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普通校と特別支援学校のやりがいの違い→「ドーパミン的やりがい」と「セロトニン的やりがい」だと感じたので言語化してみる。
タイトルにもある通り、普通校(小学校)と特別支援学校の両方で実際に働いてみて感じたこと、
それは…
![](https://assets.st-note.com/img/1714796636810-ABepuwZYw4.png?width=1200)
普通校には、ドーパミン的やりがい
特別支援校には、セロトニン的やりがい
があるということ。
・・・・・・・・・・・・・・・
は?
![](https://assets.st-note.com/img/1714797946628-rxaWAB0TCI.png?width=1200)
ですよね…
実際にXでポストしたところ、意味を分かってくれませんでした。
普通校も特別支援学校もやりがいはあるけど
— ポプコ先生🍿現役教諭 (@popcorn_teacher) April 27, 2024
普通校は、ドーパミン的やりがい
支援校は、セロトニン的やりがい
なのかなと思う。
何を言っているのか自分でもよくわからんけど、
よし、noteに言語化しよう。
ということで、noteに言語化してみることにしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1714798245289-sYZO3M4PdX.png?width=1200)
※本記事は小学校教諭・特別支援学校教諭のどちらも経験した著者による書きなぐり記事です。ご承知おきください。あなたの知見の広がりの一助になれば幸いです。
「ドーパミン的やりがい」と「セロトニン的やりがい」とは?
ポプコ先生のいうドーパミンとセロトニンを以下の本を参考に定義します。(かなりの良書です)
本書には、以下のように書かれています。
ドーパミン的幸福→成功・お金
セトロニン的幸福→心と体の健康
これを学校に置き換えてみると…
![](https://assets.st-note.com/img/1714799946594-rsVaZhn0n8.png?width=1200)
ドーパミン的やりがいは、子どもの成功や向上など
セロトニン的やりがいは、子どもの健康や生活など
これが、ポプコ先生のいう学校におけるドーパミン的やりがいとセロトニン的やりがいです。
普通校のやりがいはドーパミン的?
![](https://assets.st-note.com/img/1714802036255-VIBMWl9Liq.png)
普通校の子どもたちは、普通にできて当たり前!?
運動会も文化祭も校外学習も宿泊学習も…
それらはできて当たり前。
やるだけじゃダメで、指導する側はクオリティも求められる。
運動会なら表現運動
文化祭なら一致団結
校外学習では、何を学ぶか
宿泊学習では、仲間とのきずなを深める…などなど
普通校では、普通である以上を求められる。
子どもの成功・成長・向上…
より高くより素晴らしく、より完成度の高いものが求められる。
学校行事はもちろんのこと学習指導から生活指導、あらゆるものが子どもにも指導者にも求められている。
成功・成長・向上…これらが求められる。
学級、学年の一致団結。運動会の素晴らしい表現運動。文化祭の素晴らしい発表、厳かな雰囲気の卒業式…
それらは、とても素晴らしいものであると思う。
ここで以下の本の一部を引用。
ほとんどに人は、「幸せ」を「結果」として捉えていると思います。「仕事を頑張ると幸せになれる」といったように。あるいは、「頑張って、頑張って努力を続けていくと、いつか幸福というご褒美が手に入る」と考えているのではないでしょうか。努力の階段を昇っていくと、その頂上には「幸福」という楽園が広がっている。
~(中略)~
何か大きな目標を達成した時、大金を手に入れたとき、スポーツの大会で優勝した時、その瞬間はドーパミンが大量に分泌します。そのため「大きな幸福」は得られますが、それは永続的なものではありません。すぐに色あせてしまいます。
つまり、
学級、学年の一致団結。運動会の素晴らしい表現運動。文化祭の素晴らしい発表、厳かな雰囲気の卒業式…
これらは一瞬のやりがいであり、すぐに色あせてしまうやりがいなのです。
普通校のやりがいとは、努力して努力してやっと手に入れることのできる一瞬のやりがいなのです。
このやりがいは永続的なものではありません。
ドーパミン的やりがいでは、指導者もすぐに息切れしてしまうのではないでしょうか?
特別支援学校のやりがいはセロトニン的?
![](https://assets.st-note.com/img/1714802054115-DFEAxeAA2K.png)
特別支援学校のやりがいはどうでしょう?
ポプコ先生が思うに、特別支援学校のやりがいはセロトニン的です。
特別支援学校の児童生徒は、本当にそれぞれ全く異なって重大な課題を抱えて生きています。
生きること、今日の給食を食べること、トイレを上手にできること、自分で荷物の整理をすること、今日も学校に登校して友達に出会えたこと…
日々の何気ない出来事にすらやりがいを感じるものです。
もちろん学校行事もあります。
しかし、それらはひたすらに完成度の高さを求められるというよりは、子どもたちが参加できること、それ自体が素晴らしいことであるように感じるのです。
ここで以下の本から引用。
「セロトニン的幸福」は、実は至る所に存在します。ほとんどの人は、気付けていないのでもったいないのです。ですから、「気付く」ことを意識する。小さな幸せに「気付く」能力をトレーニングすることが大切です。
セロトニン的やりがいは、実は至る所にあります。(もちろん普通校にも)
しかし、よりセロトニン的やりがいを感じることができるのは、特別支援学校であると私は強く感じています。
そして、もちろん特別支援学校にはドーパミン的やりがいもあるはずなのです。(普通校に比べると感じずらいかもしれないが、)
「小さな幸福」に気づけない人は「大きな幸福」に気づけない。「別にそんな小さな幸福なんてどうでもいい。自分が欲しいのは、もっと大きな幸福なんだから」と考える人も多いでしょう。しかし、それは無理な話というもの。「小さな幸福」に気づけない人は、「大きな幸福」に気づけないからです。
たくさんのセロトニン的やりがいと一瞬のドーパミン的やりがい
この理想的なやりがいが特別支援学校にはあるのではないかと思います。
結論
![](https://assets.st-note.com/img/1714802828123-mOyIaFbHc6.png?width=1200)
実際に普通校と特別支援学校の両方に勤務してみて感じたこと
普通校は、ドーパミン的やりがい
支援校は、セロトニン的やりがい
ポプコ先生は、強くそう思いました。
そして、どちらが持続可能でより幸せに働けるかというと、
もちろんセロトニン的やりがいです。
ポプコ先生がおすすめする本は以下からどうぞ
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