下落到来!?今だからJUST KEEP BUYINGを見返した
こんにちは。
inuです。
夏真っ盛りという感じの気候になってきましたね。
直近では株価が下がり、もしかすると初めての下落を感じている方もいるかもしれません。
今日はメンタル的なお話をしようと思います。
金融投資を始めていくうちに、知識がついて
『自分って投資の才能があるかも?』
と勘違いする瞬間が訪れます。
これが大いなる勘違いかつ、損切りというものを生み出しています。
初めは何かの目的のために始めた投資。例えば、FIREのために1億円貯めたいとか、マイホーム購入のために1,000万円確保したいとか。
しかし、いつの間にか投資することが目的になっていきます。
手段の目的化というやつです。
近年は株価も上がり基調にあり、コロナ以降に投資をしはじめた方は、あっという間に資産が増えているという状況です。
リーマンショック時には市場から退場する方が多くいました。コロナ禍も然りです。
今現在はそれほど大幅な下落局面という感じではないでしょうが、今後大きな下落相場がくるのは間違いないです。
周期はどうであれ株価は上下を繰り返すからです。
下がった時こそ、投資していることを忘れる感覚が大切です。
忘れる感覚は持ちつつも、買い続けることが大切です。
JUST KEEP BUYING(ただ買い続けなさい)
ベストセラーになった1冊。
若干ネタバレになるが、自分の思考の整理としてまとめることにします。
長期的に見て収益を生み出す資産は買い続けることで、必ず将来のためになります。
株式、債券、不動産等の資産を買い続ける、買い続ける仕組みを作ること。
ドルコスト平均法とJUST KEEP BUYINGは考え方は同じですが、投資哲学、心理的動機が込められていることが違いと言えます。
貯金は貧しい人のためのもの、投資は豊かな人のためのもの。という過激な表現がされていますが、概ね間違いではないと感じます。
貯金から投資へシフトするには、まずは収入と支出のバランスを適正にする。
その上で、収入を増やすことに注力する必要がある。
会社員であれば、転職したり、副業したり、独立したりなどが想定される。
倹約するというやり方もあるが、それは自分がやりたい方で良いと考えます。
やりたいこととしては、人的資本で生み出した収入を金融資本に転換するということです。
方法としては、以下の通り。
①時間単位の専門サービスの提供(時給制のアルバイト、Uberとか)
②出来高制の専門サービスの提供(noteの収益化とか)
③人に教える(セミナー)
④商品を売る
⑤会社で昇進する、転職する等
個人的には⑤が1番楽かもしれないと考えています。
日本でも転職は以前に比べるとしやすくなっているし、転職支援も充実するようになったため情報が取りやすい。
そう考えた際には、本業で成果を出すための動きをしつつ年収の増加を目指すというのも一つの方法です。
お金のために働きたくない!やりたいことだけしたい!という気持ちは誰しもあると思います。
確かにその通り。
しかしながら、いきなりはうまくいかないことが多い。
そういう時は思考として、目の前のことから楽しみを見出す。
これが重要だと捉えています。
どういうことかというと、今やっていることは決して無駄にはならないということ。
無駄になるとすればテキトーにやり過ごしている場合だと思う。
人間関係等でやむを得ない場合を除き、今の仕事をいかにやり抜けるかは大切なことだと感じます。
何故かというと転職する場合にも過去の仕事ぶりは必ず見られるからです。
嘘をついてやり過ごしたとしても、必ずまた同じ状況に陥ります。
だからこそ、まずは今置かれた場所で自分なりに思考錯誤すること、やり抜くことが大切になります。
仕事をやり抜くためのコツとしては、成功している方の行動や考え方を真似る。
書籍により関連情報のインプットを行う。
そしてアウトプット(行動)することが大切です。
当たり前のことですが、この当たり前をするだけで徐々に成果が出ます。
大切なのは、インプットして情報や経験をストック、そしてアウトプットした結果を基に再度検証(振り返り)を行うことです。
やりっぱなしよりも、検証を行うことで成功確率は高まっていきます。
ゲームの感覚で仕事をするのもおすすめです。
投資の話から少しそれましたが、お金の貯め方で面白い方法があります。
2倍ルール
「贅沢な買い物をする時は、必ずそれと同額の投資をする」
こうすることで、余計に買いすぎることを防ぐことにつながります。
実はお金の使い方よりも、人生で本当に欲しいものが何かを見つけることの方が難しいとのこと。
書籍によれば、充実感が得られるお金の使い方をするのが良いらしい。
具体的には、
・体験を買う
・自分のために(たまに)贅沢する
・前払をする(旅行費用の全額を先に払う)
・人のために使う
といった感じです。
何故か言うと、自律性、熟達、目的意識。
これらが充実感につながるからとのこと。
使いすぎや散財の定義は人それぞれであり、年齢とともに変化していきます。
自分が散財していると感じるのであれば、それは散財になります。
あくまで自分自身がどう感じるかということです。
ここで気をつけたいのは周りに流されないようにするということ。
他人と比較してお金を使うや、資産を比較するということは投資の失敗にも繋がります。
収入アップに合わせて生活レベルを上げすぎない
ライフスタイル・クリープを避ける。
ライフスタイル・クリープとは、収入が増えた時に、その分だけ生活レベルを上げようとすること
ただし、ここで気をつけたい気をつけるべきは、上げても良いということ。
収入以上に上げた場合は赤字になるので、危険。
しかし上がった分の50%ほどであれば、新たな経験にもなるので使ってもOKです。
1万円昇給した場合、年間12万円の収入UPとなります。
その場合は月5,000円、年間6万円は使っても良いという感じです。
(※ここでは税金を加味してません)
使うことから新たなことに気づきが生まれて、それがふとした瞬間に仕事に活かせたりすることもあるので、使うことを過度に恐れてはいけません。
金融投資し続けるとは、自分の分身を作りだすということでもあります。
ほとんどの市場は、ほとんどの期間、上昇しているということです。
JUST KEEP BUYINGでは、できるだけ早く、頻繁に投資すべき とも書かれています。
投資の効果が実感できるのは、開始直後ではなく投資期間の後半(元本が増えてから)です。
とはいえ、金融資産が増えていくと下落時のダメージも大きくなります。
そう考えていくと、長期的には債券を組み合わせたりするのは精神的な安定剤にもなります。
よく眠るために、債券を買うという感覚です、
この言葉は、お金より人生の大切さを問いかけているとも言えます。
お金と向き合うということは、もしかすると人生と向き合うことなのかもしれません。
この言葉は自分の中で、ストンと肚落ちしました。
お金とはあくまで手段。
その前に目的が重要であること。
目的とは言い換えると、どんな人生を過ごしたいか。ということ
まだまだ私自身もはっきりとは言語化できているようでできていません。
スキマ時間を見つけては考える必要があるのでしょう。
再読になりますが、改めて学びの多い1冊でした。
不安が襲ってきた時は、学び直しが大切ですね。