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デジちゅんと学ぶ!デジタル人材育成コラムvol.3 デジタル変革人材ってどんな人?どんなスキルが必要なの?
前回は、「デジタル人材って例えばこんな人!でもなぜ育成が必要なの?」ということで、デジタル人材がどういう人なのか、採用が難しいといわれる理由、育成が進まない理由についてお伝えしました。
第3回の今回のテーマは、「デジタル変革人材ってどんな人?どんなスキルが必要なの?」です。
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前回、デジタル人材がどういう人なのかを教えてもらったけど、
特にデジタル変革人材の育成のニーズが増えているって本当?
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そもそもデジタル人材の育成が求められている背景には「DX推進」というテーマがありますが、多くの企業がD(デジタル)よりもX(トランスフォーメーション=変革)の方が重要であると考えています。
デジタルという手段を用いて何を変革していくか?
デジタル知識やリテラシー、スキルを持っていれば、自然と変革するのかというと、そうではありません。デジタルを用いて、事業や組織、業務を変革していくには、業務知識に加えてデジタルリテラシー、そして変革を推進する力やマインドが不可欠です。
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https://www.persol-group.co.jp/news/20210727_8506/
各組織におけるDX推進最大の課題は、単なるデジタル人材の不足ではなく、「デジタルを用いて自身の事業や業務、組織を変革できる」人材なのです。
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なるほど、「変革」は大事なキーワードだね。
デジタル変革人材にはどういう人が向いているの?
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デジタル変革人材には、「現状を疑い、問題を発見でき、適切な課題設定をした上で周囲を巻き込み、試行錯誤をしながら物事を前に進めること」が求められます。また、新しい技術や市場や事業の環境変化に敏感であり、変化への適応力を高く持っていることが必要です。
こう書くと、一部のスーパーマンしかなれないのか…と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。何より大事な素養は「このままではいけない、何らか変えていかなければ」という変革の意思を持っていることや、「もっといいやり方があるのではないか?」と発想できることです。
この素養の上に、変革マインドや課題設定力、物事を推進するための構想力や実行力が備わっていけばいいのです。素地さえあれば、変革に取り組みながら鍛えることができます。
現状維持にこだわってしまう、他責傾向が強い、保守的傾向が強い方は、変革人材には向かないと思われます。
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「変革人材」というとスーパーマンのような人を想像しちゃったけど、
「もっといいやり方ないか?」と考えられる人は職場にたくさんいそうだね。
デジタル変革人材になるためには、何を学べばいいの?
必要なスキルが知りたいな。
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デジタル変革人材になるために必要な学びは「実践学習」です。今まで説明してきた通り、知識だけ持っていても、変革を実行できるようにはなりません。デジタル変革人材になってから変革に取り組むのではなく、変革に取り組む実践の過程で、デジタル変革人材としての能力を高めていくことになります。即ち、実践の中で学ぶ、実践学習が重要になります。
デジタル変革人材が実践の中で学び、高めていくべき能力は6つあります。
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デジタルの領域では「デジタル思考」と「デジタルリテラシー」、変革の領域では「変化適応力」、「課題設定力」、「構想力」、「実行力」です。
「デジタル思考」は、業務やプロジェクトに取り組む際に、デジタルを用いることを前提に物事を考えられる力です。現場の業務改善でも、事業開発でも、ビジネスモデルや業務プロセスを考える際、デジタルを前提に考えられるか、そうでないかは大きな差になります。
「デジタルリテラシー」は、各種デジタル技術やツールに関する知識です。必ずしも、自身で構築・開発できないとしても、どんな技術がどんなことを実現し得るのかを知識として持っておくことが必要です。
「変化適応力」は、事業や市場、社会環境変化に対するアンテナを高く持ち、様々な情報を主体的に集め、変化への必要性を考えられる力です。
「課題設定力」は、事業や業務における問題点に気づき、解決に向けた取り組み課題や方向性を明確に設定する能力です。
「構想力」は、取り組むべき変革のコンセプトを明確にし、その変革の先に目指す未来を描き、どのように推進していくかの道のり、計画を描く力です。
そして、「実行力」は、構想実現に向けて周囲を巻き込み、プロジェクトとして前に進めていく力です。
デジタル変革人材には、デジタルの知識や技能以上に変革を推進していくマインドとスキルが必要となります。そして、そのスキル・能力は、座学の研修や動画を見て身につくものではなく、その能力の発揮を求められる実践の中で高めていく力です。
次回は、その実践の中で学ぶ「実践学習」について説明しますね。
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次回も楽しみだなあ!
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