普通の中学部活が強豪校を倒してベスト8に行くために必要な数値
こんばんは。かえもんです。
今日は「バスケで勝つために必要なデータ」について書こうと思います。
私は自分のチームの目標である「全市ベスト8」に向けてあれやこれやと考えていますが、その中でまず考えなくてはいけないのが「どれだけ頑張ればいいのか」ということです。
バスケは確率の良いシュートをたくさん打って、たくさん点を取ったチームが勝つスポーツです。
そこで、自分のチームがどれだけの確率でどんなプレーをすれば良いのかをここにまとめておこうと思います。
まず、三原学さんのブログによるとバスケで勝つには以下の基準をクリアすれば良いそうです。
少し専門用語が入ってますがご容赦を。
全体のシュート成功率 42%
ペイント内のシュート成功率 60%
3pシュートの成功率 34%
フリースロー 75%
ターンオーバー率 12%
以上のようになっています。ですが、この数値は高校生の試合で算出されたものであり、こんだけ決められたらそら勝てるわ!みたいな数値です。
ですので、この数値をベスト8に必要なものに切り替えることにしました。
バスケには「得点期待値」という考え方があります。得点効率とも言うそうです。これはシュート1本打ったらどれだけ点数が入るかという値です。
「得点期待値=シュート成功率×得点」という式で算出されます。
例えば、3pシュートが50%の確率で決める選手が1本3pシュートを打った時の期待値は
0.5×3=1.5点
となります。
そして、これが大切ですが「得点期待値」を1に近づけることが良いとバスケ界ではされています。ちなみに、NBAレベルで1をやっと超えるそうです。
そして、得点期待値に加えて「ポゼッション数」という数値もあります。これは自分たちが攻めた回数です。だから、ポゼッションが50回で得点期待値が1のシュートを打ち続ければ50点入ることになります。
さて、ここからが本題。
中学バスケでは60点取ればほぼ勝てるとされています。そして、1試合の平均ポゼッション数は70〜80回。となると必要な得点期待値は
60/70〜80=0.85〜0.75
となります。つまり、得点期待値が0.8になるようにシュート練習をすればよいということになります。
そして、うちのチームが初心者しかいないということを考えると3pシュートに大きな期待をすることはできません。こういったことを鑑みて必要な数値を出すと以下のようになります。
全体のシュート成功率 40%
ペイント内 40%
3pシュート 26%
フリースロー 50%
ターンオーバー率 12%
ターンオーバーについては極力0にしたいので、高校カテゴリと同じにしました。ターンオーバー率12%は7〜8回に1回ターンオーバーするというイメージです。
これらの数値だけを見ると実現可能そうです。
実際、春の大会の数値は
全体のシュート成功率 35%
ペイント内 29%
3pシュート 37%
フリースロー 36%
となっていました。3pシュートすげーな!ってなりますが、たまたまです。ですが、先に述べた理想の数値に近いものは出てきています。ただ、これでも2回戦負けとかそのレベルです。
なぜか。
ターンオーバーが多いんです。そして、DFが…。
つまり、得点期待値はそこそこだけど相手により良い得点期待値で攻められてしまっているってことです。
ここら辺の話はまた今度。
とりあえず、目指すべき基準が少し明らかになったので良かったです。