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0187 景行天皇を導いた不知火(しらぬい)の地「永尾剱神社」(熊本県)

永尾剱神社えいのおつるぎじんじゃのご利益

病気平癒(特に胃腸病)、健康長寿、縁結び、開運・運気向上、商売繁盛、厄除け


永尾剱神社えいのおつるぎじんじゃについて

古くから特に胃腸病、脱腸病の病気平癒の神様としてご利益が厚く、霊験あらたかで、小さな神社ですが県内外からは多くの参拝者が訪れます。
海に立つ鳥居と燈籠とうろうがフォトジェニックで人気が増しています。

海の鳥居(一の鳥居)。干潮時は鳥居、燈籠の間の参道を歩けます。
夏のお祭りでは景行天皇一行がここから上陸を果たします(後述)。

歴史がある神社で、1300年前の和銅6(713)年、元命天皇の勅願により創建されました。

神社は高台にあり、階段を上ると境内にあるのが「二の鳥居」です。
鳥居の奥に見えるのが拝殿です。

この神社がある不知火しらぬいという地名は、景行天皇(日本武尊やまとたけるの父)が対岸の日奈久ひなぐからこちらの宇土半島うとはんとうに渡る夜に舟で見た、誰も正体の知らない火の光のこと、つまり知らぬ火「不知火しらぬい」が由来となっています。

伝説と不知火の画像(画像は小さいですが)についてはこちら→不知火伝説

景行天皇が不知火海を巡幸し
肥後の国(今の熊本県)不知火に立ち寄られた際の絵図。

夜の八代海に現れる不思議な光の列「不知火しらぬい」の出現時期に合わせて八朔祭はっさくまつり(旧暦8月1日)が行われ、境内は多くの参拝者や見物客で夜通しにぎわいます。ただし見られるかは気象、海洋等条件が揃うかの運任せです。

八朔祭の採火式の様子です。
海上に設置したかごに向けて火矢が放たれ、中の木々が燃え上がる。
その大きな炎に舟を近づけ、火をもらって松明たいまつともすところです。
火が灯ると、舟は海の鳥居をくぐり、参道から上陸した景行天皇一行は神社に向かいます。
狛犬と拝殿

社伝によれば、海童神わだつみのかみが遠方から魚のエイの背に乗ってこの地に鎮座し、神社の鎮座地がそのエイの尾の位置にあたるため「永尾(えいのお)」と呼ばれるようになりました。→ 永尾伝説

境内にある土俵

神社がエイの尾剣の部分にあたるため別名「剱神社」とも呼ばれています。エイを神の眷属けんぞくとして食べない氏子さんもおられます。
最後に、エイにちなむ神社ならではの願いごとのかなえ方を紹介します。

裏参道の鳥居

海童神わだつみのかみへの願い」
エイの形の折り紙に願いを書き、海の鳥居に置くと潮が満ち、エイが海童神の元へ海を渡り願いを届けてくれます。
紹介記事のリンクはコチラ ↓
https://higojournal.com/archives/einouturugijinjya.html

永尾剱神社公式インスタグラム


アクセス(GoogleMaps)

公式サイト・参考サイトなど

▼2~3分で読めます。画像6枚。熊本の潮位表のリンクもあり▼

▼30枚以上の画像で読みやすい。海の鳥居はもちろん、国道266号線からのアクセスから境内、ご朱印、お守りまで紹介▼

▼エイの形をした折り紙に書くとエイが海を渡り願いを届ける▼

▼【公式】熊本県宇城市のサイト▼

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