すごく面白いわけじゃないけど、つい観ちゃう「モルカー」の魅力とは
というわけで「テディににんじんを食べさせて幸せにしたい」34です。
過去の記事をスキしていただいいた方、ありがとうございます。
今回は、たまには流行にのって話題の「モルカー」について書いてみようと思います。
まずは、モルカーについての公式の説明。
舞台はモルモットが車になった世界。
癒し系の車“モルカー”。くりっくりな目と大きな丸いお尻、トコトコ走る短い手足。常にとぼけた顔で走り回るモルカー。渋滞しても、前のモルモットのお尻を眺めているだけで癒されるし、ちょっとしたトラブルがあってもモフモフして可愛いから許せてしまう?!
クルマならではの様々なシチュエーションを中心に、癒しあり、友情あり、冒険あり、ハチャメチャアクションもありのモルだくさんアニメーション!
引用:PUI PUI モルカー 公式サイト INTRODUCTION より
今回、noteを書くにあたって、初めて公式サイトの紹介を読みました。
癒しでハチャメチャと、とても楽しそうな感じがしますね。
ここから、わたしのモルカーを観た感想と、モルカーの魅力を考えたので、書いていこうと思います。
観た感想 期待したより面白くはない
SNSでもすごく話題で、外国でも人気!
という評判を観てから観たので、1話、3話を観て期待していたほど面白さを感じなかったというのが正直なモルカーの感想でした。
そもそも、モルカーは子ども向けアニメなので、大人が観て面白いかどうか語るのはナンセンスなのかもですが。
じゃあ、モルカーはさほど面白くないから好きじゃないか、といえばそうでなく、私はモルカーが好きです。
では、モルカーの魅力とはなんなのか。私が思うモルカーの5つの魅力についていきます。
モルカーの魅力① 「大きな感情表現と繊細な表現」
モルカーの魅力として誰もがあげることに、「表情の豊かさ」があると思います。
大げさでわかりやすい動きはとても愛嬌がありますね。
わたしは、口をあんぐり開けた姿が可愛くて好きです。
ツイッターで少し調べてみましたが、「モルカーがきらい」と発言している人はほぼ観られませんでした。なんたる愛されキャラ。
モルカーは動きも表情もオーバーに作られていますが、鼻をひくつかせるなど「細かいモルモットの動き」がしっかりと取り入れられているのも注目点です。モルカーがもし立体の作品でなかったら、この細かさは表現しづらいか、もしくは埋もれがちになると思われます。
大きな動きと繊細な表現が組み合わさって「モルカー」というものを魅力的にしていると思います。
また街や重要な場面以外では人もかなり簡略化されており、よりモルカーに注目を向けやすく作られているように感じます。
この「モルカーという生き物としてキャラが立っている」状態は、次の魅力にも強い影響を与えています。
モルカーの魅力② 「推し要素」
モルカーには主メンバーがいて、それぞれに名前や個性が設定されているそうです。わたしは主メンバーの性格づけまでは知らなかったのですが。
引用:PUI PUI モルカー 公式サイト CHARACTER より
ぱっと見、このポテトが主役かなと思ったのですが、1〜5話までのモルカーでは、ポテト以外のモルカーが主役の話があります。(チョコはおそらく今後出るでしょう。)
この個々の主役回があることで、「ぱっと見は他の子がいいかなと思ったけど、この色のモルカーもかわいいな。」と思えるようになっています。
そしてその内、推しモルカーになり、公式サイトを観て、名前を覚え、
「なるほど、この性格だからこうするのか」などと考察が捗り、推しの幸せを願うようになるのです。
モルカー、なんておそろしい子!
また、色々なモルカーを登場させる、そのモルカーもきちんと動かすことで主キャラじゃないけど推し。の人たちもがっちりゲットしてます。
①でも述べたようにモルカーに集中できる世界作りができているんだなぁと感心します。
モルカーの魅力③ 「わたしにも描いたり、作ったりできそう!と思える」
これは、どちらかというと周りを観ていて思うのですが、モルカーはあまり複雑なデザインでないので、比較的描きやすい部類に入ると思います。
そうするとファンアートを描く人が増えて、そのファンアートを観た人が気になってモルカーを見る。もしくは観てないけど簡単だからモルカーを描いてみようかなと思う。と、モルカーのファンアートが増え、最終的にモルカーを見る人も増えるわけです。
また、今のお家時間という比較的暇な時間があることも「モルカーを作ってみたい」と思う気持ちにプラスに働いていると思います。
モルカーの魅力④ 「短い時間で見れる」
とある講義で聞いたのですが、
5分の説明動画だったら見る気はしないけれど、3分の説明動画だったら最後までみれる。
という人が多いそうです。
モルカーはだいたい3分以内ぐらいの長さなので、「話題だからちょっと観てみようかな」程度の軽い気持ち人でもサクッとみることができます。
モルカーの魅力⑤ 「懐かしさ」がある
日本人が印象派が好きなのは、そこに浮世絵の影響を観て「懐かしさ」を感じるからだと言われます。
ではモルカーの懐かしさとは
引用:「ニャッキ!」新作放送のお知らせ I.TOON より
引用:ロボットパルタ フェイスチェンジフィギア パルタ BANDAI
そう、「ニャッキ」や「ロボットパルタ」のようなストップモーションアニメです。
わたしはこの世代ですが、他にも「ピングー」「ウォレスとグルミット」名前がわからないけどきのこのやつとか、家カタツムリのやつ、などなど子供の時にストップモーションアニメに触れた人は多いと思います。
どれもちょっと毒があり、キャラクターが立っていて、ドタバタな展開の(もしくはおかしな)アニメではなかったでしょうか。
調べたら、ニャッキを作っている伊藤有壱さんは、モルカーの監督の見里 朝希さんの先生だそうですね。
それが関係しているかはわかりませんが、私たちは過去にストップモーションアニメーションを観てきているから、今こうして「モルカー」というアニメを受け入れて、価値を感じて楽しめるのだと思います。
あと、モルカーは「モルモット」である。というのも地味に懐かしさの原因ではないかと考えています。
子供向けでもある「ふれあい動物コーナー」にいるのは、うさぎ、やぎ、ひつじ、モルモットあたりが定番かと思いますが、その中でもっとも触れ合ったことのある、だっこできた動物は「モルモット」ではないでしょうか。
なので、モルカーでモルモットのPUIPUI声を聞いていると、
「モルモットってこんなんだった気がするなー」
と無意識に懐かしくなるのではないかなと思います。
まとめ
以上、モルカーの魅力についての考えでした。
他にも細かいところにネタがある。とか色々あると思いますし、人の数だけモルカーの魅力もきっとあると思います。
テディは幸せにしてあげてくれ〜。
記事も描いたので、わたしは羊毛フェルトでテディを作って、にんじんをあげたいと思います。その話はまたいずれ。