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日常に溶け込むデザインとは?/多摩美バーチャル大学殴り書きメモ(12/1配信分)

多摩美術大学が「バーチャル大学」として誰もが参加できる“デザインの大学”を期間限定開校している。
なんと50の新たなデザイン領域を知る、講義プログラムを公開していると聞いてさっそく試聴を開始。

芸大美大に行けなかったのに、こういう無料でしかもかなり貴重な話が聴けるのはとてもありがたいかぎりである。

久しぶりの投稿はこの多摩美のバーチャル大学についての覚え書き、というかただのメモをざっくりまとめてみようかと思う。

今回はただの覚え書きと言えば聞こえがいいが、ただの殴り書きである。
この殴り書きを自分なりにまとめてみようという謎の試みをなぜか
公開することにした。

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この通りひどいもんである。殴り書きなので、不明瞭な部分や解釈があやふやな部分があると思うがご容赦願いたい。
また何度も聞いて、後日自分なりの考えも書いていくつもりである。
その時にまた詳しく内容にも触れていく。

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●日常に溶け込むデザインとは?

講師:深澤直人

■統合デザイン [integrated design]

・デザインやアートは分断されている。グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、など専門領域が存在する。

・しかし日常では統合されている。

・デザイナーは自身の専門領域だけではなくデザインを統合的にみるべきである。

■デザインの領域として

・デザイン、アート、建築、環境、メディアなどは統合されるべきである。

・それは人々の生活においてすべてが混在しているからである。

■自然と人間とアートは統合されるべきである。

・世界は統合を失っている。

・実体(形のあるもの)と媒介(メディウム)は統合されるべき。

・一般的に視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚は統合されている(統合された感覚器)が、デザインとしては分断されている。

・これによってデザインも統合の協調を失っている。

・アンビエンス(周囲)は統合された感覚によって感じ取られている。
感じ取られたものをアトモスフィア(雰囲気)という。

・デザイナーは雰囲気をデザインしている。

■アートと科学は統合されるだろう。

・科学的な産物(分析や結果)をアートとしての結論としてもいい。

・しかし教育としては分断されている。

・科学から入った人はアートを理解できないと言うことがあるが、
アーティスト側がやっていることは科学的な結論と一致することがある。

・論理的なものが科学であり、抽象的なものがアート。

・デザインはどんな状況にあっても生活に寄り添いその変化や流れに【即応】してきた。

■【即応】するデザイン

・【即応】とは万物が互いに他の全事象を含み込んで一体化して存在していること。

・調和、統合、即応を失ってはいけない。

・人間は違和感によって失調を感じるが、無意識に問題を素通りしてしまう。

・感じてはいるが、気づいてはいない。

■美しい考え方

・選択の岐路に立ったら美しい考えの方を選べば自ずと正しい答えが見つかる。

・無意識の自然な選択

■創造力を高めるノウハウはない

・アートやデザインは方法論ではない

・専門家というのがなくなってきている。感覚があれば表現可能。

・感覚とは受け取る力、感受性である。

・無意識に受け取っていては自覚できない。

・違和感を感じた時に必要なのは方法論ではなく、創造力である。

■気づきはあなただけではなく同時にあらゆるところで起こっている

・気づける状況にいることが、【Design thinking】の基本

・気づきはどこにでもある。

・気づき→入力→発酵→具体→定着・実装

■創発

・創造と創造が組み合わされると思わぬ別のものが創造される

・どんな状況においても気づけることを創造という

・気づきは達観であり、悟りである。それは日常の中にある。

・Design thinkingは考えることではなく、感じたことを自覚できる力

■創造に自信があるか?

・絶対にそうだと言えることがあるか

・創造に自信を持つためには発想にいたるプロセスを辿ること

・Empathy→創造とは共感を得ることを生み出すこと

■Empathy

・共感を得るということは誰もが同じ経験をしたことがあるということであり、誰もが同じことに感動し、ある事象において同じように感じること。

・Collective unconscious(集合的無意識:ユング)→個人をこえた集団や民族、人類の心に普遍的に存在すると考えられる先天的な元型の作用力動。

・“元”型→典型→原型(Archetype)は統合されたものの中にある。

■Affordance:リチャードウェントワース

・環境が動物に与える意味。

・美は人と物と環境の関係の美しさのことを言う。

・どこにあっても美しいものはない。その状況や環境がそこにあるものを美しいと感じさせている。

・着想・発想→企画・計画・企て→具体・定着

・具体化はブレてはいけない。選択肢はない。


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