【図解】自己成長を本気で求めたい人の境地『至善館』-Part2-
※ブログからnoteへ引越ししてきました。(2019年4月時点での学び内容を記事に記載しておりますが、一部今回に合わせ更新しました。)
※2020/12/18現在では、既に2021年8月入学の【第4期生募集】が始まってますので、ぜひ募集要項などご確認ください!(URL後述)
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この記事は、タイトルに全てが込められております。※後から図解で多々アウトプットしてます
以前にも、MBAスクール「至善館」(shizenkan)について、記事を書かせて頂きました。今回はPart2となります。
※Part1は「はてなブログ」 こちら⇩
2019年8月から第二期生として入学し、この記事は2019年12月時点で書きました。
今の情勢によって、至善館の授業も3月からオンライン(ZOOM)での実施となりました。ただ、”授業を受ける”という事に絞れば、オンライン授業によって、教授の声も聴きやすく、資料も見やすく、より集中して学べている様な気がしております。
※もちろん本当はリアルの場で講義を受けたり、仲間とディスカッションしたいですが。。
そんな中で今回は、2020年4月時点で、約8ヶ月半至善館を通っている身としての「感想」と、「学び」を書きたいと思います。書きたい欲求に駆られております。
1.大学院大学『至善館』のおさらい
サイト自体が4月に新しくなってます!なので、詳細はこちらでご確認ください。
赤丸の部分で、自身の情報の登録が出来ます!
少しでもご興味ある方は、ここに登録頂き、イベント情報など取得頂けると良いかと思います!
至善館は、
・分析(B-School)と構想(D-School) ※B=ビジネス D=Design
・How(手段)とWhy(目的)
・他者との対峙と自己の内省
それぞれを融合させ、密接に絡み合わせたカリキュラムを編まれております。
それにより、
独自のリベラルアーツ教育を通じた世界観、歴史館、人間観を学び、ティーチング・コーチングを通し、体験し、感じ取り、全人格経営者としてのコンピテンシーを学び得る事が目的の社会人MBAスクールです。
2年間で、以下の「コンピテンシー磨き」に基づいた授業を受けていきます。
授業内容はもちろん、合間合間の膨大な「課題」と向き合い、同じ”学び舎”の中で、様々な立場の仲間と切磋琢磨し、時には自分自身の価値観を見出す「自己対峙」の機会を通じて、決してハリボテの表面的なモノではない、
「本質的・内面からの成長」を感じる事が出来ると思います。
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2.至善館の講師が皆凄い
前段が長くなりましたが、今回書きたかった内容はこちらです。
「講師が凄い!!」
前回の至善館に関しての記事では、Term1 ,Term2までの授業に関して、簡単に記載しました。
※一つのTermが約2ヶ月弱なので、前回は9~12月までの授業です。
2019年9月~12月までの授業
【Term1】では、
至善館理事長の野田教授が講師を務める『企業論(企業とはどう在るべきか)』の授業に圧倒的な洗礼(自分達がいかに無知だったか)を受け、
『アカウンティング』では某ビジネススクールでも教鞭を執る西山教授、
『ファイナンス』ではMcKinsey & Company パートナーの佐藤克宏教授から、
実践として使う為の”企業価値経営”の学びを受けさせて頂きました。
【Term2】では、
『近代哲学と資本主義』の授業で、哲学者の竹田青嗣教授と超ロジカルな片岡教授、
『未来洞察学』で、A.T.カーニーや様々な活動をされている山本美樹夫教授と
TEDxTokyoやシンギュラリティ大学、また多くのテック関連の本を執筆する
パトリックの2名から学び、
『パフォーミング・アーツ』では日本を代表する劇作家の一人である平田オリザさんから、演劇を通して「対話」の重要性を学びました。
ここまでが前回。
2020年1月~4月までの授業
改めてサイトがリニューアルした為、
ファカルティ(教授)の一覧を知る事ができます。
1月から受けている授業は以下の通り。
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---Term3
『比較宗教社会学:宗教から考察する社会構造と世界の多様性』
社会学者、東京工業大学名誉教授,宗教学の数々の本の著者
橋爪 大三郎教授
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『システム思考と持続可能性への挑戦』
東京ガス株式会社社外取締役、幸せ経済社会研究所所長、他
システム思考の数々の本の著者
枝廣 淳子教授
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『マーケティングの原則と実践』
A.T. カーニー株式会社 代表取締役
関灘 茂教授
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---Term4
『社会システムの理論と人間存在の未来』
首都大学東京 人文社会学部人間社会学科 教授,
社会学・サブカル関連の数々の本の著者
宮台 真司教授
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『構想する力』
Founder of BIOTOPE, Chief Strategic Designer
デザインシンキング・ビジョン思考などの数々の本の著者
佐宗 邦威教授
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---Term5
『東洋思想に見るリーダーシップ』
前 衆議院議員
北神 圭朗教授
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・・・他授業は今後
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毎回授業の第一回目の時には、野田理事長から、
・今至善館全体のカリキュラムのどこにいるか
・何をこの授業で学び取ってほしいか
アナウンスメントしてくれます。
そこで方向を見失わず、常にベクトルをあわせる事が出来るのですが、
毎回その場で講師の説明をされる際に、
「経歴に圧倒」されます。
いや、もちろん経歴が重要なのではないですが、
それでも、
・どうしてこんなに凄い人が講師をしてくれるのか
・こんな方から教えてもらえるなんて、なんてラッキーなんだ
って毎度心で思ってます。おそらく皆同じ印象を受けていると思います。
いずれも、その道のプロ、第一人者の方々が、自分の経験や学びを凝縮して、授業に込めてくれております。
だからこそ、「その知識の重要性」を「手触り感」持って、受け取る事が出来ているのだと思います。
ただ、ここで述べたい事は更にもう一つあります。それは、教授皆が「人格者」たる人物だと思える事。
授業の内容は違うのに、本質的に言うことは同じ。
そして、とても親しみやすく、ユーモアもあり、生徒からの意見にも寛容的で、肯定的。
しかし、その意見や質問に、”必ず深い知見を添えて”返してくれる。どの授業も「心理的安全性」が担保された空間で創られており、それは教授の方々の力であったり、「ファシリテート力」「人間力」なのだと思います。
やはり驚きは、授業の内容、教授達の言葉、その本質的、根本的部分は、全て繋がっている事。
・利他的・誠実・透明性
&
・強い”想い”
を感じます。
つまり価値観が同じ。そして目指すべき方向性も皆同じ。
こんなイメージです。
※どこかを批判したいのではなく、あくまで至善館は「こう」という事を伝えたい為の図なので、そこはご了承ください!⇩
「卓越した個」であるその道のプロの教授達が、至善館が目指す”想い”に共感し、相互協力をし合う。
つまり、この至善館の「形」そのものが、企業経営としての、在るべき組織の「形」なのではないかとも思います。
至善館での多くの学びが今後に活きる事はもちろん、至善館自体を”中”で知る事、その「形」を肌で感じる事が、このビジネススクールに入る、”一番意義ある事”かもしれません。
少なくとも私はそう思います。
宮台教授のSociology(社会学)の授業にて、
人は、誰に何言われようと気にならない”尊厳(揺るがない自己肯定感)”を持つ重要性や、”ミメーシス(模倣感染)を起こす人間になれ”という学びを受けました。
※ミメーシスとは、利他的で卓越的で人格者たる振る舞いにより、周りも”この人の様になりたい”と内発的に模倣行動を起こし出す、という様な理解(個人的理解です)
このSociologyが修了した後、現在東洋思想を学ぶ授業を受けておりますが、ここで学ぶ孔子の「中庸」では、正にこの“尊厳”に相対する”独を慎む”という話や、ミメーシスたる人間の様に、”指導者自身が中和の心構えを持てば、環境も安定し良い世の中になっていく”という話を学んでおります。
システム思考の枝廣教授の授業での”推論のハシゴ”と、マーケティングの関灘教授の”議論の捻れ”の話なども、かなり密接な繋がりを感じました。
それぞれの授業内容や、教授の話、点と点が「線」に繋がる『伏線回収』の感覚などは、とてもゾクゾク感じるものがあります。
これも、”共通思想”で繋がっている事や、始めに述べた、「カリキュラムのストーリー」が、この繋がりを生み出しているのだと思います。
※本当に野田理事長の考えが凄い
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3.“学び”で得た示唆を「アウトプット」
授業の詳しい内容や、そこでの資料は残念ながら載せられない為、ぜひご興味を持たれた方は、オープンクラスに参加頂けると、雰囲気をつかめると思います!
※ZOOMでのオンライン授業なので、参加の心理障壁はキャンパスで受けるよりも低いかと。
ただ、Term3、Term4を通して、私自身が感じた事、示唆を得たこと、
そのアウトプット内容を共有したいと思います。
※あくまで私の個人的な理解に基づく内容なので、ご了承ください。
それにより、なんとなくでも「こういう事が学べる」というイメージを付けてもらえると嬉しいです。
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---Term3
『比較宗教社会学:宗教から考察する社会構造と世界の多様性』
橋爪 大三郎教授
日本人には馴染みのあまりない宗教。しかしそれは日本だけが歪な状況で、グローバルスタンダードでは無い事を学びました。
世界の宗教を歴史と共に学ぶ事により、「自らの”思考・発想”を宗教を軸とした考えを持つ世界の人たちと同じにする」
という趣旨でした。
ここでは、
・世界の宗教の在り方や関係性
・一神教と多神教の理解
について、橋爪教授の授業からの学びより、アウトプットしてます。
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『システム思考と持続可能性への挑戦』
枝廣 淳子教授
システムシンキングを通して、要素通しに繋がりを”ループ”として見る事を学びました。
また、その上での、社会でよく起きているループ図の代表例、そこに対しての改善打ち手であるレバレッジポイントの理解など学び、最終的には、現代社会と環境で起きている問題や、世界の持続可能性への思慮を学びました。
アウトプットとしては、
・授業を通して学んだ総括
・「働き方改革を行う企業」における”ループ図”
についてです。
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『マーケティングの原則と実践』
関灘 茂教授
関灘さんからは、マーケティングの原則もそうですが、それ以上に学びに対しての”向き合い方”を学びました。
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・毎回のグループワーク(議論)の中で、他者意見や他グループの情報を基に、
いかに自分の知識に落とし込めるか。
・人の話や主張はすぐに捻れる。またその背景として、言葉のやり取りは抽象度が高く、 前提知識や経験、思い込み、曖昧な記憶により捻れてしまう、という事を理解する。
・その為に、「一言一句」メモに取る。(その気概を持つ事)
・持論の言語化
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などなど、格言にも近い、意識すべき大事な向き合い方を学びました。
アウトプットとしては、
・私の考えるマーケティングとイノベーションの位置づけ
・企業が成長する流れ
・議論の見える化
に関してです。
マーケティングのここまでの学びと、前回の記事で挙げた、
「成功する組織とは?」の考え⇩
この内容を融合すると以下の様な「持論」に辿り着きました。
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---Term4
『社会システムの理論と人間存在の未来』
宮台 真司教授
現代社会は汎システム化となり、人の繋がりは薄れ、空洞化社会となっている。
損得勘定蔓延る感情で渦巻いた社会は、このままでは崩壊する。
この現代社会に対してどう”社会のリーダー”は立ち向かうべきか。初めて知る社会の現状に愕然としつつ、一方で”知の巨人”たる宮台教授の授業は、本当に魅力あるものでした。
※このアウトプットは後ほど記載します。
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『構想する力』
佐宗 邦威教授
佐宗教授の授業では、自分の”想い”からスタートして、どんな世の中を願い、その上でどんなサービスがあるべきか、具体的なイメージに落とすまでの過程を学びました。デザインシンキング・アートシンキングなどを通じて、普段の思考とは全く異なる”思考”を通して、またAirbanbの成り立ちなど実際の事例をも吸収していく事で、多くの”手触り感”ある学びとなりました。
「Why」の部分の深堀りや、
「Vision Sketch」でイメージを絵で具現化するなどのプロセスを経て、
サービスまで落とし込む体系化された構成は、
本当に多くの学びとなりました。
ここでのアウトプットとしては、
・組織に在るべき要素とそのバランス
・デザインシンキングの進め方
となります。
※この授業のあとに、『構想を具現化する力』という授業もあり、そことの統合した学びです。⇩
上記の考えは、今までの自身の持論も含まれておりますが、佐宗教授の授業から”想い”がまずあるべき、と学びました。
そこに紐付いて、”組織”で考えると、
・ビジネスで大事な「お金」視点、
・顧客を理解する「ニーズ」視点、
・一緒に働く仲間の「心理的安全性や尊厳」、
そして中心には、
・共通思想、共通文化
があることによって、「想いを実現出来る組織」が出来るのではないかと。
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以上、授業での学びより、
私ならではのアウトプットとして、載せさせて頂きました。
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4.-おわりに-至善館を広く伝えたい「理由」
なぜ、私が至善館を紹介したいかという点から述べます。純粋に至善館に新たな人が増える事、それ自体に喜びがあり、多くの人にこの”学び舎”の存在を知ってほしい、という思いがあります。
ただ、それだけではなく、私自身の強い「想い」も持ち合わせている為です。
それは、人は「学習により成長し続ける事」により、
自身を幸せにし、周囲も幸せにする、と考えている為です。
私が至善館で成し遂げたい事の一つは、「仕事を通じて、人が自ら楽しく成長し続けるメソッド」を見つける事です。
理由は二つあります。
一つは、仕事に対して一人ひとりが視座を高め、内省し、自らの成長を探求する世の中になれば、社会は活気に溢れ、豊かになると考える為。
そしてもう一つは、自身の成長が人生の選択肢を増やし、かつその選択肢を自己決定する力を得る事が出来る。その積み重ねと成功体験が、自己尊厳に繋がる。
結果、「各人の人生が実りある幸せな物になる」と考えている為です。
「仕事を通じて」と限定しているのは、世の中の人は仕事に人生の大半を費やす為、仕事への向き合い方が変われば各人の人生そのものが変わり、社会への影響度も大きいと捉えている為です。
何も成し遂げていない私が言うのは”いかがなものか”というのもありますが、自身の「想い」を持つ事は大事なので、この様に掲げております。(そして真剣に考えております。)
至善館の授業を通して、何度も“自身は何が出来るのか”と考える機会がありますが、以上の様な事が私の考えとなります。
だからこそ、「至善館」を広く伝えたい。
自己成長を本気で求めたい人の境地
と私は捉えている為です。
また、私の持論として、人間の本質とは以下のものだと考えております。
「想い」を持ち、「利他的」であり、「他者に働きかける」事が本質的に大事である。
故に、私としても、これから先”誰かの為に、何かを成し遂げたい”という内発的動機から、まず出来る事として、ささやかながらブログにて「至善館」の事を書かせて頂いております。
さいごに、「仕事を通じて、人が自ら楽しく成長し続けるメソッド」について、宮台教授の授業を通して、一つ自分の中で”こうじゃないか”との持論が出来ました。
米ロミンガー社の調査結果では、人の成長は7割経験、2割薫陶、1割研修
とのことであり、自らの「経験」が大事という事です。
ただ、その経験を「自ら」求めるには、”薫陶”により背中を見せる人、”この人に付いていきたい”と思える存在からの働きかけこそ、がまず最初に必要なのではないか、
と考えるに至りました。
上記を踏まえて、宮台教授の授業での学びから、そのアウトプットを載せさせて頂きます。
「人が自ら成長する」サイクルに対して、”そうしたい”と内発的動機を生み出す為には、「ミメーシスを起こす素晴らしいリーダーの存在」が必要なのではないかと。
この存在が、次なる「リーダー」を生み出し、このサイクルが組織を良くし、社会を良くするのではないかと。
その様な考えに繋がった次第です。
※以下2020年12月更新※
更に、二年次の授業を通して、理事長野田さんの『経営政策』などの学びを通して、“コンテキスト経営”という知を得る事や、経営者としてどういう会社を創りたいか、なども固まってきました。こちらも図解化したので、以下に貼り付けます。
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少しでも、この記事内容が参考になりますと幸いです。お読み頂き、ありがとうございました!
番外.2021年度入学の第4期生募集始まってます
改めて、2020/12/18現在では、既に2021年8月入学の【第4期生募集】が始まってますので、ぜひ募集要項などご確認ください!
ご興味ある方は、ぜひサイトにて、ご連絡してみてください!(きっと事務局の方が喜ばれます笑)
Fin.
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