【読書】ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来(上・下)

上巻が読みおわり、下巻を読み始めるのに約1年開いてしまいました。

理由は上巻で「結構お腹いっぱいになったから。」「『未来の話』というのにピンと来なかったから。」でした。

上巻は『サピエンス全史』の続きのような感じで、過去から現在に向けての歴史、思想『自由主義』について話が進んでいきます。『サピエンス全史』のようなインパクトには欠ける印象をうけました。

ただインパクトには欠けますが、内容は斬新で面白い。自分が知らない事実がどんどん出てくる。それはオカルト的な話ではなく、事実として。

下巻は『未来』について先にも書きましたが、未来予測的な内容は個人的にピンとこないので、「いつか読もう」と思い、時間が過ぎていきました。

ただ読み始めると、衝撃を受けました。

左右の脳についての話、サリーの実験の話、最終的に内容は一つの可能性としての未来ではありますが、その考えに辿りつくまでの証拠となる事実が衝撃的です。

『自由主義』の次の未来、『データ至上主義』。読んで感じたことは、既に世の中は『データ至上主義』に突入しているように思えました。「主義」とは言わなくても、それが当たり前の世の中になっていっている。無意識にそういう世の中になっていっている。そんな風に感じました。


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