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「最近のV系を語る会」で好きなバンドの良さを語るという宴

noteを始めるきっかけを探してた所に良い口実を見つけたので参加してみた。

なかなか普段V系の話題を周りにしても理解されないし、そもそも興味を持たれないので話す機会が無い。世間というのは物事を一元的に見がちで、男なのにV系が好きなの?なんて事を言われがちだ。だが、ちょっと待ってよ。あなたはスポーツ選手に憧れないか?好きな俳優はいないか?好きな男性ミュージシャンやバンドくらいあるでしょ。

「かっこいい」とか「かわいい」とか「憧れる」なんて感情は、対象が男だろうと女だろうと2次元だろうと無機物だろうと関係なく抱くのが自然だと思うのだ。良いものは良い。そこは声を大にして言いたい。

僕の遍歴は、小学生の時にBUCK-TICKに出会って衝撃を受け、中学生の頃から筋肉少女帯が好きで、30過ぎてナイトメアにハマって、メアの活休のココロのスキマをREIGNが埋めてくれているという感じである。いま一番通っているのがREIGN。REIGNがどうしたら売れるかを日々考えている。ちなみにメアはYOMIさん大好きなのでTAKE NO BREAKにも通ってますよ。

REIGNはまだ主戦場が高田馬場AREAや渋谷REX。単独で200から400人キャパが埋まるかどうかのバンドだけど、今年の2月11日に結成5周年のファイナルをO-EASTで開催。見事に大成功させた。それ以来、なんか勢いにブーストかかった気がしてる。EAST後のライブ動員が目に見えて増えた印象。池袋エッジでやった時も平日なのに足のふみ場もない満員御礼状態だった。

もしかしたら、今年飛躍しちゃうのかも。

とにかく音楽に対して真面目でストイックなバンドなんだが、個人的にはメンバーみんな個性も強いんだから、もっとエンタメ的な発信とかしてくれたら何かの拍子にバズったりするんじゃないかなって思ったりもするけど、やんないんだろうなぁ。

ギターのTANOさんの愛猫「ガチャくん(本名:ガチャピン)」とかもっと全面的に推しても良いんじゃないか?とか。

こんなに可愛い猫ちゃん、なかなかいないよ。マジで。

そんなREIGNを少しでもV系好きな人達に知ってもらえればと思って、今回のイベントに参加してみた。前置き、壮大に長くなった。

出演者の神谷敦彦さんの公式レポはこちら。

第一部は「最近のV系をゆるふわに語るコーナー」ということで出演者の方々が最近観たライブ、聴いた音源、オススメのバンドの良さなどを実際に音源を流しながらトーク。

個人的にはMUCC「Living Dead」が紹介されてテンション上がる。これは「壊れたピアノとリビングデッド」と銘打ってピアノをフィーチャーしたコンセプトアルバムの曲。このアルバムでピアノ担当として期間限定加入しているのが吉田トオルさん(@tooru_yoshida)https://twitter.com/tooru_yoshida?s=09 

ナイトメアのギター咲人のソロプロジェクトJAKIGAN MEISTERのキーボード担当でメア界隈でもお馴染みの陽気なおじさん。そんなトオルさんがMUCCに期間限定ながら加入するってので注目してた。ライブとかでもSATOちさんと絡んだら面白そうだから観に行きたいと思ってるし、そもそもMUCCも好き。昨年末のCOUNTDOWN JAPANでも圧巻のステージだった。

あ、藤谷千明さんが金爆に絡めてバンドのタイアップ事情をチラリと話してた。最近のバンドもタイアップを日和ったと考えちゃう事あるとか。なんて勿体無い話だと思う。

藤谷さんも筋肉少女帯を例に出してたけど、筋少の曲、その名も「タイアップ」にあるように

ひよったんじゃねーぜ
こころのままさ
裏切ってねーぜ
みんなやってんじゃねーか

と開き直ってバンバンやった方が良いと思う。そもそもゼロ年代のV系はアニソンタイアップで跳ねたわけだし。ナイトメアとか筆頭に。

第二部は神谷敦彦さんの「ヴィジュアル系の深読み話~歌詞編~」として3曲解説。

・SuG「teenAge dream」
・Jin-Machine「がんばれ!桜、アディオス」
・GLAY「卒業まで、あと少し」

Jin-Machineは楽しいと最近、思えるようになった。 レジデンス涼羽-178さんが正式なベースとして加入して、音がグッド締まった気がしてる。そこに元々のサービス精神が乗っかって、本格的なエンターテインメントとして昇華されてきてる感あると思う。

で、第三部がお客さん参加型コーナー「私のオススメを聴いてください!」という事で、参加しているオーディエンスが登壇してお薦めバンドを存分に語るというのだったんだが、最初の登壇者の女性がすごかった。まさかあんな霜降り明星の粗品バリのフリップ芸を仕込んでくるなんて。あのインパクトで摩天楼オペラは完全に覚えた。うまいなぁ。

その後のcali≠gariを紹介した方も、こちら男性だったけどデータとかバックボーンの伝達力とかプロ並み。cali≠gariもライブ行った事あるし、青さん好きだから聞いてて楽しかった。歴史のあるバンドは良いですよね。

その他も、自らの所属しているバンドをセルフ紹介しに来たランタナカマラの川光さんは後々経歴を見直したら凄い人で驚いた。てか、自分含めて登壇した5人中4人が男だったのが面白かった。

やっぱ普段なかなか語れない鬱屈とした思いが強いんだろうなぁ。

という事で、自分自身は拙い喋りでREIGNの魅力を伝えきれなかったと軽く落ち込んだりもしたけれど、楽しい2時間だった。次回またあったらリベンジしたいくらい。

今度は「V系バンドとSNS」みたいなテーマとかも良いなぁ。とかく閉鎖的に成りがちな業界にあって、どうにかして外への拡がりに繋げられないかという問題とか興味ある。

「もっとライブ映像配信とかしたら良いのに」っていつも思ったりもしてるので、敷居を下げて一見さんがライブに来やすくなるサービスとか、V系バンドはもっとやるべきだと思うのですよ。

という事で最後にもう一度REIGNのMVを貼っておきます。当日も紹介した「ゆらり」。ライブでイントロ流れ出すと同時にアドレナリンも一気に吹き出す曲。何か壮大な物語が始まりそうな予感から、小悪魔(REIGNのファンの呼称)達の手拍子が響きだし、それは何時しかうねりの様なヘドバンに変わって行くという歌に入るまでにフロアで見所満載になる最高の曲なのだ。是非、ライブで体感して欲しい。

それでは、また。





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円衣めがね
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