『降り注ぐモノ…。』
生きていれば、
苦痛や悲しみは、
必ず自分の上にも降り注ぐ。
ただそれが、霧雨くらいなのか、
土砂降りなのかの違いによって、
生き方に大きな差が出る場合もある。
霧雨程度なら、さほど気にもせず、
傘がなくても歩いていける。
だけど、土砂降りだった場合、
大抵の人は、傘をさして行くか、
どこかで雨宿りをしてから、
また歩き出そうとするだろう。
でも、なかには、霧雨だろうが土砂降りだろうが、
そのまま特に気にもせず、
黙々と歩き続けられる人もいるのだ。
どんなにずぶ濡れになっても、
水滴1つはらわずに、
ただ前を見て歩くコトができる。
私は、そういう人間になりたいと思う。
自分の上に降り注ぐ、
苦痛や悲しみを直にうけ続けたとしても、
何事にも屈せずに前を見て、
自分の人生をブレズに歩いていける人間でいたい。
ずぶ濡れになったとしても、
いつかそれはカワクモノだと考えて、
自分の現状を常に冷静に見て、
次にすべきコトを迷わず決められる強さが欲しい。
今、私は霧雨の中だろうか?
それとも、土砂降りなのだろうか?
どちらにしても、私は傘なんて持ってないし、
雨宿りをする場所もないから、
とにかく歩き続けなくてはならない。
ずぶ濡れになったとしても、
今だけはとにかく歩き続けないと。
歩き続けた先に、きっと晴天が見えてくると、
自分と何かを信じて…。
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