nashi

はじめまして、コンニチハ、またはコンバンワ。仕事半分趣味半分で、ものかきしたり、写真を…

nashi

はじめまして、コンニチハ、またはコンバンワ。仕事半分趣味半分で、ものかきしたり、写真を撮ったり、主に自宅のパソコンの前で活動しています。どうぞよろしくお願いします。

マガジン

  • だから 僕らは ココにいる。

    どんな想いを胸に抱いて、ココから物語は始まっていったのでしょうか? そしてどんな理由があって、ココで物語りは終わっていったのでしょうか? 日常の中で起きている、ささいな出来事の数々。 それがいっぱい積み重なって、人生はできていくのです。 あなたの日常にも、本当は沢山の小さな物語があるのかもしれません。

最近の記事

福島の名物をどちらも食べたかったのです!

福島の名物をどちらも食べたかったのです!

マガジン

  • だから 僕らは ココにいる。
    10本

記事

    塩屋埼灯台。

    塩屋埼灯台。

    勇ましい!

    勇ましい!

    暗くなるまでまって。

    暗くなるまでまって。

    寒すぎて?

    寒すぎて?

    +3

    爬虫類はお好き?

    爬虫類はお好き?

    +3
    +3

    カメと白鳥の湖。

    カメと白鳥の湖。

    +3

    あかべこ

    あかべこ

    ふたりの翼。#003

    #003「恋人候補。」 さっきあまり気にしなかったが、対面式になっているキッチンのカウンターの上には、様々な種類のお酒が並んでいて、その一角にはカクテルを作る道具やお洒落なグラスも置かれていた。 私はカウンターの前に置いてある椅子に座ると、キッチンで何かを作り始めていた彼の方を見ながら、 「何作ってるの?」 と、まずは無難な質問をしてみた。 「簡単なおつまみ。少し小腹も空いてきたから、何かつまみながら飲んだ方がより酒も進むでしょ?」 そう彼は話すと、手際よくトマト

    ふたりの翼。#003

    秋なすと犬。

    秋なすと犬。

    ふたりの翼。#002

    #002「キュンキュンする恋がしてみたい。」 シャワーを浴びながら、今夜の出来事を振り返ってみると、急に何とも言えない恥ずかしさがこみ上げてきて、この後彼にどう接していけばいいのか、少々困惑している自分がいた。だけど、不思議と後悔するようなことはなく、社内で一番人気の彼と身体を重ねた事実に、少しだけ優越感さえ感じていた。きっとこんな気持ちを感じてしまう時点で、私は彼に対する“特別”な何かを抱き始めていたのかもしれない。 バスルームから出ると、リビングの方からお洒落なバーと

    ふたりの翼。#002

    ふたりの翼。#001

    #001「はじまりの夜。」 真っ暗な空間に、蛍のような小さな光が灯った。 彼がタバコに火をつけたのだ。 「まっ、愛する意味とか、愛される幸せとか、俺はよくわからないし…」 彼はそう言うと、天井に向かって、気だるそうにタバコの煙を吐き出した。 暗闇の中に白い煙がすっ…と、のみ込まれていく。 「つか、愛とか恋とかには、興味がないんだよね、基本。その時その時に、楽しめればそれでいいと思ってるから、長く同じものを維持するのが面倒なのかも…。なんて、こんな俺のコト、軽蔑しち

    ふたりの翼。#001

    ふたりの翼。#000

    #000「飛べない翼。」 人にはどうして翼がなくて、鳥のように自由に飛ぶことができないのだろう? 幼い時、そんなコトを考えながら、よく空を見上げていた。 でも、もし自分に翼があったとしても、飛び方がわからなければ、翼を持っている意味はないのかもしれない…。 大好きで大切なあの人の元に、いつでも自由に飛んでいけるコトができたら、もっときちんと愛を届けてあげられるのかな? もし、それができるのだとしたら、誰かこの翼での飛び方を教えてください。 果てしない孤独と悲しみに

    ふたりの翼。#000