突如、中学受験。②
我が家の末っ子兼長女(小6)の中学受験顛末記です。
世間一般でいうところの「中学受験」とは全く別のものなので、S〇PIXとか四△大塚とかは一切出てきませんw
「友達と同じじゃなきゃダメダメ病」発症。
風越学園のオンラインミーティング(学校説明会的なもの)の後、予想外に当の長女が「地元公立中学へ行きたい‼」と言い出しました。
以前(6月頃)、「こんな学校あるよ。面白そうじゃない?」と学園のホームページを見せた時は、校舎中心のオープンスペースに設えられた図書館に興奮し、ブログを読み漁り、生徒さんたちの日常を見てはすごい‼こんな学校あるんだ!と目をキラキラさせていた長女。
…あれはいったいなんだったんだい⁇⁇
話を聞いてみると「仲の良い友達がみんな地元の中学へ行くのに自分だけ別の学校へ行くのは嫌」。うーん…そうきたか。
きっとそれは「他の人と違うことをするのがなんだか怖い。」という感覚でもあり、勝手に妄想を膨らませて怯えているようにも見えました。
これは手強い。
根拠のない思い込みこそ、最も覆すことが難しい。
そこでステイホーム中で独り立ちを延期し自宅にいた長男(大学1年)が確かな説得力を持って母を援護してくれました。
とりあえず受けてみよう。
小学校までの友達関係は中学に入るとガラッと変わること、風越学園の方が学校の環境的にも集まる生徒達もずっと魅力的である(可能性が高い)こと、そこでも新しい友達が必ず出来て一生の友達になるかもしれないこと、そしてなによりまだ入れるかどうかも分からないこと(☜ここ一番大事w)…
中学受験も含め、ひと通りの進路選択を経験してきた長男の言葉はかなり響いたようで、『ひとまず受験だけはしてみよう。』というところに親子とも着地点を見出せました。もちろんこの長男からの説得だけではなく、4日間くらい?かけて、お互いのその時の気持ち・考えをシェアして次の日まで咀嚼して、またリフレッシュされた考えを話して…という作業を繰り返しての着地点です。
年齢がもっと低くて、親の意思ひとつでハイ‼こっち行くよ!と決められればこういうステップは要りませんが、それはそれで怖い選択でもあります。
母としてはめんどくさいな~と一瞬思ってしまったwのですが、12歳(しかも女子)相手だからこそのステップ、踏んで良かったと思います。
倍率とかそういうのわからないけど、狭き門になることは確実か…うーん
などと考えていると長女から、
「わたしだって風越学園が嫌なわけじゃない…(ノд-。)クスン」というお言葉。
ああ、そうだよね。本読むの大好きだし。玄関入っていきなり図書館なんて学校、魅力的に決まってる。
Web出願手続きと書類選考。
そんなわけで、なんとかかんとか出願&書類選考にこぎつけました。
書類選考はテーマに沿って保護者が文章を書く。というとってもシンプルなものですが、トータルするとなかなかの分量の課題です。
途中気づいたこと。
自分のこと。書けない…。
日々内省ばかりしているので「自分はこういう者です!」とじゃんじゃん書きまくれると思っていたのに、進まない進まない。
自分のことはわかっているのかもしれないけど、文章にまとめられない。
プライドが邪魔している?…いやいや。というよりぼんやりした「私像」しか書けない。
なんてこった。出願して試されているのは私ってこと?と今更気付くw
未だ、日によって気持ちが揺れ動いてはうにゃうにゃ言う長女と話をしながらなんとか書き上げ、出願サイトで「Enter」キーをそっと押したのは、出願期限最終日のお昼ごろでした。
③につづく。