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人の成長は止まらない!!!


こんばんは。かえもんです。

私は新卒1年目からとある研究会に参加しています。研究会といっても仲の良い先生たちで集まり、授業の準備をしたりするだけの集まりです。

現在、私は教師4年目なのでかれこれ3年ほどこの研究会に所属していることになります。めんどくさがり屋の私には珍しくほぼ皆勤で参加しています。
その研究会が今日もあり、たまたま「研究会の歴史」に話題が及びました。

3年しか経ってない研究会に歴史もくそもあるか!とも思いますが、思い返してみると色々と変わってきたところが沢山ありました。

元々は授業の準備がうまくいかないとある先生のための勉強会からスタートしました。
その当時は所属人数は4人。大学の狭い講義室を借りてあーでもない、こーでもないと頭を捻りながら議論していました。

それから時は流れ、新規参加者が多くなってきて規模もそれなりになってきました。それとともに「授業の準備」がメインではなく「国語教育の研究」が主流となってきました。いわゆる教育論文を作成し、学会で発表するための勉強会に変わってきたのです。

そして、会の中から学会で発表し著名な先生から評価される人も出てきました。

この他にも様々な話をしながら思い出に浸っていたのですが、そのとき私の気持ちは少し複雑でした。

ひとつは、「驚き」。いや、感嘆というのが正しいかもしれません。私のような国語教育のイロハもよく分かっていなかった人間が論文を読んだり、自分で考えたことを発表するようになっていることに単純に驚いたからです。また、はじめはただの授業の準備をする集まりだったのが気づけば、研究をする集まりに変わっていることにも感嘆せざるを得ませんでした。

人間の「常に成長を続けようとする力」は計り知れないのだなと改めて感じました。

そして、もうひとつは「恐ろしさ」です。
たった3年で初めのころとは全く違う組織になってしまった。それに対して今まで違和感を抱かずにいたこと。このことに気づいた時、少し人間が怖くなりました。

夢中になって進んでいるうちに気づけばとんでもないところへ来てしまっている。それが正しいのかどうかは分からない。

「初心忘るべからず」と言う言葉がありますが、果たして初めの頃の「明日の授業を良くしたい」という純粋な気持ちをまだ自分は持っているのか。

そこに疑惑がわくと同時に恐ろしくなったのです。

改めて思いますが、私は「教師」です。
人をより良い方向へ導く存在です。
間違っても自分だけが輝くことを考えてはいけない。他人の成長や幸せを第一に考えられる存在でいたいものです。


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