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コミカル劇場

真面目に仕事をしなければならないと思うほど、面白いことを生み出す力が湧き出てくる。

仕事とは、時に理不尽の塊のようなものが降りかかることもある。
そんな時、私は自虐ネタで笑いを誘い、場を和ませるようにしている。

最近、中国人の同僚たちと仕事をしている中で、こんな出来事があった。

彼女たちは、急に退職した同僚の業務を引き継ぐことになった。
私もそのサポートのために、レクチャー会を開いたり、業務を録音してマニュアルを作ったりと、少しでも彼女たちの学びの助けになればと率先して動いていた。

しかし、問題があった。
退職した同僚の業務は、ほとんど共有されていない一人作業のような状態だったのだ。
そのため、業務の全貌がつかみにくく、引き継ぐ側も相当な負担を強いられることになった。

特に、学卒の若手メンバーにとっては、いきなり任された仕事の重圧が相当なものだったらしい。
私も一度聞いただけの情報を伝えようとしたが、複雑すぎて中国人の同僚たちにはなかなか理解してもらえなかった。
さらに、仕事の問い合わせが次々と発生し、自分たちの通常業務までおろそかになりそうな状況だった。

そんなある日、彼女たちがチャットで「髪の毛が抜ける」とメッセージを送ってきた。
要するに、覚えることが多すぎて頭がパンクしそうだという意味だ。

私も、それにあやかって「私も髪の毛が抜けるくらい思考している」と返したところ、大いに笑いが生まれた。
さらに、彼女たちはどこかで見つけた「髪の毛が薄くなった少女のイラスト」を送ってきて、みんなで爆笑。
ストレスが溜まる中でも、笑いがあると空気が少し和らぐのを実感した。

仕事は、ただ真面目に向き合うだけでは、どうしても息が詰まるものだ。
だからこそ、抑圧された空気をほぐし、笑いを解放することが必要だと思う。

大切なのはメリハリである。
どんなに困難な状況でも、皆で協力しながら、より良い解決策を模索していく方が、ずっと楽しく、やりがいのあるものになる。

大変な状況であればあるほどに、笑いを生み出す力は大いに場に影響をしてくると思う。

高校生くらいの時に、可能性について考えた。
仕事とは字の如く、仕えること。
働くとは、字の如く傍を楽にすること。

そういう意識でいると、自我という面倒くさいものも消えていく。
社会の荒波とは、厳しい流れがあったり、穏やかな時もあったりとばらばらである。そこで、ピンチはチャンスを学び、次へと展開していく。

航海は皆で協力しながらやる方がいい。
大海原を旅するものとして、内を固めるのは大切である。

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クマ犬ぽた

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