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【 エッセイ 】

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頭の中のふわふわしたものたち。
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#適応障害

振え、動くのは体か、心か

ふと、思い出した。 「自分は生きている」と感じたあの日の話。 ◇ いつか話したかもしれないけど、聞いてってよ。 話をしたい気分なんだ。 ◇ もう3年も前になるらしい。 仕事に行けなくなり、適応障害と診断され1年近く経った夏。 地元のとある友達が好きなバンドのライブを見るため、(ついでに)私に会うため、石川に来ると言った。 わたしも好きなバンドだったし、元々軽音部なこともあり、機会さえあればライブに行きたいと常々思っているので良ければ一緒に、とお願いをした。 なんと

手に握る色の数が

あの時、わたしの手に握られていた色は ごくごく僅かだったのだと、 そして零れ落ちていた色たちは 元々わたしの手にあったものだと ようやくそう気づけるようになったのです。 ◇ こんにちは、こんばんは。 お久しぶりです。あるいは初めまして。 明日の仕事は午前中から、 しかも病み上がり(インフル大流行)だと言うのに、 書きたい衝動に駆られてしまいました午前3時前。 ここまでの道のりと、この先への不安と、 それでも前に進んでみたいと思っている話。 ◇ 最後にnoteに顔を

「何はなくとも疲れた」は悪か、それとも

「今日、何もしていない。でも、なんだか疲れた」 そういう日がふらっとやってくる。 「いや、何もしてないんだから疲れるわけない」 「ずっと休んでいるのだから、元気なはずだ」 なんて、頭の中のわたしは話しかけてくる。 「何はなくとも疲れた」をどうも許したくないらしい。 なんで許したくないんだろう、それってダメなこと? 「何か」を成した人じゃないと、 疲れているっておかしいことなの? そう考えたとき、出てきたのは 学生時代に父に怒られた時のこと。 祖父家にご飯を食べに行った

本音を話そうとすると涙が出てくる

スマホを持ち始めた、高校生の頃。 わたしはとある疑問を解決すべく、 ひたすら検索をかけていました。 それは「本音を話そうとすると涙が出てくる」ことについて。 とは言ってもわたしは、すぐ泣くタイプではないのです。 おそらく、どちらかといえば気を強く張っている方。 でも、一定の条件下だとどうもダメなのです。 例えば、先生との面談の時とか。 「あなたはどう考えているの?」 と私自身についての意見を求められ、 心の奥底にある本心を伝えようとすると 喉がつかえて、涙が出てきます

目が滑る、そんなあなたにnoteの世界

わたしが職場に通ったり通えなかったり、を繰り返していた頃。 胃の不調から始まったことは以前の記事にも書きましたが、 それ以外に職場で困った症状がありました。 それが、目が滑って活字が読めないこと。 抑うつ状態による、思考力や集中力の低下が原因です。 せっかく職場までがんばって足を運んだのに、 メールのチェックをしようとしても 何が何だかわからん。頭に全く入ってこない。 小さい声で音読しながら、必死に数通のメールを読んだあの日… ◇ そんなわたしに似た誰かへおすす