できないことにこそ価値がある
こんばんは。かえもんです。
今日は「あなたができないことにこそ価値がある」という話をしようと思います。
突然ですが、皆さんは勉強が得意ですか?
ほとんどの人は「苦手!」「普通…」といった答えになると思います。
しかし、世の中は広いもので「勉強ってなんか知らんけどできるんだよねー」という学生が聞いたらハンカチをキーってやるような人がいます。
そういう人ってもうセンスで勉強をしているんです。というか、感覚だけでテストを受けている。
そんな憎たらしい人が私の周りにはちらほらいました。
そんな人に「どうやったらそんなに勉強できるようになるの?」と聞いたことがあります。
その答えは「何かできたから、ようわからん」という私を絶望に突き落とすような答えでした。
ここで、考え方を少しかえてみましょう。
大した努力を必要とせず勉強ができる人が他人に勉強を教えるのはかなり難しいのです。
なぜなら、どうやって勉強ができるようになったか分からないから。
どこでつまづいてしまうのか、どこを勘違いしてしまうのか、どんな落とし穴があるのか。
能力の高すぎる人はそういったことを理解できないのです。
だから、「勉強の仕方」を教えるには勉強が高すぎる人は向いていないことがあります。むしろ、勉強が苦手だったけど必死に努力してできるようになった人の方が向いています。
つまり、「自分ができないこと」は「他人に価値を与えること」につながるということです。
勉強ができないということを乗り越えれば、他人に勉強のやり方を教えることができる。
世の中は自分の得意なことややりたいことをやりましょうという論調が主流となっています。しかし、苦手なことやすぐにはできないことに挑戦するというのもとても大事なことだと思うのです。
かくいう私も教師ですが、学生の頃は決して勉強が好きなわけでも得意なわけでもありませんでした。
高校のときは学年の下から6番目とか。もう落ちこぼれです。
それでも、大学受験のときは死に物狂いで勉強しました。その時の経験は教師になったときに大いに役立っています。
苦手だったからこそ。できなかったからこそ。
誰かに伝えることができることがあります。
自分のやりたいことが見つからないという人は自分のできないことにあえてチャレンジしてみるのもいいのでは?
ちなみに、勉強にだけ関していうと「センス」なんてものはほぼ存在しません。勉強が出来る人は大抵努力してます。勉強は量。これは真実だと思ってます。
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