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我が青春のドイッチュラント

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ドイツには8回行きましたが、特に心に残った出来事を記事にしました。
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記事一覧

我が青春のドイッチュラント  エピソード(1)霧の中を歩いた

旅の途中、ドイツの地図を見ていたら、中部に「ミュメンゼー」という名前を見つけた。テオドー…

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「我が青春のドイッチュラント」  エピソード(2)アンドレイ ひと握りの記憶

ドイツ南西部の街、シュツットガルトにいた。 世界初の歩行者天国だという大通りを歩いている…

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「我が青春のドイッチュラント」 エピソード(3)駅で寝た

乗り換えのハンブルク中央駅に辿り着いたとき、すでに夜の9時を過ぎていた。 ふと見ると、プラ…

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「我が青春のドイッチュラント」 エピソード(4) いちばん好きな街

ドイツの地図の真ん中辺りに、アイゼナッハという街がある。今までに8回ドイツに旅行し、その…

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「我が青春のドイッチュラント」 エピソード(5)ケルンは嫌なことばかり

大聖堂で有名なケルンでの出来事。 パン屋さんに並んでいた。私の番になったとき、後から来た…

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「我が青春のドイッチュラント」エピソード(6)小指の思い出

ドイツ南西部、バーデン=ヴュルテンベルク州の街、フロイデンシュタットに行ってみた。「歓び…

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「我が青春のドイッチュラント」(7) 空港で寝た

2001年のこと。シュヴァルツヴァルト(黒い森)地方のオッフェンブルクから列車に乗って、フランクフルト国際空港へ到着。日本へ飛ぶのは翌朝だったのだが、ホテル代がなくなったので、一日早く空港に来たのだった。 巨大な空港の一角に、ソファーがずらりと並んだ所があり、様々な国籍の人達が腰掛けたり、寝そべったりしていた。 明るくて、空調が効いていて、警官がパトロールしている。こんな安全な場所は他にないかも。私も仲間に加わった。 シリア人の中年男性はとびきり美しい奥さんを連れていて、