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貧血だけど献血に行ってみた

※これは私が行った献血センターの話なので、サービスは場所によって異なることをご了承ください。行った際はマスクの着用、手洗いうがいをしましょう。


土曜日の昼下がり、献血センターに行ってきた。

コロナによる輸血用の血液不足が深刻化しているとの報道を見て、これこそ必要緊急の外出ではないか!と思い、足を運んだ。

今回は
「献血ってなんか怖くない?」、
「なんかサービスあるって聞くけど、実際どんなの?」
という方に向けて献血のいろはについて説明しようと思う。


step1.事前健診

まず受付に入り献血カードを渡す。
(初めての人は作る。身分証が必要。)

その日の体調や、睡眠時間、現在の体重を聞かれる。
睡眠時間は前に4時間と答えた際、献血を受けられなかった。献血後の体調不良にも繋がるので前日はしっかり寝る方が良い。

その後は病歴や海外滞在歴などの質問をパネルで答えて、待合に通される。

ちなみに、その時の混み具合だが待っているのは1人だけだった。


5分ほどで呼ばれ、健診を行った。
まず血圧を測る。上が100以上だと問題なく通される。
低血圧な私は、3度測りやっと100を超えた。看護師さんに、無理しないでねと言われながらも、せっかく来たし今日は予定も他にないしいいや!と思いやることを決意した。

その後、献血しやすい腕?を選ぶために両腕の血管の浮き具合を見られ、献血に使う腕を決める。
ここで一度、血液の濃さを診るため指先に針を軽く刺し血を少量抜く。
痛みはあるが、ちくっとする程度なので安心してもらいたい。

以上が事前の検査である。


step2. 献血まで待機

検査が終わると待合で5分ほど待つが、
ここは混み具合によって変わるところではある。
準備の時間が長さが気がかりではあったが、空いているとすぐ始められるんだな、という印象。

これはどこの献血センターでもある印象だが、お金いらずの紙コップ式の自動販売機で飲み物をもらう。
私はコーヒーを選び、テレビを見ながら待った。


step.3 いざ採血

名前を呼ばれ少しドキドキしながらいざ採血へ。

歯科での治療時のイスを想像してもらいたい。
目の前には小さなテレビ、リモコンがあり、好きなチャンネルを見ながら待つことができる。飲み物と、スマホと、タブレットを前の台に置き、準備万端。

腕をしっかりと消毒。
実はとても痛いことも血も苦手なのでドキドキマックス。だが、テレビを見て気を紛らわす。

そして、優しい看護師さんが「チクッとしますね〜」という常套句の元、いざ注射。

毎回思うが、思ったより痛みが少なく、「こんなもんか」と安堵する。
チューブで腕を縛られる部分の方が少し痛いくらい。

血を抜かれている感覚というのは特にないが、横にはどんどんパックに溜まっていく私の血。
初めての人は薄黒い血に驚くかもしれないが、そういうものらしい。

採血中は看護師さんはとても優しく何度も声をかけてくれるし、採血は精神的に不安定になりやすい行為なので安心感を与えてくれるんだろうな、と感じた。

腕と横の血は見ないように、タブレットで本を読みながら待つこと約20分

少し腕にだるさと痛みを覚えながらも、無事終了した。


step4. 採血終了後

採血後は看護師さんから「400mlの血を抜いたことはその分汗をかいたと同じなので、水分補給してくださいね」との言葉を受け、コインをと記念品をもらい、待合で再び飲み物を飲みながらリラックス。

10分安静にすると、腕に巻かれているバンドも取り帰ることができる。

が、私は献血ルームのサービスを全て使うべくその後30分ほどいた。

まず、もらったコインを使って子どもの頃によく駄々をこねて欲しがったSEVENTEENアイスを一つゲット。
職員さんの案内で、

あったかくなってきたし、アイスも美味しいな〜なんて考えながらテレビを見る。

職員さんの案内で、血液検査の結果や、献血の予約ができるweb会員サービスというものがあると聞いた。分かりやすくてすごく良い。

この後紹介するが、登録者特典につられて登録。

そして、最後はマッサージチェア。
もう一つのもらったコインもしっかりの消化。

マッサージチェア家に欲しいなぁ。

存分に満喫し、体調も問題なかったのでそのまま帰宅した。


Q.献血ってどのくらい血が抜かれる?

成分献血と全血献血(200ml,400ml)の2種類がある。
最も一般的なのが全血献血(400ml)だ。
男性は17歳以上、女性は18歳以上
体重が50kg以上の人が対象となる。
200mlは男女ともに16歳以上が対象

私も今回、全血献血の400mlをした。

Q.血が抜かれてしんどくならないの?


健康被害は、採血により体調不良・神経損傷・皮下出血等の症状により治療を必要とするもので、軽微なものも含めると総献血者数の約1%(5~6万件/年)に発生しており、そのうち医療機関を受診する方は、総献血者件数の約0.01%(700~800件/年)を占めています。

このうよに日本赤十字社のHPには記載がある。

体調不良ほどでもないが、数時間は腕が筋肉痛のような痛みを伴った。注射に慣れておらず、精神的にも少なからずダメージを受けているのか、直後は身体のだるさは感じた。

しかし貧血ぎみ者としては、「あ、意外に大丈夫なんだ」というのが素直な感想だ。
水分をしっかり補給さえすれば、なんら問題はなかった。


体調不良を起こす割合はとても少ないが、献血をした後は、家で安静にできる日が良いだろう。

Q.記念品って何がもらえるの?

私が今回もらったものはこちらだ。

1.消毒用アルコールジェル
2.洗濯洗剤、食器洗い用洗剤
3.牛タンカレー、ごはん

こんなんなんぼあってもいいですからね〜

な品々をいただいた。


私的にどれも割とありがたい物ばっかりで、ほくほくと帰宅した。


最後に


長々と書いたが、献血をしたことない方には少し理解を深めていただけただろうか。

献血は一番身近にできるボランティア活動だと私は思う。

相互扶助の精神と言えば綺麗事のようだが、いつか自分が事故に遭ったり病気に見舞われた時に、輸血は必要になるかもしれない時を思ってすることも大事だと思うし、

そしてなにより自分の血でどこかの命を救うことになるんだとしたら、それはとても嬉しくないだろうか。

現在すべての型の血液が足りてないようだ。
自分の無理しない範囲で、健康な方はぜひ献血を行ってもらいたい。


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