【#読書感想文】 代償
ネタバレはありません、ご安心ください😊
平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。運命は一転、過酷な思春期を送った圭輔は、長じて弁護士となるが、逮捕された達也から依頼が舞い込む。「私は無実の罪で逮捕されました。どうか、お願いです。私の弁護をしていただけないでしょうか」。裁判を弄ぶ達也、巧妙に仕組まれた罠。追いつめられた圭輔は、この悪に対峙できるのか?衝撃と断罪のサスペンスミステリ。
著者である伊岡瞬さんの作品を読むのは、「本性」「冷たい檻」「赤い砂」に続いて4冊目になります。
共通して感じるのは、「後味の悪さ」でしょうか😅
それでも、別の作品を読みたくなる不思議な魅力を感じてます🙄
今回の「代償」もやや不快な展開と後味の悪さは変わりません。ただ、これまでの3冊に比べて最も大きかったですね😓
その理由は、著者自身が
「全く人を顧みない、全く反省しない根っからの悪を書いてみたい」(解説より抜粋)
と述べている通りの、「達也」の言動であることに間違いありません。
物語の中盤〜終盤には、圭輔の仲間であるはずの人物までも
「コイツは本当に仲間なんだろうか?」
と疑うようになりました😖
そう思わせるところも、この作品の狙いなのかもしれませんが…🤔
雨が続いて、外出するのが億劫な日にぜひ読んでもらいたいです。
外のどんよりとした雨雲が、きっと心の中までも現れるでしょう🤣
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。