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【最強BMP⑦】脳は必ずあなたの問いかけに答える!
脳は必ずあなたの問いかけに答える
夢・目標達成するためには、脳に問いかけることが非常に重要です。
なぜなら、脳はその問いかけに対して24時間365日考えているからです。
私たちは意識していなくても、うまく行かなかったとき「なぜそうなったのか?」と考えるクセがあります。
例えば、仕事での失敗や家族、恋人との喧嘩の後など、電車の中や日常の些細な瞬間に、「あの時、自分のアノ言葉やアノ行動が間違っていたのかな」と突然思った経験はありませんか? 喧嘩の原因や上手く行かなかったことに対して、「なぜあんなことに?」と自分へ問いかけたことに対して脳が答えを探してくれていたからです。
騒音の中にいても聞き逃さない「カクテルパーティー効果」
心理学で「カクテルパーティー効果」という現象があります。
飲み会などで、離れた場所から自分の名前が呼ばれたことに気が付いた経験ありませんか?これは、混雑した場所でも自分の名前や関心のあるトピックに意識が向くというものです。例えば、海釣りが好きな人であれば、たとえ騒がしい中でも「釣果は?」という言葉に反応してしまうことでしょう。
私たちは、意識しているものにはアンテナが立ち、勝手にキャッチしてくれる働きがあります。このような現象は、脳の網様体賦活系(RAS)機能によるものです。
情報にフィルターをかけるRAS機能
脳にある網様体賦活系[(もうようたいふかつけい)RAS(Reticular Activating System)]と呼ばれる機能があり、この機能は脳に情報のフィルターをかけています。
私たちは、随時、五感から大量の情報を取り入れています。それを全て受け付けてしまうと脳がパンクしてしまうので、脳が必要だと思う情報だけを拾い、あとはスルーする仕組みが出来ています。
RASは脳に情報のフィルターをかけ、重要だと認識された情報のみを取り入れます。つまり、私たちが意識していることが、脳の注目を引くものなのです。
大事なことを意識する
大事なことであっても「必要だ」と脳が認識していなければ、情報は流れていってしまい、ヒントやチャンスをものにすることが出来ません。
意識をしっかりと向けることが不可欠です。日々、自分の目指す方向を意識し、常に新しい情報やチャンスを探求することで、脳はその必要性を認識し、サポートしてくれるのです。つまり、脳は私たちの最も強力な味方であり、問いかけの答えを教えてくれる先生でもあるのです。
夢・目標達成の「課題」を意識する。
夢や目標の達成には、それを実現するための課題を意識することが不可欠です。
ただ漠然とした望みや目標では、脳はそれを無視してしまいます。具体的な課題を書き出すことで、脳にその目標を意識させることができます。
脳は24時間365日、この課題に対して考え続け、ふとした瞬間に答えを導き出してくれます。閃くかもしれませんし、なんとなく立ち寄った本屋さんでヒントを見つけるかもしれません。仕事も同じ、課題をいつも問いかけていれば、脳は答えを出してくれます。
結果の違いは、脳への問いかけ方
また、失敗や困難に直面した場合、問いかけ方にも注意が必要です。脳は問いかけた通りに答えを出してきます。
例えば、勉強がうまくいかない場合、「なぜ勉強ができないのだろう?」と問えば、その答えは否定的なものになります。しかし、「なぜ勉強ができたのだろう?」と問えば、肯定的な理由が見つかります。
例えば「勉強の成績が悪い」「ダイエットが続かない」状態があるとします。
このときの問いかけかた次第で、答えが180℃変わってしまうのです。
実例
この問いかけに答えてみてください。
質問
「私はなぜ勉強が出来ないのだろう」
「私はなぜダイエットが続かないのだろう」と自分に問いかけてください。
すると
・勉強しないから ・遊んでばかりいるから ・すぐサボろうとするから
・意思が弱いから ・運動が苦手だから ・甘いものがすきだから
出来ないダメな理由ばかりをだしてきませんか?
では
質問
「私はなぜ勉強が出来たのだろう」
「私はなぜダイエットが出来たのだろう」と自分に問いかけてください。
すると
・時間を決めて机に向かったから ・苦手な教科を基礎からやったから
・少しずつでも甘いものを控えたから ・激しい運動からではなく簡単な運動から始めたから
このように、出来る理由をだしてきます。
問いかけは「出来る」を問う
つまり、脳は「出来ない理由」を問えば、「出来ない理由」をだし、ますます出来ない自分になっていきます。逆に「出来る理由を」を問えば「出来る理由」を答えてくれます。その出来る理由の通りに行動に移せばよいだけなのです。
追い込まれると、ついつい「なんで出来ないのか」と考えてしまいますが、そんなときこそ、「このピンチをどうやって超えることができたのか?」と問うてください。
脳が答えてくれるはずです。焦る時ほど、「このピンチをどうやって乗り越えることができたのか?」と問いかけることで、脳が解決策を提供してくれます。
また、この問いかけ方は子どもさんにも有効です。子供さんには責めるのではなく、成長の機会として、どうすればより良い結果が得られるかを一緒に考えることが大切です。
「なんで出来ないの?!」ではなく、「どうしたら出来るようになると思う?」と聞き方を変えてあげるだけで、出来なかった内容を「分析」して、どうしたら良くなるのかを考えます。「なんで出来ないの?!」と問うと、場合によっては責められていると感じてしまいます。そう捉えてしまうと、無意識に防衛本能がでてしまい、「言い訳」をしてしまうことがあります。是非、「出来る」問いかけをしてあげてください。
人生のビジョンも脳への問いかけ
そして、人生のビジョンについても同様です。漠然とした未来の夢ではなく、「この人生を何に使うのか?」と問いかけることで、自分の本当の望みや目標が見えてきます。
脳はその問いかけに答えることで、より良い未来への道筋を示してくれるはずです。
問いかけるときは、未来を見ている、成功しているイメージを持って、質の良い問いかけを心がけて下さいね。
まとめ
脳は常に私たちの問いかけに答えてくれる存在です。夢や目標を達成するためには、具体的な課題を意識し、自分に問いかけることが重要です。また、失敗や困難に直面した際は、「出来る」問いかけをすることで、脳が解決するための方法を答えてくれます。その回答の通りに行動するだけ。
そして、人生のビジョンについても、自分の望みや目標を明確に問いかけることで、より良い未来を築くことができる。