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自分の好きに正直になる

3ヶ月ほど前、10年ほど欲しかったミラーレスカメラを「えい」っと買った。特にきっかけがあったわけではないけれど、やりたいことをやらない理由はないし、もしそこに自分の可能性が眠っているのだとしたら、始めるのは早い方がいいに違いないと思ったから。
結果、やっぱり欲しいと思ったときに買えばよかったと後悔している。と同時に、やっぱり買ってよかったと心底思った。

まだまだカメラの使い方は試行錯誤の状態だけれど、写真を撮るのがとても楽しい。思い返せば、小学生(幼稚園?)のころ家にあったフィルムカメラをこっそり使って(もちろんすぐにバレるのだけれど)写真を撮っていた。大学生のころも、カメラに興味がありつつそのまま過ごしてしまった。
興味はずっとあったけれど、同時に写真への苦手意識もとても強くて自分から遠ざけていたような気もする。
本当は写真を撮られるのは嫌いじゃないけれど、自分の容姿にコンプレックスがあって避けがちになってしまうし、自分で撮った写真はどうしても下手に見えてしまって。
今の会社で、仕事として写真を撮られるようになって、(自分の容姿は好きになれないけれど)少しだけ楽しいかもと思えるようになったし、納得がいく写真が撮れるととてもうれしい。

もっといろんな写真を撮りたくなった結果、前より行動範囲が広がったし、フットワークも軽くなった気がする。
先日はお散歩してZINEをつくるワークショップに参加して、「自分の気になるもの」に素直にカメラを向けて共有できる、というのがなんだかとてもうれしかった。カメラを通して世界を見るだけで、普段気にも留めないようなものが気になってくるからおもしろい。そしてそれがお気に入りの一枚になったりするのだから、写真って不思議だ。

どこを切り取るかで、自分と他者の視点の違いが可視化されるのも興味深かった。純粋に、もっと「自分の写真」を追求してみたいと思った。

苦手、とか他者からの意見とかで自分から遠ざけていたものって実は結構ある気がするのだけど、そして今もまだシャッターを切るときにためらってしまう瞬間も多いのだけど。
「好き」に素直になることに誰かの許可なんて必要ないし、自分が楽しいことが一番大切な気がする。

「つくったもので人によろこんでもらうこと」、「自分の感性を生かすこと」がきっと自分の仕事で大切なことだと最近ひしひしと感じている。その方法がなんなのかわからない状態がずっと続いていて正直苦しいだけの毎日だけど、ちょっとずつ自分の「好き」に近づいていけたらいいな。

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az.
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