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組織というチームにおけるダイバーシティと仲間意識。そして組織を超えた繋がりと独立性。

多様な価値観が許容されるようになった社会。と言う前提。
てことは、働くための選択肢=職種が増え続けているのか?と思って調べてみた。

厚生労働省編職業分類2011年改訂版 17,209種

らしい。

うん。多いのか少ないのかわかんないな。
無理やり人口比率で考えてみると、1職種あたり7,000人くらい。
んーさらにわからん。

で、現代は多様になってきた、と謳い文句のように聞くし、僕自身も肌感でなんとなく話してきて、生き方が多様してきたんじゃないか、なんてことを思っていたから、職種は増えてきたんじゃね?と調べていくと、

1953 年に『職業辞典』の第Ⅰ部として整理され公表された職業名の数が、

合計 58,100 種(重複を除くと 34,300 種)

とある。
参照https://www.jil.go.jp/institute/seika/shokugyo/bunrui/documents/shokugyo04_01.pdf

で、時間が経つにつれてどんどん減らしてきた、とのこと。
これじゃ増えてるのか減ってるのかよくわからんくなってきた。
もうちょい資料読み込んで考えよ。


本題。
会社という組織を「チーム」と表現する会社は結構あるんじゃないかと思う。まぁ複数社で目にしてきたし、人事界隈ではそれらしき書籍なども出ているのでまぁ多いということにしよう。
で、かくいう自分の会社も従業員じゃなくてスタッフだし、みんなで「チーム」だという言葉をチョイスしてきた。
そんな中で、「仲間意識」を年齢とか性別とか宗教とかそういうものを超えてどう作るのか、ということをあの手この手、手を変え品を変えやってきた。
その結果わかったというか感じたことは、
1つのアウトプットに対して生み出せるのは一部の共感だけ、ということ。
つまり、同じ価値観から生み出していたとしても、アウトプットの違いによって共感者が変化する、ということだった。
そんでもって、このことこそがダイバーシティきてんねーと感じる現象だった。

基本的にイベントをやるとなっても自由参加なので、この人はこういうの来ないなーとか、そういうのが毎回結果として見れたのも大きかったと思う。

だからこそ、たくさん色んな角度でアウトプットしていけば、会社や誰か個人が中心となって繋がるんじゃなくて、各々がそれぞれのコンテンツを通して繋がっていって、結果的に仲間意識が強くなるんじゃないか、と。

このあたりは理念経営に近いやりかただったと思う。
それなりに成果もあげたし、それなりに納得感もあった。
体感的に一番効果が大きいと感じたコンテンツとしては、「Creative Life Presentation(CLP)」が思いつく。
いわゆる自分史に近いものなんだけど、簡単に言うと、自分の人生を30分くらいのプレゼンにまとめてもらい、季節ごとに開催するカンファレンスというイベントで発表してもらうというもの。
僕としては、自分史というよりは、TEDの仕組みやコンセプトをその人の人生感に置き換えてパッケージしなおしたようなものなので、作りとしてはTEDに近い。

これは素直に毎回いいコンテンツだなと感じたし、仲間意識の向上とか自己理解とかそのあたりに課題を感じる組織やチームにはかなりオススメ。
ただ準備は大変。
これはもうほんとに大変。
発表者自身ももちろん大変だけど、準備側としてもすごい時間がかかる。

大まかな流れは、発表者にまずは自分の人生をテキストなどにまとめてもらい、それを元に質疑を繰り返してテキストをブラッシュアップする。そしてプレゼン資料化したもので仮プレゼンしてもらい、それに対してフィードバック。を延々と繰り返す。
何が大変かというと、これが何ターンで終わるかがわからないことと、人によって時間が掛かるポイントが違うこと。

ある人は、タイトルが決まらない。(結果決まらず本番を迎える人も)
ある人は、タイトルは決まっているのにプレゼン資料がまとまらない。
(本番直前に資料作れなかったから質疑でやりますというツワモノ)
ある人は、演出が強く自己認知と事実が異なる。(打ち合わせするごとにボロが・・・)
ある人は、正しい答えを探してしまってすごく遠回りになる。(正しさがないということをめぐってサイゼリアで数時間ヒートアップ)

みたいに色々あった。
ほんと人それぞれ課題って違うんだなーと毎回感じさせられた。
だけど、僕自身はこの作業が好きだった。
当日の本番。僕が手伝えることは「場」を作ることだけで、結局その人がその人で勝負しないといけない。
その姿を見ているだけで、何かすごく感慨深いものを感じれたし、それまで何度も打ち合わせしてきた自分ではなく、聴衆となった他の仲間から拍手をもらったり、いろいろ話しかけられる姿に、やってよかったなーと感じることができた。

・・・
そんなこんなで多様性と仲間意識の両立をなんとかトライしてきた。
そんな組織としてのチームが今年の3月に終わりを告げ、次のSTEPへと踏み出すこととなった。
ほんとは昨年でそうなるはずだったものがコロナによって1年先送りとなったんだけど、実際にそうなってからジワジワとその影響を感じている。

組織を超えた繋がりと独立性。
これが今僕がトライしていること。
ただ、その意味も意義も深く説明していない。
それらしいことはこれまで何度も言ってきたし、形としてコンテンツを作ってきたけど、今回は深く説明することをあまりしていない。
聞かれたら頑張って説明しちゃうけどね。
でも今回は諦めたわけじゃなくて、「出来上がったもの」から感じてもらう方がいいなと思えたから。
もちろん、そのプロセスを見て共感してくれる人がいてくれてもいい。それはそれで力になるし嬉しい。
だけど、今は出来上がったものに対するフィードバックが一番いいような気がする。

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