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服好き+ズボラが考える、ニットケア。

おこんにちは!エミッコです。

本日も、インスタグラムに詰め込み切れなかったカロリーを、noteにぎゅうぎゅう詰めにしてまいります。
古着/新品ともにお使いいただけるネタですので、ご通勤のおともにでも お読みいただければ幸いです。

「ブラシ vs 毛玉取り機」どっちが良いのか問題

きちんとした作りのモノなら、どちらも優秀。

ブラシはあんまり毛玉取れへん、とか
毛玉取り機は傷みやすい、とか

ほな、なにが正解なん!?

と、なんだか迷子になりがちなニットケア。

私的には、(100均とかじゃない)ちゃんとしたモノなら、
毛玉取り機でニットが傷むこともなければ、
ブラシじゃ毛玉が取れないなんてこともなく、
どちらもトテモ優秀。という認識。

(ただ、毛玉取り機はやり過ぎると毛が痩せちゃうので、頻繁に使うことは避けてますが!)

どっちが良いか悪いかではなく、

「どう仕上げたいか。」

によって使い分けておりまして───

毛玉取り機の方がラク。という幻想

───そうそう。
「どう仕上げたいか」の前に、そう、この幻想について少し・・・

なんとなくですが、

・毛玉取り機=電動
 「スピーディ」「楽ちん」「ズボラ向け」

・ブラシ=手動
 「時間がかかる」「面倒くさそう」「几帳面な人向け」

みたいな感じ、しませんです?私だけです?
───そうか、私だけかもしれない。が、だがしかし。だがしかしですよ、

以前、実際に1枚のニットを 毛玉取り機/ブラシで半分ずつケアして真面目に比較してみたところ、

所要時間、ほぼ変わらず。
ニットの風合いや毛玉の状態によっては、むしろブラシの方が早い&ラクなことも。

だったのですよ。(当時のエミッコ、目からウロコ〜)

それまでは「急いでる時は絶対毛玉取り機やろ」「じっくり丁寧にやりたい時はブラシで」なんて思っていたのですが、全然ちゃうかった・・・

じゃあ一体、毛玉取り機とブラシの違いはなんやねん。というと、

仕上がりの風合いの差。←さっきと同じ話をもう一度言っただけだった。


ブラシ / 毛玉取り機、仕上がりの風合いの差とは。

そもそも毛玉とは、繊維が絡まって出来るもの。

ブラシと毛玉取り機では、その繊維の絡まりをどう解除(?)するか。というところのアプローチが違うので、仕上がりも変わるわけです。

ブラッシングのケア───ふんわり柔らか

ブラッシングのケアは、毛玉を根こそぎカットするというよりは、髪の毛のブラッシングのように「絡まった毛をほどきながら」ケアするイメージ。(と言ってももちろん ある程度毛は持っていかれますが、毛玉取り機に吸い込まれる毛量と比べると全然少ない。)
なので、絡まりがほどけてまっすぐになり、それらがニットの表面にふんわりとたゆたう感じの仕上がりに。←「たゆたう」・・・?

百聞は一見にしかず。
ということで、実際のビフォー・アフターを。

↑ここ最近ブラッシングしていなかったので、ふわふわと毛玉が出来てきてるカシミヤニットです。

これをブラッシングすると───


繊維同士が絡まってポワポワしていたのがほどけ、スッキリ。
スッキリしつつも、表面にたゆたう毛たちの風合いが柔らかく、うっすらと雲がかかったようなふんわり感があります。

毛玉取り機でケア───編み目がハッキリ

対する毛玉取り機でのケアは、ポワポワと絡まりつつある毛〜コッテコテの毛玉まで、すべて「根本からカットして、なかったことに!」という方法。
カットすることで表面の毛足が短く整い、編み目がハッキリ見えて端正な雰囲気になります。

先程と同じニットの、別の面。ここもポワポワ毛玉が。
これを毛玉取り機でヴイーーーンとやると───

こちらもスッキリ。
スッキリはスッキリなんだけれども、ポワポワが根本からカットされているので ブラシの時のような薄雲感はなく、編み目のひとつひとつがクリアに見えています。

使い分けは、時と場合によって

毛の太さや、質感で選ぶ

先程のカシミヤニットのように「柔らかさ」「あたたかみ」が魅力のニットの場合、ブラッシングを選ぶことが多いです。

逆に、ハイゲージのサラっとしたニット・毛がゴワっと硬く目の詰まったニットなんかは「薄雲がかかった感じ」よりも「クリアで端正な感じ」の方が合うなと思うので、毛玉取り機を。

(ただし、100均などの安過ぎる毛玉取り機は、ハイゲージのニットを瞬時にダメにする危険性・大。毛玉と一緒に編地まで刈り取ってしまい、穴が開きやすいんです。絶対ダメ〜〜〜!)

それぞれの得意・不得意で選ぶ

ブラシ:上の写真のような、ポワポワ毛玉
毛玉取り機:コテコテに固まった毛玉

が、それぞれ得意な毛玉。
ブラシはときほぐしやすいポワポワ系が得意ですが、毛玉取り機はコテコテの硬い毛玉をサクッと刈り取るのが得意。

この逆をやろうとすると、(もちろん出来るのですが)美しく仕上げるのにはちょっと時間が必要。

なので、出がけにササっと気になる部分をケア・・・という場合は、どっちが得意な毛玉か?で使い分けたり。

(とはいえ、タイツなどの「ごく薄く柔らかい生地に対して、硬い毛玉ができている場合」は要注意。
毛玉取り機が穴あけがち案件なので、出がけで急いでいても要注意!)

絡まったホコリを取るのは、ブラシ。

当たり前過ぎることを言ってしまいましたが 毛玉取り機ではホコリはとれないため、ブラシで。
(そもそもホコリが絡まりやすいのは柔らかく毛足が長いニットなので、必然的にブラシになることが多いわけですが。)

養生テープなどでペタペタやるのもアリですが、しっかり絡まっている場合はテープじゃ取れないので、やっぱりブラシ最強です。

一旦リセットする時は、毛玉取り機。

柔らかくて毛足の長いニットの毛玉を、「オールリセット」する。
そんな時は、毛玉取り機にお願いしています。

柔らかい&毛足が長いということは、風合いとしては完全にブラシ案件なのですが、毛足が長いと・・・梳いても梳いても、またすぐ絡まるんですなあ〜。

↑で着ているのは、マシュマロのようにふわふわで毛足が長い、愛用のカーデ。

このカーデ、日頃ちょこちょこブラッシングしていても 徐々に絡まりの勢いが増すタイプで、ふと気づくと「長毛種のノラ猫」みたいに・・・

↑アップにするとよくわかる、長毛ノラ猫具合。
長毛なので、ホコリや他の繊維も一緒に絡まっちゃってもう大変。(実際、長毛種のノラ猫って、草やらくっつき虫やら色々巻き込んでますよね。かわいい。)

これをブラシでケアすると、

ふわふわのステキな毛並みに戻ります。
・・・が、着用→ブラッシングを繰り返す中でだいぶ毛が伸びて(?)くると、またすぐに絡まっちゃうんです。

この長毛種ノラ猫ループを脱するには、もう、リセットするしかない。
ということで、「これ以上はアカンな」となったら 一旦毛玉取り機で根本から刈り取り、アビシニアン状態に戻すようにしています。

コチラ↑が、毛玉取り機で刈り取った状態。
さっきまで毛に埋もれて全く見えなかった編み目が、ビシっとお目見えしています。

左側は毛玉取り機、右側はブラシでケア。比べてみると一目瞭然です。

ふんわり感は減ってしまうし、毛玉取り機で刈り取り続けるとどんどんニットが痩せていってしまうので 頻繁にはやりませんが、たまにこうして散髪してあげることで ノラ猫感を防ぎ、清潔感が出る。と思っております。

最後に、愛用の毛玉ケア用品を。

何万円もする高級品ではないのですが、ハイパーズボラな私でもちゃんと使いこなせているブラシと毛玉取り機、最後にご紹介させてください。

浅草アートブラシ / かんたん毛玉取りブラシ

LEEブロガー時代の同期から教えてもらったブラシは、買いやすいお値段ながらしっかり実力派。
クリーニングのプロ用のブラシを家庭用に改良したものなのだそうで、絡まりを梳きつつ、毛玉はしっかりキャッチしてくれます。

あ、そうだ、リンク貼っておきますね↓

(なんかアフィリエイトみたいな風貌になりましたが、普通に私の私用品。)

TESCOM / 毛玉クリーナー【毛だまトレタ】 KD788W


毛玉クリーナーはこちらを。
過去、安価な毛玉クリーナーで何度もニットに穴を開けてきましたが、この子はもう全く、穴が開きそうな気配すらないほどの安心感。

コンセントタイプゆえにとてもパワフルで、さくさく毛玉が取れてめちゃんこお気に入りです。

これも、リンク貼っておきます。

ちなみに私はクローゼットのすぐ脇にコンセントがあるので コンセントタイプを選びましたが、そうでない方はいつでもどこでも使いやすい充電式がオススメかもです。


よしっ。

さくっと1500文字くらいのnoteを書くつもりが、気付けば3500文字。
さすがにそろそろおいとましますね!

次回、インスタグラムの投稿では
このnoteでもアツく語った、カットオフスウェットのその後・・・なコーディネート投稿の予定です。

もしよろしければ、そちらも併せてご覧いただけましたら幸いです。

ほな!!!

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