【最強BMP㉑】悪口や不平不満が脳に与える悪影響 褒めることで得られる驚きの効果
悪口や不平不満が脳に与える悪影響
プラス思考になるのを妨げる行為に「人の悪口を言う」「不平不満を言う」があります。悪口や不平不満は言わない方がよいと誰でも知っていますが、実際には難しいこともあります。
また、ガス抜きは必要ですし、「我慢して具合が悪くなるくらいなら、吐き出してしまえ!!」と思っているので、思いは聞きます!
しかし、思いのたけを口にだすのは1度だけです。
なぜ、1回だけなのか…
それは、「悪口」「不平不満」を繰り返すことでその考えを強化してしまうからです。
思いを強くする脳の仕組みは、インプットとアウトプットです。
学生の頃、暗記するために、書いて覚えて、声に出して読んで覚えていませんでしたか?これは、思いを強化するときの仕組みです。
その仕組みに沿ってしまうと、状況は変わらないのに、段々怒りが増してきます。そして、さらに繰り返してしまうと、自身のストレスがMAXになり、最後はコルチゾールというストレスホルモンが過剰に分泌され、自分が体調を崩す原因になってしまいます。
悪口もドーパミンを分泌させる
言わないほうがいいけど、言わずにはいられない。
「悪口を言うとすっきりする」という声をよく聞きます。
実は、悪口を言っているときにも快楽物質のドーパミンが分泌され、楽しいと感じるため言ってしまうのです。
しかし、実際は、悪口・愚痴不満が脳に悪影響を及ぼしているのです。
具体例:
飲み会での愚痴大会。多くの人が悪口や不満を言い合い「すっきりした」と感じます。しかし、その瞬間の快楽は、一時的なものであり、繰り返すと脳にダメージを与えてることになるのです。
脳は人称を認識しない
悪口を言うとき、脳は人称を認識せず、無意識下では自分が「バカだ」と言われたと認識します。常習的に使うと、自分の脳を傷つけ、イライラや環境への不満、自己肯定感の低下を招きます。悪口は相手の心だけでなく、自分の脳にも悪影響を及ぼします。
具体例:
「〇〇さんバカだよね」という発言。脳は自分に向けられた言葉として認識し、無意識に自分を傷つけます。
不満大敵
不平不満も、吐き出した瞬間はスッキリしますが、自分の耳でマイナスの言葉を聞き、自分の脳に不快な影響を与えます。これが思考をマイナスにし、ストレスホルモンのコルチゾールを分泌させます。特に夢・目標を達成したい人は、日常的に脳をプラスにする必要があるので不満を口にしてはいけません。
具体例:
職場での不満を口にすることで、知らず知らずのうちに自分のパフォーマンスを低下させているのです。
人称を認識しない仕組みをプラスに活用
この脳の仕組みは、悪いことばかりではありません。
使い方次第で、プラスの効果を得られます。それが「人をほめる」ことです。大人になってから「ほめられる」ということが少なくなってきますよね。でも、いつもほめられたい!!。
脳は人称を認識しない…
そうです!他人をほめまくるのです。
他人をほめると脳は自分がほめられたと錯覚して、脳によい脳内ホルモンを分泌させます。つまり、ほめることで、相手も自分も喜び、脳に良い影響を与えるのです。
褒めることは神経伝達物質を分泌させます。ドーパミンはモチベーションと快楽に関わり、オキシトシンはストレスを軽減し、幸福感を与えます。セロトニンは心と精神を安定させ、これらが脳内にプラスのデータを蓄積し、身体にも良い影響を与えます。
1日5回ほめるに挑戦しましょう!
具体例:
「〇〇さん、仕事が早くてすごいですね」「○○さん、素敵ですね」「優しいですね」「仕事できますよね」とほめることで、相手も自分も脳によい影響をあたえます。
コミュニケーションを円滑にする
ほめることは、お互いが喜ぶだけでなく、円滑なコミュニケーションをとるためにも有効です。ほめることは相手を認めたことになります。「認めてもらう」という気持ちは、モチベーションアップにもつながり、人間関係もうまくいきます。
まとめ
道徳的観点ではなく、悪口・不満を口にした際の脳への悪影響と、ほめた際の脳への良い影響を比べると、どちらが良いかは明白です。ぜひ一日5回以上、誰かをほめてください。あなたの脳も、相手の脳も快適になり、パフォーマンスが向上します。