必ず押さえてほしい!Chat GPTで採用記事を執筆する際のポイント3選
こんにちは、ポテンシャライトの藤元です!
🎄 ポテンシャライトアドベントカレンダー 2024 ついに始まりました 🎄
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期間 :2024年12月9日(月)~ 12月26日(木)
テーマ:1週間ごとに異なる内容を設定し、深掘りした情報をお届けします
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今週は「AI×採用トレンドweek」ということで、今回は私自身、今年初めて取り組んだAIを使った採用広報記事について、ノウハウを発信できたらと思います。
1. はじめに
AI活用の背景と目的
今回私が使ったAIツールはChat GPTです。
個人的にはこの1年でかなりお馴染みのツールになりました。
そこでChat GPTを使った採用広報記事を3本書いてみました!!
多くのベンチャー/スタートアップ企業の皆様にとって、効果が見えにくい採用広報は、スカウト業務やエージェントコミュニケーションと比べると、やや優先度が落ちるかと思います。
「そもそも何を書いたら良いか、わからない」という声も多く聞きます。
しかし、採用広報は企業にとって単なる求人活動の一環ではなく、企業文化を外部に伝え、優れた人材を引き寄せる重要な手段です。特に、企業のミッションやビジョン、価値観を伝えることは、応募者に対して強い印象を与え、文化に合った人材を惹きつけるための鍵となります。
ぜひ来年こそは採用広報にチャレンジしたい方や、限られたリソースの中で効率よく魅力的な採用広報をブラッシュアップすることにお悩みの方にぜひこの記事をみて頂けたら嬉しいです!
2. Chat GPTの活用方法
2-1. Chat GPTを採用広報に活用するメリット
コンテンツ作成の効率化
採用広報記事を1から執筆するのは時間と労力がかかりますが、Chat GPTを使えば、指定したテーマやトピックに基づいて、記事を生成してくれます。
「指示内容が適切か」「情報源となるインタビューの量や質が適切か」によって左右される前提ではありますが、記事の叩き作成や土台作成、構成案作成の時間を大幅に短縮させることができます。反復作業の軽減
誤字脱字チェックや、表記揺れの確認など、毎回同じような内容を繰り返し作成することが多い採用広報では、Chat GPTを活用することで自動化し、クリエイティブな部分に集中できます。
多様なスタイルに対応可能
Chat GPTでは、指示によって同じ内容でもカジュアルな口調からフォーマルな文体まで、さまざまなトーンやスタイルで文章を作成してくれます。企業のブランドに合わせた文章作成や、過去の記事のテイストに合わせた文章作成が可能です。
ポテンシャライトでは、以下6つのパターンの形式で採用広報の記事を執筆しているのですが、掲載媒体やターゲットなどの目的に応じて使い分けています。
2-2. Chat GPTを使った記事作成の流れ
大まかな流れは一般的な記事作成の流れと同様になりますが、Chat GPTを活用するにあたって重要な部分を重点的にお伝えします。
目的の設定
記事の目的を明確にします。求人情報を伝えるのか、会社の文化を紹介するのか、または特定のポジションや人物に焦点を当てるのかなど、目的に合わせて、インタビューを行います。
インタビューは人力になりますが、書き起こしは他のAIツールを使い一瞬で終わらすことができました。
▼書き起こしツール3選
トピックとキーワードの選定
インタビューの中から記事で取り上げたいテーマやキーワードを選定します。
例えば、「カルチャー」や「キャリアパス」など、応募者に伝えたい要素をリストアップします。
ポテンシャライトでは以下のフレームワークを利用しており、いますでに公開している記事で伝えられている魅力は何か?を整理した上で、まだ公開できていない魅力にフォーカスしました。
伝える魅力の整理&Chat GPTへの指示
トピックが決まったら、より詳細の魅力の整理を行います。
ヒアリングした内容はあくまでも「事実」なので、ここから「魅力」に落とし込みます。
事前にプロンプトを作成した上でChat GPTを使っても、4割程度は人の手でブラッシュアップする必要がありました。
事実から魅力に昇華されるのは、やはり採用市場での経験や、相対比較して客観視できるノウハウが必要なのだと感じたポイントです。
※事実と魅力の違いは以下で紹介しております。
記事の作成&ブラッシュアップ
3まできたら、後は具体的な指示をChat GPTに与えるのみです。
例えば、「自社のカルチャーを伝えるための記事なので、カジュアルで親しみやすいトーンで、カルチャーについて代表が語る記事を作成してほしい。3000文字くらいで出力して」など、具体的なスタイルや内容を伝えることで、Chat GPTが求める方向性に沿った記事を生成します。
大枠の記事がアウトプットされたら、全体を読み直し、誤字脱字や不自然な表現がないかチェックします。
日本語で違和感がある箇所についてChat GPTでフィードバックをもらいながら修正を行いました。
修正が終わったら最後に改めて確認し、公開となります!
これは体感になってしまいますが、Chat GPTを使わずに記事を作成するときと比べて3割ほどの工数が削減されたと感じました。タイトルの決定
もちろん、目を惹くタイトルも必要ですので、最後は完成した記事を読み込ませ「タイトルを考えてほしい」と伝えるとタイトル案を出してくれます。私は10個ほど出してもらった上で最もピンとくるものを選びました。
2-3. Chat GPTを使う際の注意点と活用のコツ
ここからは私が実際にChat GPTを使って感じた、「ここは人の目/人の手で行った方が効率が良い」と感じた部分についてお伝えします。
内容の正確性を確認する
Chat GPTは大量のデータを学習しているものの、その生成する情報が必ずしも正確であるとは限りません。
例えば、会社の最新情報や独自の文化については、AIが最新の情報を持っていない場合があります。
したがって、記事の内容をチェックする際には、特に数字や実績、日付に関して注意を払う必要があります。
また、指示内容によっては、インタビュー内容として読み込ませた情報以外のネットから勝手に情報を引っ張ってきてしまうこともありました。
そのため、必ず「インタビューの内容からのみ情報を持ってくること」「補足としてインタビュー内容以外から情報を付け足した際は、それを明記すること」を指示していただくのが良いと思います。自然な文章に修正する
全てをChat GPTに任せてしまうと、どうしても機械的な文章になってしまったり、人の温かみを感じられない文章になるため、必ず”自社らしい”文章になっているのか?は採用広報の効果を最大限発揮するために時間をかけて、確認していただきたいです。
例えば、語尾や文末の記号など表現一つひとつから「会社らしさ」や「その人らしさ」があらわれますよね。
以下の表現一つをとってもウチらしいな、という表現がきっとあると思います。ここのこだわりをしっかりと持つことでChat GPTに書かせた記事でも人間味や企業らしさが出てきます。
一貫性を保つ
採用広報記事では、企業のメッセージや伝える内容が一貫していることが大切です。
複数の記事を作成する際や、過去に公開した記事を引用する場合は、内容に矛盾が生じないように全体を通して一貫性を保てているかの観点でもレビューし、調整することをおすすめします。
3. 最後に
ここまで、Chat GPTを活用して採用広報記事を効率的に作成する方法や注意点についてお伝えしました。
Chat GPTは日々進化を続けており、今後さらに精度が向上し、自社の魅力を効果的に伝える新たな方法が登場する可能性もあります。
進化するAIを最大限に活用するためには、ツールを使いこなすだけでなく、適切な指示を与え、生成されたアウトプットを丁寧に調整するスキルが求められますが、この記事が、採用広報記事の執筆にお悩みの方への参考になれば嬉しいです!
また、当社の採用/人事組織系支援にご興味がある方はお気軽にお声掛けください。
これからも採用/人事/組織系のアウトプットを続けていきます。
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