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映画「リメンバーミー」でミゲルがミュージシャンになる決意を固めるシーンの英語が面白い。

洋画や海外ドラマから学べる英語はたくさんありますが、映画「リメンバーミー」も例外ではありません。数多くの“使える”英語表現が多くのシーンに散りばめられています。

今回、紹介するセリフは、愛犬ダンテと一緒にデラクレスの動画を見た直後に、ミゲルがミュージシャンになる決意を固めるセリフです。

短いセリフですが、学べる表現がいろいろあります。

ミゲル: No more hiding, Dante.  I got to seize my moment.  I’m gonna play in Mariachi Plaza if it kills me.
( もう隠れないぞ。チャンスを掴む。何があっても広場で演奏する)

映画「リメンバーミー」


No more hiding, Dante.「もう隠れないぞ、ダンテ」

No more ...ing で「もう...することは(二度と)ない」という意味があります。

言い換えると、We don’t have to hide any more. ですが、No more hiding. の方がずっと簡潔で力強さがある表現なので、このミゲルのセリフとしてはピッタリだと思います。

私が一番心に残っているのは、No more Hiroshimas. (広島を二度と繰り返すな) です。原爆の恐ろしさを3語で見事に伝えています。...ing ではなく、Hiroshimas (複数形が普通) のように名詞が来ることもよくあります。

この no more ...ing を使った例文は次のとおりです。

Promise me no more lying. ( 私に嘘をつかないと約束して)

No more worrying.  You’ll be fine. ( もう心配しないで。大丈夫だから )

No more waiting. /  No more complaining.  /  No more crying. などさまざまなな表現が考えられます。

② I got to ...

これは、I have to ... ( ...しなければいけない)の口語表現で、映画やドラマでよく耳にしますが、あまり知られていないのではないでしょうか。 I got to seize my moment. (...しなきゃあ)みたいな砕けた表現です。

if it kills me「何があっても」

直訳は「もしそれが私を殺しても」で少し物騒な英語ですが、ストレートな表現で話者の決意がよく伝わってきます。

I’m gonna play in Mariachi Plaza if it kills me. の it は「 Mariachi Plaza で演奏すること」です。ミゲルの並々ならぬ決意が if it kills me なのです。

「何があっても」は、at any cost、come what may、no matter what などの英語でも表現できますが、今回の if it kills me も是非付け加えて下さい。

“I am going to master English, if it kills me.” ( 何があっても英語をマスターするぞ )

Thanks for reading my article.  See you soon!

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