サーターアンダギーに紅芋タルト。沖縄のお菓子と合うコーヒーは?|ポストコペアリングvol.6
今回のPostCoffeeペアリングは、沖縄のお菓子とコーヒーのペアリング!
沖縄出身のロースターArisaが沖縄の定番お土産や、ウチナーンチュが食べるおやつに合うコーヒーをご紹介します。
今回用意したのは、4つのお菓子。それぞれに合うコーヒーはどんなコーヒーでしょうか?それでは、ご紹介します。
1.沖縄お菓子の定番「ちんすこう」×浅煎りEthiopia Harusuke(ETH-0612)
沖縄お菓子の定番「ちんすこう」は琉球王朝時代から沖縄で作られている伝統菓子です。原料は、小麦粉とラードと砂糖とすごくシンプル。ザクザクとした食感で、甘いビスケットのような味わいが特徴的なお菓子です。
甘いちんすこうには、しっかり酸味のある、浅煎りのコーヒーを合わせるのがおすすめ。2つをあわせると、ちんすこうの甘さとコーヒーの酸味がマイルドになり、コーヒーのフルーティーなフレーバーを強く感じます。ちんすこうに合わせるコーヒーは、香りが強いものがおすすめで、柑橘系のフレーバーのある、コロンビアのコーヒー(COL−0308)も相性が良いです。
2.沖縄県民が愛するお菓子「紅芋タルト」×中煎りDecaf Ethiopia(DEC-0011)
紅芋タルトは、沖縄の特産品「紅芋」を使った焼き菓子。明るい紫色が印象的で、沖縄お土産の定番です。鮮やかな色合いは、着色料を使わずに紅芋の色を生かしたものなのだとか。味も、紅芋の自然な甘さを感じさせる餡とバター風味のタルト生地がマッチして優しい仕上がりです。
紅芋タルトには、ほんのり焼き芋のフレーバーを感じる、DEC-0011を合わせます。DEC-0011のコーヒーが、紅芋ピューレの優しい甘さを強調する、似ている風味同士の組み合わせです。
3.沖縄県民15時のおやつ「サーターアンダギー」×深煎りのThai Doi Pangkhon(THA-2604)
サーターアンダギーは沖縄の方言で、「砂糖天ぷら」という意味です。いわゆる沖縄風のドーナツのこと。ドーナツ特有のオイリーさがあるため、しっかりと苦味のある深煎りのコーヒーがおすすめです。
また、キレのあるアイスコーヒーや、ミルキーなカフェオレも相性抜群です。浅煎りのコーヒーだとコーヒーの風味が消えてしまいますが、、深煎りのコーヒーは、サーターアンダギーのオイル感を打ち消し、バランスがとれた味わいとなります。
サーターアンダギーを食べて、コーヒーを飲む、を繰り返すのがクセになる組み合わせです。
4. 沖縄の伝統菓子くんぺん×中煎りのBrazil Chacara Colonia Agricola(BRA-0105)
くんぺんは、沖縄の法事には欠かせない伝統のお菓子。中にピーナッツペーストとゴマが入っていて、ピーナッツバタークッキーのような味わい。一口食べると香ばしい香りが漂います。
ナッツ風味のあるブラジルを合わせることで、くんぺんのピーナッツ風味が口の中に広がる、似ている風味の組み合わせです。
キャラメルやナッツのフレーバーを感じる、グアテマラのコーヒー(GUA-0904)を合わせるのもおすすめです。
今回ご紹介した全てのお菓子に合うコーヒーは、Decaf Ethiopia(DEC-0011)・Thai Doi Pangkhon(THA-2604)。同じコーヒーで別々のお菓子とのペアリングを比較してみるのも楽しそうですね!
お土産で沖縄のお菓子をもらった際には、今回ご紹介したペアリングをぜひ試してみてください。沖縄のお菓子は、オンラインでも購入できますよ!
▼参考サイト
・新垣ちんすこう
( http://chinsuko.co.jp/ )
・御菓子御殿の元祖紅いもタルト
( https://www.okashigoten.com/ )
・三矢本舗のサーターアンダギー
(https://ryukyumeikamitsuyahonpo.hp.gogo.jp/pc/ )
・宮城菓子店のくんぺん
( http://miyagikasiten.com/shohin_kunpen.html )
(Text:Pauline・Arisa / Edit:Natsu)