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【Human編】ポエムフォリオ

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『ヒト』にまつわるポエムをまとめてみたよ❗️
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2022年2月の記事一覧

10歳の終活

10歳の終活

『い書』を書いて、学習机の引き出しにしまった。

もう『ひなたくん』には心がときめがなくなったけど、
さいごのお別れを言ってきた。もちろん、それと気付かれないように。

わたしは10年前にこの世界に生まれ落ちてきたらしいけれど、『わたし』はわたしの知らないところで『始まった』らしいけれど、わたしはわたしの思いとは関わりなくわたしを『続けていかなくちゃいけない』。

どこまでもどこまでも『続けていか

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幻日 Time

幻日 Time

日盛りの草原のただなかで、
1つのミームが形成された。

そのミームは、若く孤独だった。
『救い』という幻日の代わりに、仲間を求めた。

ミームは、
コトバを持たなかった。
ロジックを持たなかった。
レトリックを凝らした音楽だけを持っていた。

その音楽は新たな仲間に『救い』を与えた。
彼らにとって、それは真実めいていた。

結局のところ、彼らが本当に望んでいたことは、
『救い』ではなく、どんな意

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乗り過ごしTime

乗り過ごしTime

どこかへの旅行の帰り道、朝方、
バスに乗って、四国のどこかに帰っていった。

それは少し狭いマイクロバスだった。
四国の奥地に入るごとに、
乗客はまた1人減っていった。

気がつけば、そのマイクロバスに乗っていたのは
女の子と老人と、僕だけになっていた。

僕の家の前に着いたが、
隣の街の運動公園でテニスをしたかったので、
そのままバスに乗っていることにした。

眠った。長いあいだ眠った。

気が

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『魔弾』のある風景

『魔弾』のある風景

鉛玉が放たれた。
それは地を這う鳥にすら殆ど当たらなかった。
そのため射手たちは『魔弾』を望んだ。
そうして『弾丸』は創られた。

弾丸が放たれた。
それはオーストリアの王子様を撃ち抜いた。
それは何かの意思表示だった。
それは同時に侵略の口実となった。

弾丸が放たれた。
それも数多くの銃口から放たれた。
それは銃口を指揮する者の情熱だった。
その情熱は握り締められた何かを量産した。

弾丸が放

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