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パワースポットでの過ごし方ーマインドフルネスの視点から考える①


先日、五感を通して自然から得られるさまざまな効果を紹介させていただきました↓

Lara S. Franco et al.(2017) A Review of the Benefits of Nature Experiences: More Than Meets the Eye, International Journal of Environmental Research and Public Health.


実際にパワースポットに訪れた際に、さらに効果を感じやすくする方法の1つとして、「マインドフルネス」を紹介していきたいと思います。

近年この「マインドフルネス」は注目されており、様々なメディアで紹介されているため、この言葉を聞いたことがある方や、実際に各種の研修やプログラムで体験された方も多いかと思います。

マインドフルネスとは、「今」この瞬間に注意を集中している状態、その心理的過程を指す言葉です。

もともとは東洋思想や仏教に由来する概念で、仏教的な瞑想の中で実践されてきた経緯があります。

マサチューセッツ大学医学部名誉教授のジョン・カバット・ジン(J.Kabat-Zinn)博士が、このマインドフルネスを活用したストレス低減法のプログラムを開発し、今では広く知られるようになりました。

東洋思想や仏教に馴染みのある日本人にとっては、マインドフルネスは取り入れやすい概念であると思われます。

また、マインドフルネスストレス低減法については、医学的、心理学的に良い効果があることが種々の研究で示されているため、宗教観にあまり馴染みのない方でも取り組みやすいでしょう。

いわゆるパワースポットでも、その場での体験に注意を向けることで得られるものもたくさんあるはずです。

続く

参考文献)J.カバットジン 春木 豊(訳)(2007)マインドフルネスストレス軽減法 北大路書房


写真:#市比賣神社
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