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漬物×ザーサイ

7/2(火)
天気:晴れ曇り


たくあん、浅漬け、ぬか漬け、キムチ、ピクルス、ザワークラウト...etc

いわゆる漬物は、世界中で愛されている食べ物だ。

酒のつまみやごはんのおともにしばしば登場してくる。

しばしばと言えば、しば漬けもその一つだ。

定食には欠かせないだろ!という日本人も少なくないはず。

そんな漬物に対して僕は思う。


ザーサイ、過小評価されてない?!


そもそもザーサイとは、中国で栽培が始まったとされる野菜の名前。からし菜の一種で、高菜の仲間だそう。

生でも食べられるが、香辛料をたっぷり加えて漬け込んだ辛味のある漬物として親しまれていて

日本でも漬物としてのザーサイがよく知られている。

こないだも中華料理屋行ったときに食べたけど、やっぱり美味い!

ごはんおかわり自由で気兼ねなく米を食えるお店だったので、最初の1杯は付け合わせのザーサイだけで完食した。

そのぐらい魅力的なザーサイなんだけど、どういうわけか日本人人気はそんなにない。

スーパーの漬物コーナーでもあまり見かけないよね。

かく言う僕も、桃屋の瓶詰めのやつぐらいしか知らないし。

同じアジアで生まれたキムチが大人気なのに対して、なぜこんなにザーサイは人気がないのか。

ザーサイ好きの僕にとっては難しいけど考えてみることに。

まず日本の漬物・キムチとザーサイとの大きな違いはなにか。

まあ一番違うのは食感かなあ。

前者はシャキシャキしているのに対して、後者はコリコリ。

コリコリ。

コリコリが人気ない理由か?

なんか他にコリコリ食感の食べ物ってある?


えー....貝、茎わかめ

まあたしかにこの辺は好き嫌い分かれるか。

苦手って人も少なくないかも。

でもさ、ナンコツとかホルモンとかだってコリコリしてるし 

完全にコリコリのせいってわけでもなさそうだよね。


ただ、今いくつか挙げてみて思ったけど、コリコリしたものって全部ごはんのおともではない気がする。

それ単体で食べるか、お酒のおつまみにちょうどいいって感じがしない?


あーだからこれが、漬物界でザーサイが後塵を拝する要因かもね。

日本ではムチムチ柔らか食感の米が主食。

主食っていうぐらいだから米をたくさん食うわけで、その米に合うかどうかが肝心。

その上で、シャキシャキ小気味良い食感の漬物は米との相性が良く、好まれる。

同じような食感のキムチが好かれているのも納得だ。

でも、それに対してザーサイはコリコリ。

日本人が思う漬物はシャキシャキだから、ザーサイはいわば漬物界の異質な存在。

漬物=シャキシャキ=米に合う、の等式が成立しちゃってるから

ザーサイ≠シャキシャキ→漬物じゃない?

そんで

コリコリ=米に合わない

うん、こう考えるとザーサイが日本でそんなに人気ない理由が見えてきた気がする。

そっかザーサイ、お前は結構しんどい土俵で相撲取らされてたんだな。

だって “漬物界の異端” として漬物界にいたんだもの。

かわいそうに、ザーサイ。


よし、ザーサイよく聞け。僕から提案がある。

お前、もう漬物の屋号捨てろ。

今日から酒のつまみとして生きていけ。

お前にとっても日本人にとっても、それが一番だと思う。

そういや以前、日高屋でザーサイとハイボールだけでずっと居座るおっちゃん見たもん。

酒飲みからの人気はきっとある、はず!


ザーサイ、どうにか売れてほしい!

同じくまだ売れてない僕からの、愛のメッセージでした。

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