【ゆったりしたお金持ち-67】新しい発見が多い
マネー相談の合間の雑談中に、「毎日が同じことの繰り返しでつまらないが、どうしたら良いでしょう」と尋ねられたことがあります。
そのとき、ふと、ゆったりしたお金持ちからはこう意見は出ないなと思いました。
ゆったりしたお金持ちは、いつも忙しそうにしています。
それは、仕事や家事に追われている忙しさではなく、やりたいことや知りたいことがたくさんあって時間が足りない、という忙しさです。
そのため、忙しそうにはしているのですがとても楽しそうでもあります。
この差は何なのだろうと考えてみたところ、新しい発見があるかどうかの違いなのかもと思いました。
例えば、1つの情報を得たときに、さらに深堀りしてみたいと思えるかどうかです。
もっと単純なことで言うと、道端に咲いている花に純粋に興味を持てるかどうかなどもそうです。虹がきれいにかかっていても、きれいだと思わない人もいますし、虹に気付かない人もいます。
そういう意味では、視野の広い人は退屈しない生活を送っているような気がします。
仮に毎日同じ内容の仕事をしていたとしても、仕事仲間の顔ぶれが同じだったとしても、交わす言葉は異なりますし、昨日と同じということはありません。
大きな変化は無くても仕事を順調にこなすことができれば、それは自分だけの力ではないことに気付きますし、感謝も生まれます。
視野が広がると、ちょっとしたことにも目が行き、日々の生活の中で新しいラッキーを自分で見つけることができるのではないでしょうか。
そして、視野の広さはマネー戦略にもつながります。収入だけを気にする人より、収入と支出の両面で考えられる人のほうが健全なプランを立てることができます。
社会保険料や税金のことも加味して考えられる人のほうが、より細かなプランを立てることができます。
色々なことを深く考えるためには、視野を広くして新しい発見をすることも大切です。
アンテナを広げて、日頃の生活の中でちょっとしたことにも気を配るようになると、毎日の変化を感じることができ、退屈ではいられなくなるのでしょうね。