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ともきんぐ
2022年11月6日 22:56
仮面舞踏会で俺は踊った。都会で皆と同じような服を着て、同じような行動をし、オフィス街に馴染んで動く。そんな俺が、あの南の島で過ごした数日は、物語の主役となり、踊り、物語を進めた。きっとそれはあの人も同じだったろう。お互い、島に訪れた日が同じだっただけの共通項で、惹かれ合い、屈託のない笑顔をむけ合い、そして当然のように体を重ねた。なのに、あの人の吐息、声、肌、それらに触れたはずな