式を実施。外部講師には、セーフティー・サポートの渡辺良祐先生をお招きし、ご講話いただきました。
渡辺先生からお伝えいただいたのは、「入社年数によるトラブルの傾向と無事故継続のポイント」。経験が浅いドライバーには、「指差呼称はミラーで発見可能な危険を探すための行動」といった、目的と手段をきちんと考えて行動に移すことが大事とお話しされていました。
一方、経験豊富なドライバーには、「使えるところはハイビーム」「道路からのメッセージを見落とさないように」など、基本を徹底することが強調されていました。事故はたまたま起きるのではなく「人」が起こしていることの再認識が大切というお話も印象に残っています。
当日は、日頃の安全やサービス向上に貢献した社員の表彰式も行いました。この一年、日頃の安全やサービス向上に貢献した社員を賞賛する企画です。表彰は、「人命救助」「安全大会」「安全エッセイ」「安全川柳」の四部門で行いました。
安全に関することを自分自身に落とし込み、言語化してもらうべく募集した「安全エッセイ・安全川柳」。今年初めての試みでしたが、多くの社員が積極的に参加し、多数の作品が集まりました。金賞に輝いたのは「目視より 信用できる 指差呼称」。その他にも、日頃から安全意識を持っていることが伝わってくる力作が揃いました。
社内イベントは、日頃は別々の場所で働いている社員たちが集まる機会です。会社としての姿勢を改めて見つめる時間になりました。考えたことを頭に、感じたことを心に留め、日々の業務をコツコツと積み上げていきます。