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レシピ通り作ってもおいしくならないよ?センスって何ですか?
レシピを見て、材料を計って、火加減を守って作っても、おいしく作れる人と、そうでない人がいる。場合によっては、レシピ不要、調味料は勘で入れるって人の料理のほうがおいしかったりする。
この違いを
料理のセンスがある、ない
という。
レシピどおり作ってもおいしくならないよ?
テレビや雑誌で紹介されたレシピ通りに調理したとする。
テレビや、雑誌上では、本当においしそうに仕上がっているのに
自宅のキッチンでは、なんかうまくいかない。。。
でも、よく考えてみたら当たり前のことです。
料理のおいしさを決めるのは、材料の配分だけではありません。
香ばしく焼けた表面だったり、水分量、素材に染み込んだ出汁の味
なども大きな要因となります。
でもレシピには、
醤油大匙1、砂糖小さじ1、塩少々、、、
(少々って何?どれくらい?)
肉をきつね色になるまで油で焼いて、
(油って、材料にないじゃん!きつね色って何色ですか?)
10~15分煮込んでください
(え、10分?15分?どっちですか?)
と不確定要素が多すぎるのです。
結局、レシピには、
自分の塩梅で調節してください。
適当な具合で火を止めてください。
お好みで足してください。
つまり、後はあなたのセンスにお任せします
と作り手任せなメッセージが暗に込められている。
家庭によって、火の強さも違うし、季節によって素材の質も異なるので記述できないというのはもっともですが。
「センス」って何?
では、センスとは何でしょうか。
結論から言うと、センスとは
物事の丁度良いタイミングや、場所を見つけることです。
料理のセンスを例にとってみれば、
塩を少々加えるとき、一つまみ入れるのか、大匙一杯いれるのか。
どのタイミングで、弱火にするのか。
ファッションセンスだったら、
自分の体と洋服がちょうどよくマッチングする色、丈、形を見つけること。
僕は絵描きじゃないけど、絵のセンスだって、
色、形、線を美しく見えるように配置していく作業なんじゃないかな。
つまり、世の中で使われる「センスがある人」とは、様々な場面、物事において、丁度良くバランスを保つところを見つけられる人ということになる。
「センス」はどうしたら磨けるの?
僕が考えるに、
センスは知識や経験に基づいて身に付きます。
決して、生まれつきもっている、天性や才能といわれるものではない。
先ほどの料理の例を考えてみると、
塩を入れる量は、多少料理をしている人なら、だれでも見当がつきます。
たとえば、パスタを一人前作っていて、
レシピに、塩で味を調えると書いてあれば
親指と人差し指でつまんだ量を加え、薄いなと思えば、もう一つまみといった具合に。さすがに、一気に大匙で足してくのは間違いだとわかります。
この場合センスのある人とない人の違いは、過去に料理をしたことがあるかにかかっています。特別な能力が必要なわけではなく、一度経験したことのある人なら、容易に理解できることです。
つまり、経験と知識がセンスを決めます。
ファッションであれば、
アイテムの由来や、丈感がみせる効果などの知識、経験、
絵画の世界では、技法や配色でしょうか。
センスは先生の教えてくれないところにある。
「お!センスいいねー!」
という言葉を聞くと、一見、センスは生まれつきの能力のようにかんじる。そして、何もしていないのに、自分にはファッションセンスはないだとか、絵心はないと感じてしまう。
でも、センスというものは、具体的に分解してみると、
学校の先生や、教科書、レシピでは教えてくれないけど、ちょっとした知識だったりする。
塩の加減だったり、洋服の起源だったり。
自分から積極的に経験したり、勉強することでいくらでもセンスは磨ける。
努力次第で、センスの良い人になれるのだ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。