ピルの副作用をご存知ですか?⑤(検査結果編)
前回の記事で、ピルの副作用が発症し、病院に行き、3時間検査をしたところまでお話ししました。
今回は、検査結果が出てからと、前回触れた私の犯した致命的なミスをお話しします。
夜中の2時に病院に着いて、様々な検査をして、判明したのが朝5時のこと。
造影CT検査が終わって、ウトウトしていたところにお医者さんが来ました。
医者「結果出ましたよ」
私「zzz…あ、はい!何でしたか…?」
医者「肺血栓です」
私「はいけっ、ん?何ですかそれ…?」
医者「肺血栓塞栓症です。エコノミー症候群って聞いたことありますか?」
私「あ、はい。それなら聞いたことあります」
医者「肺血栓はエコノミー症候群と同じです。足の静脈に血栓が出来て、それが肺に詰まる病気です」
私「はぁ、、、」
と、簡単に肺血栓塞栓症の説明を受けて、病院のベッドに寝かされ、点滴を受けることになりました。
はいけっせん?
何で私がそんな病気に??
頭の中は、ハテナでいっぱいでした。
でも、それと同時に、とりあえずこの胸の痛みが気のせいではなく、深夜でも病院にかかって良いものだったんだなと安心しました。
少し、頭の何処かで大袈裟だったんじゃないかという不安があったんです。
しばらくして、またお医者さんが来ました。
ここで、唐突に原因が判明します。
医者「問診票には書いてないんだけど…」
私「はい…」
医者「他に薬飲んでますか?例えば、ピルとか…」
私「えっ、、、あ、はい!あ、飲んでます。そういえば書き忘れてました…!」
医者「あーなるほど!それだ!飲み始めてどのくらいですか?」
私「2ヶ月くらいです」
医者「あーうんうん、そうか、それだ」
そう、私問診票にピルのこと、書いてなかったんです。
これが私の犯した致命的なミスでした。
問診票に、初めからちゃんと「現在服用している薬欄」にピルを書いていれば、もう少し判明するのが早かったかもしれません。
私の中でピルは、2ヶ月しか飲んでなかったのと、「ピルは薬」という認識が低くて、書き忘れたんです。
お医者さんはその後すぐ、隣の部屋にいる方に「やっぱり、ピル服用してるって」みたいなことを報告していました。
私「あの、これからどうなりますか?」
医者「このまま入院だね」
私「え、あ、入院…ですか。どのくらいの入院になりますか?」
医者「2〜3週間くらいかな」
私「……(まじか……)」
私、これまで病気らしい病気をして来なかったので、これには正直戸惑いました。
ちょうどこの時期、仕事は休職中だったので仕事面の心配は無かったのですが、金銭面は怖かったです。
でも、薬だけで何とかなるような病気じゃなく、結構深刻なものだということはわかりました。
この後は、彼氏に電話をし、荷物を一式持って来てもらいました。
この時期はコロナ禍真っ只中だったので、彼氏に荷物を持って来てもらうことも、面会も、あまり病院側は良い顔をしなかったのですが、仕方が無いという結論で許可を得ました。
当時は、彼氏とお試し同棲するために、地元から少し離れたところにいたので、今の病院にそのまま入院するか、地元の病院に転院するかの選択肢もあったのですが、移動が面倒だったのと、実母との関係が微妙だったので、そのままそこの病院に入院することにしました。
次回以降は、入院生活編・肺血栓塞栓症の弊害編についてお話ししたいと思います。